内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

転倒顛末(その二)

2023-02-02 23:59:59 | 雑感

 水木の二日間、ジョギングを休み、外出はそれぞれ一コマずつの授業のためだけに大学まで自転車で往復しただけでした。自転車で走っているときにはまったく痛みを感じません。自宅では主に机に向かい、できるだけ体を動かさないようにしました。ある特定の上半身の動かし方、たとえば左肩のみを聳やかすように上方に動かすような、日常生活に必要ではない動かし方を除けば、打撲箇所に痛みが走ることはありませんでした。
 一方、この二日間に気づかされたことは、くしゃみや咳が当該箇所を痛ませるので、普段のようにはどちらもできないことでした。くしゃみをしかかっただけで痛むので、くしゃみが出ないようになんとか抑え込みました。咳の場合も同様です。深呼吸をした場合も若干痛みます。
 以前、くしゃみや咳が続くと肋骨にひびが入ったり疲労骨折を起こしたりすることがあり、また、歳を取って骨が脆くなると、同じようにひびあるいは骨折が生じると聞いたことがあります。そのときはそんなこともあるのかとまったく他人事として聞き流していました。
 今回の転倒後のもろもろの症状から判断して、おそらく左肋骨下部二三本に若干のひびが入ってしまったのだろうと思われます。さすがに放置はまずいだろうと、金曜日の朝、仕方なしに近所の一般医のところで診察を受けたのですが、問診および触診の結果、私の素人診断は間違ってはおらず、普通にしていれば痛みもないのであれば、このまま自然治癒に任せればよいだろうとの診断でした。運動に関しては、もちろん激しい運動は避けるべきだが、無理のない適度な運動は、全身の血行を良くし、自然治癒を促進させるから、むしろしたほうがよいとのことでした。
 というわけで、金曜の午後からジョギングを再開しました。歩くだけならまったく普段同様にできるのですが、走るとどうなるのだろうと最初はちょっと不安でした。案の定、ゆっくり走っても患部が痛む、というか、患部に響きます。無理する理由はありませんから、ちょっと走っては歩くということを繰り返し、様子を見ました。すると、体が温まってくると痛みが軽減することがわかりました。約七キロ、ジョギングとウォーキングを交互に繰り返して終わりにしました。
 土日は少しずつ距離を延ばし、かつジョギングの割合を増やしていきました。土曜日が九キロ、日曜日が十一キロ。患部の痛みは徐々にですが軽減してきているのが実感できるようになりました。
 月末の月火は、それぞれ六キロずつ、ジョギング五キロ、ウォーキング一キロに留めました。走り始めにはまだ患部に響くという感じが残っており、それを意識せずには走れないのですが、ペースはほぼ転倒以前のペースに戻すことができました。
 水木はジョギング九キロ、ウォーキング一キロと、ほぼ転倒以前の距離に戻し、かつ途中に百メートルほどの全力疾走を二回組み込み、痛みが出るかどうか試してみました。速度を上げたからといって痛みが強まるということはまったくありませんでした。
 就寝起床時の患部の痛みも徐々に軽減縮小しつつあります。しかし、油断は禁物。体のどんな小さな変化も見逃さないように注意しつつ、焦らずに完治を待ちたいと思います。