↑旧劇団四季劇場解体現場
↑残っているのは瓦礫だけ
↑跡地に建つHOTEL DAIWA名古屋完成図
先日読売新聞が「SNSに没頭、長文読まず」の
見出しで、読解力の低下をレポートしていた。
原因はスマホの普及で、長文を読む機会が減少したからとのことだ。
ある高校生は、通学電車でスマホのチェックするのが日課だ。
朝までに届いたLINEのメッセージに返信する。
友達には「了解」も「り」で済ます。
「それで通じるし、長い言葉は面倒くさい」。
帰りの電車もスマホ。就寝前の深夜も友達とその日の出来事を話し合う。
1日の利用時間は4時間以上。
「スマホがなければ、もっと寝たり本を読んだりしたかも」と笑う。
「ツイッター」は140字以内「つぶやき」を書き込める。
「LINE」はツイッターより仲間同士のコミュニケーションが可能だ。
瞬時に短いメッセージを発信できるが、長文のやり取りに適さない面がある。
昨年の国際的読解力調査の結果では、15歳以下で4位から8位に低下している。
スマホ利用時間が増える一方、読書量は減少している。
内閣府の調査では、スマホで2時間以上ネット利用する高校生は66.8パーセント。
5時間以上が12.5パーセントと、いずれも前年に比べ増えている。
高校生の1ヶ月平均読書冊数は1.9冊から1.4冊になっている。
専門家は「勉強や読書の時間が取れず、学力低下の傾向にある」と指摘する。
またスマホがそばに置いてあるだけで、「メールが来ないか」など気を取られ、
注意力が低下し、スマホ操作中の大学生の脳の血流量を調べたところ、論理的な
思考を行う大脳が「眠っているようなボーっとした状態」になっていたという。
専門家は「脳が発達する18歳ぐらいまではスマホの使用を制限し、
しっかりした文章を読む環境を作るべきだ」と訴えている。
すでに脳が眠っている身にとって、この種の警鐘は関係ないが、
のべつ使うほどの根気が羨ましい。
娘3人と孫で、LINEのグループトークを利用しているが、伝えたいことが
一斉に瞬時にできるし、メールや電話よりコミュニケーションが取りやすい。
スタンプや顔文字、「あけ・おめ」用語を多用しているので、
そのうちに高校生や大学生の感性に戻れそう?