たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

夏合宿in「白い女王様」 納涼!!仙丈ヶ岳番外編

2012年07月31日 00時01分33秒 | 山の上
山ではよくある話らしいのですが・・・


仙丈ヶ岳からの下り道、雨の降る樹林帯の中、ソロで北沢峠に向かう途中のこと。

前方約50mには先ほど追い越していった男女のペアーが歩いています。
やがて道はつづら折りになり、急坂をジグザグに下りていきます。

つづら折りのターンの時、ふと気づくと先に歩いているペアーの手前(つまり、私と先行者の間)に、ソロの女性が登ってきています。
黒いウエアーでグレーか黒の帽子をかぶり、ちょうど一段下のコーナーからこちらを見あげており、目があったんです。

次のコーナーで交わそう・・・

そう思って次のコーナーに差し掛かり、そこから先ほど女性がいた所まで見渡せるんですが・・・


いない・・・


参考図です

目が合ったのがA地点、B地点まで移動したときには、いなかった・・・



瞬時に3つの仮説を考えつきます。
1 初めて見えた所から、今の位置の間、約30mの間に滑落した。
2 登ってきたと思ったのは勘違いで、降りていった
3 見間違い、または勘違い


その他に「霊」という説もあるんですが・・・



まず、あそこまではっきり姿、服装、そして顔まで見てるのに見間違いは無いやろっ
そして滑落したら下を歩いてるペアーが気付くやろ
降りるってのもあり得ない。今現在、先のペアまで見渡せるし・・


やっぱり、霊か??




10秒ほど考え


まっ、いっか!!



再び北沢峠への下りを急ぎます。



山ではよくある話なんだし・・・ 
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夏合宿in「白い女王様」 vol.6

2012年07月30日 00時00分00秒 | 山の上
早起きして早太郎の墓参り


7月23日(月)
昨日、早々と寝たので4時過ぎには目が覚めます。
お風呂は5時からってことで、しばしテレビでも見ながら過ごします。

5時になると同時に大浴場に行ってみると、貸し切り・・・
人工温泉でも、ありがたいっす。

7時に朝食バイキングを「たらふく」食べた後、駐車場で荷物の整理(雨で濡れた機材を広げ、車内で乾かす気、満々)します。

午前中チョット観光して帰ろうと思うのですが、足腰が思いの外「イッてる」 ので木曽駒ヶ岳や上高地、乗鞍岳等は行けそうにありません。
んじゃ、2年前に行ったことのある「光前寺」にでも、と言うことで8時前にホテルをチェックアウトします。

ホテルから光前寺までは20分程。
一番乗りかと思いきや、結構、観光客が来られてました。

前回、来たときは秋だったので、参道のヒカリゴケは見られませんでしたが、今回は見られそうです。
でも、どれがヒカリゴケか判らず、とりあえず写真だけ撮っておきます。
(後に、全然違うコケと判明したため、写真割愛・・・)

光前寺には「早太郎伝説」ってのがあります。
要は「光前寺」に飼われていた、めっちゃ強い犬が妖怪を倒したが、その戦いで負った傷により死んでしまったので、この地に弔った・・・的な。
お墓が今も残っており、墓前には犬の像が・・・小さっ


きれいな参道を散策した後、お土産屋さんでお土産を仕入れ、時間があるので駒ヶ根高原を車で軽く回り、それでもすることが無いってことで、このまま高速に乗り、帰ることにします。

帰りはほぼ、オートクルーズを90km/hにセットし、のんびりと自宅に向かいます。
途中、たっぷりと休憩を取りつつ5時過ぎに自宅に到着です。

天候に恵まれなかった今回の山行ですが、それでも楽しい休暇を過ごさせてもらいました。
次回の遠征は・・・まだ決まってません。
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夏合宿in「白い女王様」 vol.5

2012年07月29日 18時50分55秒 | 山の上
リアルらいちゃんは、短足でちょこちょこ歩き、めっちゃ可愛い♪
そして以外に速い!!




山頂は思いの外、人が多く、落ち着かないので少し下ったところの広場で昼食を取ります。
下りはカールを1周するように別リートを楽しもうかと思います。



見えないけど・・・



今回のお昼メニューは
1 カップヌードルカレー味
2 いなり寿司
3 バナナ×1本

※今回はポテチはありません


さて、昼食も終わり、現在11時30分
帰りのバスは16時の予定なのですが、スムーズに行けば15時の臨時バスに間に合うかも。
まぁ、15時に間に合わなくても、特に支障はないんですが・・・

まぁ、どうせ見えないし、午後から雨って言ってたし、降りますか~
と言うわけで11時30分、下山開始


10分ほど下った崖の上で、ライチョウ発見

こっちがメス

こっちがオス

夫婦で岩の上をちょこちょこ歩く姿がめっちゃ可愛いです。


そこから5分ほど下ったら、ガスの中から仙丈小屋が現れます。
ちょっと立ち止まって休んだら、北沢峠への下りを急ぎます。

この辺りから小雨がいよいよ本降りに。
12時過ぎに覚悟を決めてレインスーツを着込みます。
いや、別に良いんですよ、自分は濡れても・・・
でも、すれ違う人から、 「寒くないですか?」とか「着た方が良いですよ・・・」とか言われるので・・・

そう言えば、いつだったか北海道のトムラウシで遭難した方々は雨で濡れ、風に吹かれて低体温症になり動けなくなったのが原因だとか。
基本は「濡れる前に着る」でしょうが、既に汗でビッチョビチョの状態で、カッパ着ようが着まいが大勢に影響は無いんです・・・

中盤から岩峰以外はダブルストックを使って来たんですが、樹林帯の中の下りでは意外とじゃまになるので早々とザックに収納します。
雨はいよいよ強くなり、登山道を川の様に滝の様に流れていきます。
馬の背ヒュッテ(山小屋)を過ぎ、藪沢を渡って、トラバース道を五合目へ向かいます。
ここで、久々の雪渓・・・
昨年の立山では、転けてもシャレで済んでましたが、ココはやばそう。
慎重に渡りきります。

そうそう、下りは雨が降ってたので、カメラはバッグの中にしまったので、写真、ありません


この辺ですれ違う登山客から

「馬の背ヒュッテはどれぐらいですか?」

としきりに聞かれます。

後15分とか30分で着ける方々には、笑顔で「もう少し、がんばって下さい」と返せるのですが


中には5合目過ぎたところで、聞かれたときには、 「後1時間以上かかるかも~」
としか答えようがありません・・・
雨の中、おばちゃん達の絶望的な目が印象深いです・・・


土砂降りの中、五合目から一気に高度を落として行き、14時15分、北沢峠に到着です。
ちょうど臨時バスが出ると言うことで14時25分発のバスに最後の1人で乗り込みます。


帰りのバスも運転手さんのサービストークで楽しませてもらいました。
仙流荘前バス停には15時10分頃に到着です。バス停でお土産のワッペンを購入し、車で機材を解除、服を着替えて伊那市に向かいます。


その前に行ってみたいところがあります。
テレビなんかで取り上げられたことがある 「分杭峠」 が近くにあります。
「ゼロ磁場」としてパワースポットになっている分杭峠には、シャトルバスで向かうのですが、バス乗り場で聞いたところ、残念ながら最終便は出た後とのこと。
でも、峠は駐車はできないけど通るだけなら行けるよ、と教えてもらい、そのまま向かうことにします。

山道を進むこと約10分、ああっ、有りました。


とりあえず看板の撮影だけして、今日の宿へ向かいます。
今日の宿はホテルルートイン コート伊那

朝食が付いていて、大浴場があって、後は寝れればOK
スマホから予約完了です。

部屋のシャワーでさっぱりした後は、食事に行くことに。
通常でしたら近くの居酒屋にでも行って、「一人反省会」を行うんですが、足腰にけっこう来ているので、夕食は「近くでいいやっ」ってことで、ホテルから歩いて2分の「すき屋」で済ませます。



今日の打上メニュー
1 ニンニク牛丼大盛り
2 豚汁+お漬け物
3 ビール
4 紅ショウガ(無料)




結構イケルぜ! すき屋飲み♪

お風呂は明日の朝はいるとして、とりあえず20時過ぎから爆睡モードに入ります。

(いよいよ最終日 vol.6へ)
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夏合宿in「白い女王様」 vol.4

2012年07月28日 08時18分59秒 | 山の上
昨今のデジカメによる「奇跡の一枚」

ここからは結構のんびりペースです。
言っても3,000mクラスの山ですので、無理すれば高山病のリスクもあるのです。
日頃の運動不足をそんな言い訳で処理しつつ、山頂を目指します。

小仙丈ヶ岳から一ピーク登り切ったら、少し傾斜が緩くなります。
周りの高山植物のお花畑を楽しみながら進むと、前方に急坂が見えてきます。

どおやらここを登れば頂上です。


真っ白の中に突如として現れたゴールに、 テンションMAXです。


そのテンション、鬼束ち○ろのツイッター並み!!
「イエェェェェェェェェエ!!!」



でも・・・


真っ白なんです


「ディラックの海」に落とされた感じの中


最後の坂を上り切り


10時59分


仙丈ヶ岳登頂






頂上ではお約束の写真撮影です。

カメラ片手で「自我撮り」をしていたら、側におったおじちゃんが、
「シャッター切ったろ」と申し出てくれました。


そして撮ってもらった写真が、これだ!!





(ワン・ツー・スリー♪)


↓↓↓↓↓










そんなに性能が良いとは言えませんよ、このカメラ。

でもね、何処にもピント有ってない奇跡の一枚を、 「ここ一番の思い出の地」 でお目に掛かろうとは・・・

(まだまだ続く vol.5へ)
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夏合宿in「白い女王様」 vol.3

2012年07月27日 06時36分05秒 | 山の上
女王様は白いベールに包まれていた

7月22日(日)
目が覚めると、雨は止んでおり、晴れ間はないものの明るい朝を迎えることができました。

山を見上げれば白いガスの中・・・
もしかしたら山頂は雲の上??
一瞬ためらいましたが、予定通り、仙丈ヶ岳を目指すことにします。
朝食を食べ、トイレを済ませて身支度をします。

5時前なのに既にバス停前には待っている人がいます。

どおやら南アルプス林道バスはお客さんがある程度集まれば、臨時でバスを出してくれるとか。
この日も6時5分の定刻より20分早く、第1便を出してくれました。



ガスの中を進むバスに揺られること約45分

途中、運転手さんが咲いている花や登山道の案内などをしてくれます。
登山道の起点になっている北沢峠には6時40分に到着です。

ここで再度トイレを済ませ、6時45分、いよいよ登頂を開始します。

くらいむ・おんっ!!


序盤は森の中の緩やかな登りを進みます。
すぐに1合目の看板が目につきます。
そこから少し下って、再度、樹林帯の中の登りです。
二合目、三合目の看板もすぐに通過します。

まっ、展望も無いし、花も少ないので、歩きに集中しているってことで、順調な感じです。
だいたい45分に1回、小休止を挟みながら登ることしばし、8時20分に五合目の大滝頭(おおたきのかしら)に到着です。
ここから尾根コースと沢コースに分かれるんですが、今回は尾根コースを選択です。
8時30に大滝頭を出発し、しばらく歩くと樹林帯を抜け展望が開けてきます。

が、周りはすっかりガスの中で、真っ白です。

ちょっと先の道しか見えず、ゴールが見えない所なんか、「今やってる仕事」と同じ感じです。

ハイマツ帯に差しかかると、ちらほらと高山植物が見られます。


っていうか、そんな植物を見つけないと、山頂に向かうテンションを保てません。
9時35分、5合目を出発して1時間ちょいで小仙丈岳(2,855m)に到着です。

きっと晴れてたら良い展望なんだろうな~~

依然、周りは真っ白です。

時折、霧が晴れると前方にうっすら山頂付近の山陰が見られます。





「ラピュタは本当にあったんだ!!」


そう叫びたくなるような風景の中、小仙丈ヶ岳でしばしの休憩です。


しばらく休んでいると、前方、これから行く方向で笛の音が・・・
岐阜から来られているソロの男性や山梨のご夫婦も気がついたみたいで、聞くとこの先に少し険しい岩陵帯が有るそうなので、そこで滑落でもあったかな??とのこと
一瞬、周りに緊張が走り、その場にいた皆さんが無言で立ち上がり、山頂方面に向かって歩き出します。
怪我人が居たら、 「よく頑張った!!」 とか声を掛ければいいのか?


小仙丈ヶ岳から、険しい岩を降りていきましたが、遭難者らしい方は見あたりません。
「あ~~良かった」と安心しつつ、そのまま山頂に向けて歩き出します。

(vol.4へ続く)
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