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ロールキャベツ/トロントにて

2014年10月30日 | 田舎生活の衣食住
 朝晩冷え込むようになりました。早くも綿入れを着込み、炬燵に入っています。今年は、布団のいらないヒーター炬燵が欲しくて(布団がいらないと部屋がすっきりするので)、ネットで調べてみたのですが、5から10度くらいまでの気温が限度で、それよりも寒くなると暖房効果は低く、ストーブなどと併用しないと過ごせないらしいので断念しました。
 布団レスで、石油ストーブ並みの暖かさを保てる炬燵、出来ないでしょうか?

 ロールキャベツ。珍しいでしょう! 自分でも意外です。ふいに食べてみても良いかな? 程度の思いです。滅多に拵えず、滅多に食べず、滅多に食べたくならない。我が家では、ロールキャベツってそんな位置づけです。
 どうにも挽肉が余り好ましくないのです。ハンバーグ然り。ハンバーグってそもそもはステーキの代用食だったと認識しています。言われてみれば、安い肉や切り落としをミンチにして玉ねぎで量増ししていますものね。    
 ですが、ふと思ったのは、ロールキャベツって野菜と肉が一緒に摂れるのですよね。ひとつでお菜として成り立つ。食べ辛いのが難と言えば難ですが、小振りなロールキャベツならそれも解消。
 コンソメやトマトソースで煮込むのが常ですが、出汁醤油で和風に仕上げてみました。




 昔、トロントを旅しました。何処だったのか、何と言う名前だったのか忘れてしまいましたが、郊外に日本で言う所の時代村がありました。結構な時間バスに揺られた記憶が有ります(行き先を告げておいて、降車停留所をドライバーに教えて貰ったくらい、分からない場所でした)。
 そこは、カナダ入植時を再現し、当時の姿の人々が当時の仕事をしています。そう、「大草原の小さな家」や「赤毛のアン」の世界観が広がり、ノスタルジックな気分に浸れました。楽しかった思い出です。
 日本でも外国でも歴史的建造物が好きなのです。
 その時のトロントでは、新聞王の住居後(観光用に開放されている)も訪いました。スタッフが案内してくれるのですが、折よく(悪くかな)私ひとり。マンツーマンの案内でした。
 アイロンや台所用品の使い方から、活版印刷まで説明されたのですが、何せ流暢な英語の前で全身を耳にしながらなので大層気疲れしたものです。
 そしてこちらは気遣いの日本人(笑)。質問もしなくては悪いしと、なけなしの英語で質問もしましたよ。
 ただ、ひとりだったので活版印刷の試し刷りも私の名前入りで作成してお土産に頂きました。それがふと出てきたので、トロントの思い出を書いてみました。
 その時、泊まったホテルが、チャーチ・ストリートにあったのですが、通り名を鮮明に覚えているのは、そこがゲイ・ストリートだったから(笑)。本当に、レイザーラモンRGみたいな姿の人がうようよ居ました。「すげー」とカルチャー・ショック。
 そんなゲイの方たちよりもカルチャー・ショックを受けたのは、酒類を販売している店がとても少ない事でした。少ないなんてもんじゃなく、スーパーでもコンビニでも売っているのはノンアルコールのビール止まりです。「何処で売っているのだ」と不思議でなりませんでしたが、町内に一軒程度の酒屋のみの販売でした。
 なので、風呂上がりにビールを飲みたいと思ったら、ゲイまみれになりながら店に行くしかなかったのです。
 どうしたかって? ゲイの中にちんちくりんな東洋人ひとり(私の事だけれど)で場違い感を全身で感じながら、飲んだビールの味は忘れません(笑)。現在は全くアルコールは嗜みませんので、今なら困る事も。ゲイまみれになる事もなく、クリーンなカナダに染まれるでしょう(笑)。
 そもそも、クリーンな国には余り気が乗らないらしく、それ以来カナダを訪った事もなく、シンガポールも合いませんでした。観光とビジネスが共存した雑多な町、ニューヨークや香港。褐色のイメージのある町、北京。そういった所が好みです。
 



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