名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

棚田の残雪

2007年03月02日 | セカンドルーム
飛騨は平地が少ないので、何百年もかけて山の斜面に田畑を開墾してきた。
小さな田んぼが階段状に山の上まで耕されている棚田は、平地の少ない山里の人たちの汗の結晶である。
棚田の美しい風景の裏には、米への強い思いで先祖代々支えてきた苦労の姿がある。  
この地区に僅かに残された棚田は、日の当たる時間と角度によって残雪が少しずつ形を変え、やがて雪が消えれば農作業が始まる。

遠くに雪を頂いた乗鞍岳が見える一番上の田んぼも、去年から米作りを止めてしまった。
先祖の汗の結晶も、跡を継ぐ人が居ないので少しずつ廃田になっていく。
コメント
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