名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

奥飛騨旅行の帰りに奥美濃へ

2022年07月04日 | 旅行


天気予報通り朝から雨が降り続き、近くの山も霞んで見えない。



乗鞍スカイラインか、上高地あたりの観光を計画していたが、
いずれのコースも見合わせ、朝寝と朝風呂を楽しんだ。




温泉と宿の料理は堪能できたので、帰途は郡上市美並町の
円空街道を通って星宮神社訪れることにした。









平安時代から山岳信仰や修験道が盛んで、星宮神社はその中心であった。



円空は、その別当寺である粥川寺で、得度し仏門に入ったと言われる。
ここの寺社には神仏習合が色濃く残っている。


↑星宮神社参道
美並は円空生誕の地という説もあり、あちこちに遺跡が残っている。



雨の合間を縫って遺跡を訪れたが、円空洞への小道は雑草に
覆われていて、途中で退散した。



円空岩はここに篭って仏像を彫り、食糧が尽きると仏像を川に流し、
見つけた里人が米や味噌を届けたという。



円空岩への小径も険しくじめじめしていて、手を山ヒルに咬まれていた。



矢納ヶ淵は藤原高光が鬼退治に使用した矢を納めたとされる淵で、
粥川の流れはエメラルドグリーンに輝き神秘的だった。




鬼退治に案内をしたのが粥川に棲む鰻で、ここの住民は今も鰻を
保護し食することはない。





円空の森水は名水として名高く、遠くから汲みに来る人も多い。








短時間で回り切れなかったが、歴史と伝説が入り混じるこの地に
興味が湧いてきた。
コメント (4)
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