たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VSアマミノクロウサギ vol.3

2024年01月03日 23時02分36秒 | 自然観察のススメ

ジープに乗ってクロウサギツアー

 

集合場所に向かう途中、コンビニに飲み物でもと寄ってみます。

 

とりあえずホットコーヒーを買ってはみますが、気になる飲み物を発見です。

 

奄美大島のソウルドリンク「ミキ」

 

・・・誰!?それ・・・

 

気になってその場でググってみると、鹿児島県奄美群島および沖縄県で伝統的に作られる乳酸菌発酵飲料で、うるち米、摺り下ろしにした生のサツマイモ、砂糖を原料として用いる・・・とのこと。

 

ヤバイ雰囲気プンプンで、どうも触手が動きません。

ということで、ミキチャレンジは次回とし、コーヒーで暖を取りつつ車を走らせます。

 

18時45分

集合場所に到着です。

今回、お世話になるガイドサービスは「太古の森」さんです。

 

しばらくすると一台のジープが駐車場に入ってきます。

ええっ、ガチの三菱ジープです。

確かにサービスの説明では「4WDジープに乗って」と書いていましたが、ガチの三菱ジープとは思ってもみませんでした。

ガイドの渡辺さんによればジープは2台あって、大きい方が故障中なので6人乗りの小型のを使いますとのことです。

 

願ったり叶ったりです!!

 

何て言うか、こういう雰囲気って割と大事なんですよ。

快適だからと言って乗用車、それもコンパクトカーで夜の山道を巡るのはちょっと違う気がします。

ちなみにこの日のお客様は俺一人。

悪いな・・・と思いつつ、小さくガッツポーズです。

 

そんなこんなで19時15分、シープの後ろの席、自衛隊員みたいに横向きのロングシートに乗って、幌全開で夜の山道(林道)に突入です。

 

えっと・・・

ちょっと寒いです。

 

忘れていましたが、いくら南国、沖縄のちょっと北とは言え、「冬は冬」なのです。

ウインドブレーカー着てなかったらヤバいぐらいです。

 

林道の入口でガイドツアーのルールの説明です。

 

・林道に入るのは30分毎に1台(予約制)

・峠道のすれ違い方(上り優先)

・ガイド同行を推奨

・大声を出さない

・動物に触らない、エサを与えない

・懐中電灯は車で1個 等々・・・

 

いよいよ、林道に入っていきます。

5分も経たないうちに第1クロウサギ発見です。

 

岩場の影に隠れる姿がかわいいです。

 

しばらく登っていくと、小さめの猛禽類が木の上で休んでいます。

サシバかな?

 

しばらく観察しますが、動く気配がないので移動です。

その後はしばらくトゲネズミを見つけるも、「小さすぎて撮影できず」が続きます。

峠を越え、しばらくすると第2、第3クロウサギ発見です。

 

今回は間近でじっくり観察させてもらいます。

 

その後、ジャックと豆の木のモデルになったという「モダマ」の木を見て、今日の観察は終了です。

 

 

駐車場に戻り、車でホテルに向かいます。

ホテル到着は22時。

予想どおり外に飲みに出る元気もなく、ホテルの部屋で、ビールで打ち上げし就寝です。

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俺VSアマミノクロウサギ vol.1

2023年12月28日 19時56分52秒 | 自然観察のススメ

嫁の居ぬ間にクロウサギ?

 

11月某日

今年の「自然観察の旅」の締めをどうするか??

そんなことを考えていると、ふと奄美大島を思い出します。

奄美大島と言えば、かれこれ25年前、俺がスキューバーダイビングで初めて1人でツアーに行った島です。

その奄美大島にはアマミノクロウサギ、ケナガネズミ、トゲネズミ、イシカワガエル等々、魅惑の固有種や希少種が生息しています。

さらにナイトツアーと称する自然観察ツアーがあり、割と簡単に野生動物を見ることがでる・・・はずです。

 

これは、行かねば。

 

そこから企画1時間、基本計画2時間で旅の骨格を練り上げ、11月、12月の貯金と冬のボーナスを、ほぼ全額つぎ込んだツアーを検討します。

で、11月末の時点で、ご予算8万円・・・

鹿児島空港発のツアーで、交通費+ホテル+レンタカーが3万円ちょっと

鹿児島までの往復JR代が3万ちょっと

後は現地での費用が2万円弱・・・

ギリギリ、ガチのギリギリ何とか行けそうです。

ギリギリってことは、夕食の呑み会や豪華な昼食はなし。

基本、質素な食事と、できるだけ(有料の)観光は控える作戦で計画を整えます。

 

ええっ、ヒマな時間は海でも眺めている所存です。

 

で、決行は12月23日(土)、24日(日)・・・

「クリスマスの土日に奄美旅行に行く人、そんなに居らんやろ」とのことで、1泊2日の弾丸ツアーが決定です。

 

12月23日(土)

新山口駅を07時13分発のさくらに乗り込み、一路、鹿児島中央駅を目指します。

 

朝食はコンビニのパンとコーヒー。

 

久々の貧乏旅行です。

なぜか昨晩、緊張して寝られなかったので、新幹線の車内で朝食後は新下関駅~川内駅を過ぎるまで、爆睡です。

09時34分に鹿児島中央駅に到着です。

到着時にふと見れば、同じ車両に3人ぐらいしか乗っていません。

改札を抜け、鹿児島空港行きのリムジンバス乗り場に向かいます。

09時55分のバスで鹿児島空港までは約40分です。

 

鹿児島空港でチェックイン作業を済ませ、おみやげ品売り場を放浪します。

なんだか人だかりがしてるなと思い行ってみると、3Dフォログラムのクリスマスツリーです。

おおおっ・・・

 

しばし鑑賞し、手荷物検査を終え待合ブースに入っておきます。

今回利用するのは11時45分発のJAL3729便です。

 

一応ジェットですね・・・小さいけど。

11時40分に乗り込みますが、予想の1/4位の搭乗率で、スッカスカです。

ここでも、離陸してから10分ほどで爆睡体制に入り30分程記憶がぶっ飛びます。

 

奄美空港には定刻より若干早い12時40分に到着です。

パック料金に含まれるレンタカー屋さんは13時30分借受なので、しばし空港で時間を調整します。

 

レンタカー屋さんは空港のすぐ前です。

送迎のマイクロバスもありますが、「歩いて行った方が早いんじゃね?」ということで歩いて店舗に向かいます。

 

レンタカーを借りたら昼食に向かいましょう。

向かうは「みなとや」さん

なんでも鶏飯(けいはん)の発祥のお店とか。

 

昭和21年。

ここ、「みなとや」が旅館を開業するにあたり、館主がふるさと料理をアレンジして開発した料理が今の鶏飯です。

鶏飯(けいはん)とは、奄美大島で食べられている郷土料理で、白飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けものなどの具材と葱、きざみ海苔、陳皮などの薬味をのせ、丸鶏から取った出汁をかけて食べる、一種の出汁茶漬料理です。

 

昭和43年4月、現在の上皇さまご夫妻(当時は皇太子殿下・妃殿下)がご来島された際、奄美を代表するお食事として「みなとや」の鶏飯が提供され、上皇さまご夫妻がおかわりをしたとのことです。

 

現在、龍郷町にある「ひさ倉」というお店がガイドブック等では有名となりましたが、今回は「元祖」を食べてみようとこちらの店を選んでみました。

 

超狭い駐車場に何とか駐車をし、店内に入ると店員から「けいはんですよね」と決め打ちをくらいます。

 

もちろん!!

 

待つこと5分、やってきました俺の鶏飯。

 

先述の「ひさ倉」を含め、みなとや以外にも鶏飯を出す店は多数あり、それぞれ味が違って面白いのですが、こちらも甘みがある透き通った出汁で、めっちゃ美味しいです。

 

ご飯、出汁のお代わりは有料のようですが、お代わりしなくとも十分なボリュームで大変満足です。

 

 

ただ・・・

冷静に考えると、鶏飯(=出汁茶漬け)で1,500円ってのは、ちょっと高いかもです。

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ショウドウツバメのねぐら入りを観に行った件

2023年10月18日 06時43分13秒 | 自然観察のススメ

今年も大乱舞!!

 

10月14日(土)

釣りから帰った15時30分

とりあえず外に干してあった洗濯物を取り込み、きらら浜自然観察公園に向かいます。

今日は、先週予定されており、ショウドウツバメの集まりが今一だったことから1週間延期された「ショウドウツバメのねぐら入り観察会」です。

ショウドウツバメは小型のツバメで全長は13cm、尾羽が短いのが特徴です。

飛んでいるところを見ると、小さいというか丸っこいというか・・・

 

このショウドウツバメが何千羽と集まり、併せてツバメ、スズメ、そしてそれを狙うハヤブサ等々、一堂に会す楽しいイベントなのです。

 

17時、子供を含め約20名の参加者がきらら浜自然観察公園ビジターハウスに集まります。

双眼鏡を借受け、一通りの説明を受け、早速現地へ赴きます。

 

折しも、スズメは既にねぐらの葦原に降り立ち、次にツバメの小規模な群れが集まりつつあります。

待つことしばし・・・

 

ショウドウツバメがあちこちから集まって群れになっていきます。

小規模の群れが集まってきては、大きな群れに合流していきます。

しばらく旋回しては、どこかに消える、を幾度か繰り返します。

日も沈み、薄暗くなったころ

最終的には「過去最高」に集まって、低空を飛び回ります。

 

これは圧巻

 

しばらく見とれております。

ショウドウツバメのねぐら入り2023

 

やがて日没が進み、暗くなる中、一斉に葦の中に身を隠し、あれほど飛び回っていた鳥たちが居なくなり、イベントは終了です。

 

帰宅途中、秋の気配を感じつつカキフライ定食を食べて、帰宅します。

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2023年ツシマヤマネコを探す旅vol.5

2023年08月26日 05時55分43秒 | 自然観察のススメ

郷土料理と脱臭炭づくり

 

さて昼食です。

ステーションからさして遠くない「らん亭」という、うどん屋で昼食です。

こちらで頂くのは「六兵衛」という郷土料理です。

江戸時代から伝わる郷土料理らしく、地区により多少調理方法に違いはあるようですが、概ねさつまいもから作った粉をこねて、うどん状にして、つゆに入れた料理のようです。

さらに詳しく聞くと、サツマイモの団子から、でんぷんのみを煮出して・・・

とか、どんだけ手間がかかってんねん!と言いたくなる料理です。

 

雰囲気としてはタピオカですかね。

 

ガイドさん曰く、甘くすればスイーツにもなるとか。

如何なものかと待っていたら、何となく黒い「うどん」っぽい麺(?)がスープの中に入っています。

 

 

それでは実食

 

触感としては、やはり、うどんの様なタピオカの様な・・・

不思議な触感ではありますが、美味しいです。

 

あっ、スマホとカメラを車に置きっぱなしなので、写真はありません。

 

続いて、最後のプログラムの「やまねこ脱臭炭作り」です。

脱臭炭を作るのではなく、できた脱臭炭の袋詰め作業を手伝います。

とは言いつつ、炭焼き窯もしっかり見せていただきます。

 

で、袋詰めのお手伝い。

「手作りの宿」の内山さんに教えていただき、炭の袋詰めを行います。

始めは慣れなくて、まごまごしていますが、2つ作れば慣れてきて、3つ目は先の半分のスピードで完成です。

 

 

そして、2号機、3号機をお土産に購入しておきます。

あっ、1つ300円ね。

 

さて空港に向かいます。

空港のおみやげ屋でステッカーと紅茶をお土産に購入し、帰りも件のプロペラ機ですが、乗り込んで離陸直後には寝込んでしまい、気が付けば最終着陸態勢の時です。

 

 

にしてもプロペラ機には男のロマンを感じますな、はい・・・

 

 

福岡空港に無事着陸しましたが、何となく15分程遅延しています。

故にダッシュで博多駅に向かうこととします。

博多の街や駅に特に用事もないので、福岡空港駅から再び地下鉄、新幹線を乗り継ぎ、17時過ぎには新山口駅に到着です。

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2023年ツシマヤマネコを探す旅vol.4

2023年08月25日 04時24分28秒 | 自然観察のススメ

ツシマヤマネコを見る

最後のチャンス

 

8月20日(日)

今日もいい天気です。

6時15分に目覚ましをかけてはいたのですが、それより早く目を覚まします。

朝食を7時30分にお願いしているので、それまでの1時間30分で、近所の田んぼの周辺を徒歩で探索してみます。

家を出た瞬間に第1イエネコ発見です。

 

ここの家のネコだそうで、かわいく挨拶してくれます。

 

田んぼ散策に出て20分

畦道に茶色い塊を発見です。

「こいつはもらった!!」

カメラを構えた瞬間、茶色い塊は空に飛びあがります。

 

残念!!

トビでした!!

 

田んぼの向こうを見渡せば、他のグループも朝のお散歩を楽しんでいるご様子です。

 

結局ツシマヤマネコは発見できず、朝の散策は終了です。

 

7時20分に朝食です。

民泊らしい、美味しい家庭料理です。

 

8時20分のピックアップまで少し時間があったので、工房の作品を見せていただきます。

 

オシャレなサラダボールとかあったのですが、持って帰るの大変そうということで、今回は購入を控えさせていただきます。

8時20分にガイドさんにピックアップされ、今日の第1目的地、「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」に向かいます。

 

 

向かいますと言いつつ、順化ステーションは島の南側、ざっと2時間程の行程があります。

途中の休憩を挟みつつ、11時前に施設に到着です。

このステーションは、島外の動物園で生まれたヤマネコが対馬の自然の中で生きていける(野生復帰できる)ように訓練をする施設です。

島内の野生のヤマネコを保護するのと同時に、必要に応じて島外の動物園で生まれたヤマネコを自然に返すことを目的としています。

平成24年度から整備し、平成26年に完成した比較的新しい施設です。

 

昨日の対馬野生生物保護センターの時に、ここがヤマネコを飼育している施設で訪れれていない最後の1箇所との説明をしましたが、実は「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」にもツシマヤマネコはいます。

いますが、完全非公開施設なので会うことができません。

 

だがしかし・・・

 

今回は、特別に施設内の飼育場内を見ることができるそうです。

 

皆さん、ちょっと興奮!!

 

ただ内部の写真、現地で聞いたお話の内容、見せて頂いた動画等は「公表禁止」とのことですので、諸々内容については割愛させていただきます。

 

 

 

ご興味のある方は来年度の「ツシマヤマネコニャイトツアー」に、是非お申し込みください。

手間暇と少しの課金は、十分に報われると確信しております。

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