今日は円空仏彫刻の稽古日で、荒子観音寺の
教室で午后の半日を過ごした。
お寺は明日の節分会に向けて、
準備が進められていた。
参拝客の安全確保のため、石灯籠やお地蔵様は
丸太を組んでガードされている。
境内の一角には、色とりどりの露店が
設営され、受入準備も整っていた。
明日は福を求める善男善女で、
賑わうことだろう。
十一面観音菩薩像の化仏に取り掛かっているが、2センチほどの
小さな顔を彫るのは、目も神経も疲れる。
化仏は菩薩面、憤怒面、大笑面など、各々役割りにより、
怒りや慈悲の表情をしていると言われている。
それを表現するほどの技術はないが、少し目を吊り上げたり、
口角を上げるなどを意識をして彫っている。
残り6個の顔を彫れば完成するので、
ようやく先が見えてきた。