去年の11月に四国と関西方面に行った旅行について、6回
に分けて報告しています。
3回目報告の行程は 高知市~馬路村~徳島市 になります。
高知市を出発して、馬路村に向かいました。
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大山岬にある道の駅で土佐湾を眺めながら休憩。
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国道を挟んだ斜面にはトランペットの花が咲いていました。
馬路村が近づくと、あちこちにユズの木を見かけるようになり
ました。
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馬路村は山に囲まれた村。人口1,000人位、村内に信号が無いの
には驚きでした。
特産物の「ごっくん馬路村」は年間生産量700万本だそうです。
ゆずの村で有名になりましたが、有名になるまで30年以上も地道
な売り込み活動があったようです。
話を聞かせてくれた村長さんは、「失敗しても最初にやること
が肝心」「失敗したことも(最初に取り組めば)投資になる」と
言っていました。
農家の高齢化が止まりませんが、交流人口が多いことで村が成
り立っているようです。
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ゆず関係商品の注文を受けるコールセンター
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個人のオーダーに応じて荷造りをして発送
確かに、立派な施設と農協にあったコールセンターは小さな村
にやや不釣合いに感じました。
村のお茶目な事業としては、特別村民制度があります。現在
3,000人以上、北海道も100人以上の人が登録しており、私も申請
用紙を記入したら、後日住民票が送られてきました。
住民になると、馬路村を再訪したときに、村長が一緒にゆずジ
ュースを飲んでくれるそうです。
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村おこしを上手にした馬路村ですが、今後は農業の担い手確保
が大変そうですね。
初めて知りましたが、ゆずの果汁は果実重量の15%位にしか
ならないようです。種がたくさん入ってるからで、売店にはその
種も販売していました(商売上手)。
馬路村からは宿泊先の徳島に向かいました。
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国道なのにどんどん細くなる道。ハンドルを握っていません
が、手に汗握り、時折右足が突っ張りました。
途中、東洋町で小学校の同級生tomoya君に会いました。
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面影はお互いに少し変わりましたが、声は記憶のままでし
た。ハウスを見せてもらい、お茶をご馳走になった上、お土
産までもらっちゃいました。
「頑張ってトマト作ってね! また遊びに行くぜー!」
秋の日没は早い。暗い夜道を徳島まで走り、晩は阿波尾鶏
の鍋でした。
そうそう、徳島のホテルでレンタカーから降ろした段ボー
ル箱を捨ててもらおうと、フロントの女性に「これ投げても
らっていいですか?」と言ってしまった。
キョトンとしているお姉さんを見て「やってしまった!」
と思いました。私、完全に北海道人になっています。
先日の朝は娘に「手袋履け」と言った時、「はて?、標準
語では何て言うんだったかなあ?」と本気で悩んでしまいま
したもんね。