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片栗粉で拵えた葛餅(くずもち)風スイーツ

2013年07月20日 | 江戸飯
 葛餅は大好きなお菓子のひとつ。でもやはりお高いのが悩みの種です。そこで、なんちゃってですが片栗粉で作ってみました。それが、簡単簡単。水と片栗粉を鍋にかけて、トロトロになるまで中火で焦げないように煮詰めたら、容器に入れて冷やすだけ。
 黒蜜も、黒砂糖を煮詰めるだけですが、生憎我が家は三温糖。琥珀色の密になりました。食感は本物より腰がないですが、口に入れた感じの香りと言おうか、風味と言おうか…。似てます、本物と。




 ↑ラップを引いた容器で冷やし固めます。





 ↑当たり前ですが、蜜は冷やしたら固まるじゃん(笑)。砂糖控え目なので、葛餅のひんやり感を味わうのにぴったり。


 そもそも葛餅の発祥地は池上とされています。江戸時代創業の老舗・御三家は、「浅野屋」宝暦2年(1752)創業、「相模屋」享保年間(1716~1735年)創業、「池田屋」だそうで、現在も営業しています。池上本門寺の門前町で流行ったのでしょうね。
 そしてその名も、葛餅は葛餅でも、「久寿餅」。如何にも御利益がありそうです。
 江戸時代を通して一躍有名な和菓子屋となった文化2年(1805)創業の亀戸天神門前町「船橋屋」の葛餅も有名ですよね。子どもの頃は、田舎では手に入らなかったので、東京に行く度に、「船橋屋」の葛餅や芋羊羹、「虎屋」の栗羊羹を買い求めたものです。凄く贅沢な高級品でした。
 おかしな事に、子どもの頃は、羊羹が嫌いで食べられなかったのですが(今は大好物)、なぜか「船橋屋」の芋羊羹と「虎屋」の栗羊羹だけは好物でした。これって我が侭病ですか(笑)。


 本日のランチは、鮭弁当。玄米ご飯を詰め込んだので腹持ちが良いです。付け合わせはキンピラゴボウと、野菜の糠漬け。これ経木にでも包めば、まんま江戸飯。鮭が1切れ56円だったので、コストは80円くらいでしょうか。シンプルだけど当たり外れのない飽きのこない味です。






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