たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VS動物園 第20節 徳山動物園戦

2017年05月04日 07時18分59秒 | クマと動物たち
緑の眼をしたあいつが
やばいよやばいよ・・・


4月29日(日)
久しぶりの徳山動物園です。
10時過ぎに家を出て高速で1時間弱、GW前半とあってかなりの混雑を予想しますが、比較的道は空いてます。
嫁を正門前に降ろし、あたしゃとりあえず15分程走った大通理の芝桜を見に行きます。
水田の畦に芝桜を植えてます。










結構、隙間というか発育不足の所も有るんですが、田舎のイベントとしては盛況で結構な賑わいです。




さて動物園に戻りますか・・・
12時50分頃に戻ってきましたが、動物園も家族連れなんかで結構な賑わいです。
入口から順に動物達をチェックしていきます。

ちょうど「マレーグマのぱくぱくタイム」が始まっており、嫁が張り付いていたので軽くパスして奥に進みます。
サル舎、カバ舎を過ぎるとキリンへ。
4月6日に生まれたばっかのお子様がお母さんと一緒にいます。


めっちゃカワイイです。
ちなみに現在名前募集中です。



さて、ゾウ展示場を過ぎ一端、自動販売機コーナーで水分補給をし、猛獣チームへ。
アムールトラのケンくんと子供たち2頭。
いっても「子供たち」と言うにはどおなんだろうと思う程、でかくなってます。

そしてライオン舎の前に行くとメスのシジミさんが語りかけます


ねえ、
お隣のアムールヒョウのベルくんが
なんかヤバそうなんだけど・・・




・・
・・・??
ど~~したん、ベルくん!!




一見して、ベルくん、なんか苦しそうです。



もともと19歳とお年寄りではあるんですが、息が弱々しいし、前回来たときより明らかに痩せてます。

飼育員も携帯片手にうろうろしており、なんかやばい空気です。



アムールヒョウはロシア南東部の森林に生息し、ヒョウの仲間では一番北に棲んでいます。
自然では70頭前後と言われており、当然、絶滅危惧種に指定されています。

今風に言えば
オスの数、『35頭』




も、 あながち間違いでは無い とのこと



日本には7つの動物園で合計13頭が飼われているようです。
ベルくんは1997年、ドイツベルリンの動物園で生まれ、翌年、広島市安佐動物公園にやってきました。
その後、繁殖に成功し「ピン」「ポン」「ダッシュ」等がいます。
その孫達を含め、ベル一族の血が濃くなり過ぎないために、繁殖は控えていたようです。
そして安佐動物公園のメスに新しいペアリングのために来ることから、ベルくんは2015年11月26日に徳山動物園にお引っ越し(ご隠居)となりました。
気がつけば、日本最高齢のアムールヒョウとなっています。

ベルくんはドイツ生まれだからって訳じゃないんですが、眼がとっても綺麗なライムグリーンです。



徳山の展示室は狭くて不自由ですが、余生を悠々自適に過ごしてもらいたいと常日頃から感じてます。



そんなベルくんですが、今日は力無く、苦しそうに唸っています。
たまに立ち上がるのですが、後ろ足が力が入らないようで、ふらついてます。
16時前には一端立ち上がったものの、転がり、のたうち回り、檻の側でうつぶせになり、とうとう動けなくなります。


見ればお腹が張ってるようにも見えます。


「徳山はゾウには手厚いが、他の大型動物には粗雑」
よく、常連さんが話しておられるのを聞きますが、まぁ、そんな感じです。

なにより、こんな状態なのに展示してるのにちょっと頭に来ています。

今月、アムールトラのウラル母さんが亡くなっており、ちょうど今日まで献花台を設置してるのですが、その扱いも「ぞんざい感」が否めません。
それは私だけではなく、猛獣舎の前で出会う多くの方も同様の意見です。
徳山動物園は嫌いではないのですが、私の中でその辺で大牟田市動物園と決定的な差が出ているのは確かです。


夕方いっぱいまで粘って観察し、園を後にしました。


残念ながら翌々日、息を引き取りました。




ベルくんには感謝の気持ちで一杯です。




が、あえて言いたい・・・

なんか、ごめんなさい
ベルくん
コメント
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