たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

3連休で「ゆりちゃん」に逢いに行く(vol.7)

2016年07月30日 06時52分16秒 | クマと動物たち
歩く姿は百合の花

7月18日(月)


今日は「海の日」なんですが、山とも町とも言えない、微妙な所にいます。
今日は・・・いえ、今日も須坂市動物園に行きます。
昨日の滝のリベンジも考えましたが、戸隠でのトレラン(?)が足腰に来てましたので、山は遠慮しておきます。

7時前からホテルのバイキングで朝食
昨日、あれ程苦しめられた長野の郷土料理群が、なにげにちゃっかり揃ってます。

9時の須坂市動物園オープンに間に合うようにホテルを出発します。
で、8時45分に無事到着。ベンチで開園を待ちます。



ここで、改めて今回の旅のメインの目的をご紹介です。


長野県長野市のお隣、須坂市に「須坂市動物園」というのがありまして。
そこに「ゆり」という名のニホンカモシカがおります。
実はこのニホンカモシカ、事故で足を骨折した状態で保護されましす。
検査の結果、左前足を切断せざるを得なくなってしまいます。
3本足となった「ゆり」ですが、元気に回復して、動物園に保護され8年目の今でも、残る3本の足で力強く歩いています。
走ることもできるようですよ。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
力強く立っている、そんな姿からついた名前が「ゆり」になります。


なんか愛情あふれる名前に涙が出てきます


で、その「ゆりちゃん」ですが、普段から赤い服を着ています。
右前肢を失ったことから、立ち上がる時や休む時に右胸を地面に擦ってしまい、再び怪我をしてしまうことが多々あった様です。
そこで、スタッフが怪我の防止と傷の保護のためにクッションの入った服を着せてみることにし、その結果、怪我の再発を減らすことに成功したとのことです。

ネットでそんな話を聞いた嫁が「ゆりちゃんに逢いたいっ!」ってことで、長野行きに到った次第です。






そんなゆりちゃんは入口すぐ側にいます。



ちょうど水を飲みに来ており、すぐ近くで見ることができました。


しばし「ゆりちゃん」と戯れた後、他の動物に挨拶に行きます。

ところで一昔前までは「須坂市動物園」といえば、アカカンガルーの「ハッチ」が有名でした。
「天才!志村どうぶつ園」でサンドバックに飛びついてたアイツです。
残念ながらハッチは数年前に老衰でお亡くなりになりましたし、その奥さんのクララ、孫のヨナが先日、相次いでお亡くなりになりました。


つう訳で、本日も献花持参の動物園訪問です。
受付の方にお花を渡したら、早速献花台を作ってもらいました。



恐縮です・・・



10時から始まる「カピバラふれあいタイム」
カピバラの子供をさすると、気持ちよさそうにお腹を見せトロンとなる姿がめっちゃかわいいです。



ちなみに展示場前にカピバラ神社があります(笑)




10時45分から東展示場の「地味な奴ら」のガイド&餌やり体験があります。

リャマさんの唾吐きに「ロック・オン」されたり、






豚さんに突撃されたり、

トナカイさんに手をなめまくられたり・・・


そういえば「リャマ」の看板だけが目立ってハイクオリティーです。
どおやらリャマを寄贈した労働金庫が空気を読まず立派な看板も作ってくれたとか。



意外とスリリングな餌やりを終え、再び入り口に戻って、時間いっぱいまで「ゆりちゃん」を眺めます。



そうそうおみやげにはアカカンガルーの「クララ(とヨナ)」を連れて帰ります



時間は12時30分
今日は14時04分発のワイドビューしなので名古屋経由で帰ります。


まぁ、余裕はあるので駅前でレンタカーを返却し、駅中で昼食代わりの駅弁を調達します。

今日のお弁当は「明治亭ソースカツ丼弁当」です。




ちょっと早めにホームに行くと観光列車の「ろくもん」が入線してました。



乗車の時に乗務員のお姉さんがホラ貝を吹いてくれるのですが、これがなかなかかわいかったです。



小腹が空いたので駅の立食蕎麦を頼んだら、意外とハイクオリティーの物が出てきてびっくり



さすが信州ですな。


14時04分
しなの16号は予定どおり出発です。
帰りは遠慮無く車内でビール!!
それとホームで清酒「渓流」のカップ酒を見つけて、速攻購入です。


途中、松本やら木曽で多くのお客様が乗ってこられ、列車は満員状態です。
17時3分、3分遅れで名古屋駅に到着。
帰りも新幹線の待合い時間は13分。この間、夕食のお弁当を物色し、おみやげの「赤福」を探し回ります。
新幹線にも無事乗れて、新山口駅に20時過ぎに到着、在来線で最寄りの駅まで乗り、帰宅は20時30分でした。

次回はおみやげ等は宅配便で送ろう・・・
駅からの10分で地獄をみました。
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3連休で「ゆりちゃん」に逢いに行く(vol.6)

2016年07月29日 06時20分11秒 | クマと動物たち
信州料理ってなんでしょう?

今日のホテルは長野駅前にある「ホテルメトロポリタン長野」です。

ええっ、予算の関係で温泉をきっぱりと諦めました。
夕食はホテルで紹介された郷土料理の店・・・と言っても居酒屋っぽいお店です。

ごとく亭長野駅前店

まずは野沢菜にビール。


名物!山賊焼き、信州牛串焼きで信州らしさを盛り上げます。
嫁は、茄子のチーズ焼き、お焼き、五平餅なども追加で・・・

手強いのは山賊焼き


要は「巨大な鶏の唐揚げ」なんですが、そのボリュームに圧倒されます。
二杯目は地酒を注文しようと思ってましたが、この山賊焼きの「カリカリ感」はビールで流し込むしかない状況です。

そう言えば須坂市の地酒で「渓流」ってのを探してみましたが、なかなか有りません。
今朝、寄ったコンビニに何気にあったので楽勝で入手できると思ってたのですが、そこいら辺のおみやげ屋で探しても見つかりません。

ちょっと残念・・・
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3連休で「ゆりちゃん」に逢いに行く(vol.5)

2016年07月28日 00時00分30秒 | クマと動物たち
善光寺と桜図と幻の滝?

食後は再びレンタカー「ビッツ号」で長野市善光寺へ向かいます。
以前から「富士山と伊勢神宮は人生に1度は行っておきたい場所」と考えていたんですが、実は善光寺もその部類の一つです。

そういえば、僧侶のセクハラが問題になっている善光寺。
周辺は「そんなの関係ないだろ」的な感じで、観光客がごった返してます。

とりあえず善光寺の裏側に有る第3駐車場に車を止め、善光寺参りです。




お参り後は参道を歩いて、なんだか美味しそうな「お焼き」を買い食いします。




2個かよ・・・


さらに駐車場近くに「長野県信濃美術館 東山魁夷館」があるので寄ってみます。







残念ながら見たかった絵は「九州国立博物館」での展覧会でお留守らしいです・・・

残念・・・

さて・・・
ここで、もう一つ美術品ネタがあります。

善光寺雲上殿にある千住博が奉納した「桜図」
雲上殿は納骨堂で一般人は入れなくはないんでしょうが「絵、見たいから入らせて」とも言いづらいので「どうしたものか」と入り口でしばし考えます。


ちょうど納骨に来られた団体が2組おられたので、素知らぬ顔で一緒に紛れ込み、目的の絵を見ることができました。


「悪いな~~」と思ったので、パンフレット数枚を頂いて帰ります。
ちなみに善光寺では宗派を問わず納骨できるとのこと!
参考になりました。


嫁との待ち合わせ時間は16時30分で、あと2時間程あります。
とりあえず須坂の歴史が感じられそうな町並みに行って見ます。

が、今ひとつぱっとしません。


酒蔵とか有るんじゃないか??
と期待していっただけにがっかりです。


んじゃ、ということで某国営放送の大河ドラマ「真田丸」のオープニングで使われた「米子大瀑布」に行って見ることにします。


車を走らせると、ちょっとビビるぐらいの山道をガンガン登ります。
ようやく駐車場に着いたのが15時45分です。


看板を見ると、展望台はここから歩いてさらに40分程係るとか!





なんてこったい。




ちなみに「滝の上のお城は合成で実際お城はありません」的な看板も置いてます。





はははっ・・・知ってるよ(笑)




とか思っていたら、後から来たグループが

「城、ないんだってよ~~マジか~~~!!」

と崩れ落ちていました。


私はと言うと、潔く諦めて帰ります。
さっき来た山道を「下り最速の伝説のAE86」になった気分で降りていきます。
なんとか約束の16時30分に駐車場に到着し、嫁と合流します。

嫁から聞けば須坂市動物園は「信州の大牟田市動物園」みたいな雰囲気だそうです。
歴史ある施設ですが、手作り看板やスタッフのアイデアで頑張っている動物園だそうな。
明日の午前中は、私も動物園に行くことにします。
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3連休で「ゆりちゃん」に逢いに行く(vol.4)

2016年07月27日 06時40分17秒 | クマと動物たち
戸隠は
パワースポットと蕎麦の街


7月17日(日)曇りちょっと小雨気味

ホテルの女将さんの話では「夏まつりは龍神様のお祭りなので、雨が降る」とか?
そんな祭りに、なぜ花火大会??
そんな疑問を抱きつつ、朝を迎えます。

ところで、今日の予定は・・・??
嫁は終日、須坂市動物園です。
あたしゃ嫁を動物園に送った後、終日レンタカーで近隣を観光しようかと思います。

まずは出発前に、ひとっ風呂浴びときます。
7時30分に食事をし、支度を調え8時過ぎに宿を出発です。
2区間程高速を使い須坂市動物園には9時に到着です。
ここで嫁を下ろし、私はこれからパワースポットで有名な戸隠に向かいます。
googleでは遠回りですが道幅の広い道を勧めていますが、ナビは「善光寺裏から山道を行け」との指示です。
今回はナビに従い走ることにし、「七曲がり」「戸隠バードライン」を通り約1時間、戸隠神社中社に到着です。




周辺に列をなす人がいたのですが、どおやら戸隠蕎麦の名店の開店を待ってる列のようです。

中社でお参りの後、奥社に向かいます。
奥社周辺の駐車場はいっぱいで、少し進んだ有料駐車場を利用します。
参道入り口から奥社までは約2km。往復で4kmか・・・





往復で1時間30分程と聞いてますが「1時間を切る気満々」で、10時45分、いざ出発です。



10分程歩くと、山門に到着です。


ここから並木の様相が変わり、ガイドブックなんかに載ってるような杉並木になります。


さらに10分程歩くと、坂道が急になり何となく登山ぽくなってきます。
さらに5分程歩き、階段を登りきると奥社に到着です。




時計を見ると11時14分

一般観光客にはちょっと辛い道のりですが、登山男子(?)のワタクシにはちょうど良い有酸素運動です。
さて、特に御朱印なんかも集めてないので売店(?)などには寄らず来た道を戻ります。
奥社出発は11時18分です
ふと、参道の脇道を観ると、戸隠山登山道があります。
「毎年、遭難者が出てるので侮るな」的な看板が出てるようです。


ささっ、帰りを急ぎましょう。
階段下で、ちょうどいい速さのトレイルランニングのお兄さんがいたのでついていきます。
5分程走った後に、どこから来たのか知障が入ったぽい少年も加わり、3人が小走りで参道を駆け抜けます。
「トレラン兄さん」「フォレストガンプ」「デブのおっさん」が参道を駆ける姿、
周りの観光客がどう見てたのか若干の興味があります。

参道入り口には11時40分に到着(1時間切ったぜ!!)
とりあえず、脇の茶屋の名物「熊笹ソフト」でエネルギー補給です。


ここから長野市街に戻りますが、ここまで来たら「蕎麦食っとかにゃならんでしょ。」
適当に列の少なそうな店を探しながら車を走らせると、多分ここが最後かなというタイミングで「たんぼ 蕎麦店」という店を見つけます。


店の人に聞けば30分待ちでさらに蕎麦をお出しするのに時間が係るとか・・・


いいや、待つっ!!


そんな感じでしばし待つと席に通され、「大ざる」を注文します。
お通しというかサービスで出てきた漬物盛り合わせを見て、ノンアルコールを追加注文します。(本当はビールが飲みたいのですが、ぐっと我慢)
途中、店から席の変更をお願いされたのを快く応じたので、店からサービスで「蕎麦がきのお焼き」を付けてくれました。
こちらの蕎麦、田舎蕎麦風で少し黒い感じです。


つゆも甘めでホントの戸隠蕎麦とは違う気もするんですが、味はなかなか・・・

美味しっ!!




値段も880円(大ざる)とお値打ちです。
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3連休で「ゆりちゃん」に逢いに行く(vol.3)

2016年07月26日 01時58分21秒 | クマと動物たち
ニシンの塩焼きが

旨過ぎる件


さて、今日の宿に向かいます。
今日の宿は千曲市の戸倉上山田温泉「中央ホテル」
なんでも事前情報では今日から「温泉夏まつり」だとか・・・
明日は大花火大会なんだって。
今日は前夜祭みたいなものですが、温泉街中心部は「車両進入禁止」の嵐です。
そんなこんなで規制線をかいくぐり、やっとこさホテルに到着です。

旅行の際はいつもそうなんですが、旅館はそんなに大きくなく、料理が美味しそうで、雰囲気が良く、和風な感じの宿が好きで、今回もいくつかの候補の中からこの宿をセレクトしました。
もちろん温泉は源泉かけ流し!!

「心ふれあう民芸の宿」と謳われており、管内には古民芸品が展示していたりします。
その中にさりげなく「竹久夢二」「東山魁夷」のリトグラフなんかが飾ってあり、洗練した趣味が伺えます。
廊下も全て畳敷きで、裸足の感覚が心地良いです。

お部屋は2階で窓から夏祭りの様子が観ることができそうです。


夕食終わって、観にいこっ


わくわく気分でまずは温泉
浴室のドアを開けただけで硫黄の香りがします。

汗まみれの体を洗い、湯船につかると「極楽極楽・・・」
とどっかのジジイみたいになります。
露天もありますが開放感は今一かな・・・
まぁ、温泉街のど真ん中で2階のお風呂ですから、そこまで期待はしてません。

お風呂の後は夕食。
旅慣れしてくると、食事が旨いかどうかは器を観れば分かります。
食材を活かした盛りつけで派手でもなく、かといって見窄らしくない「ほどよい飾付け」が美味しさの目安になります。

で、ここの料理。
めっちゃ旨いです。

特にホームページでも料理自慢とも書いてはなかったんですが、味でいえば歴代トップクラスです。
おまけにボリュームもトップクラス・・・

メインの料理は「ニシンの塩焼き」です。


「信州豚」と選べるシステムだったのですが、ワタシの美味レーダーが完全にニシンに振り切ってましたので、有無を言わせずこちらに決定です。

身の脂の乗り、子(要は数の子)の詰まり具合、焼き加減に塩加減、どれもパーフェクトです。
おかげで酒も進み、生ビール、地酒2種類(「七笑」ともう一種類忘れた・・・)と良い感じで酔いが回ります。

超満腹で部屋でゴロンとなっている内にそのまま眠ってしまいました。



えっ、夏まつりですか?



記憶が無いんですが、




写真撮ってました・・・
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