今日も熱中症警戒アラートが出され、朝から気温が
ジリジリと上がっていく。
久屋大通庭園の花屋でお供えの花を買い、園内を一周した。
睡蓮が見ごろを迎え、あちこちで咲いていた。
水辺も木陰も熱中症の危険を感じる暑さで、長居は出来なかった。
早々に庭園を引き上げ、「盆施餓鬼法要」が行われる菩提寺へ向かった。
施餓鬼棚には三界万霊が祀られ、欲界・色界・無色界など、地獄に堕ちた
餓鬼や無縁仏にも施しを行い、この世にいる自分たちの極楽往生を願うのが
施餓鬼供養といわれる。
コロナ禍で3年ぶりの法要は、感染防止対策をとりながら、
3回に分けて執り行われた。
近在の曹洞宗の寺からも僧侶が集まり、本尊や施餓鬼棚の三界万霊、新盆を迎える
霊に供養の読経の後に、参列した人たちが焼香をする。
最後に先祖の卒塔婆を頂き、墓参りをして一連の仏事が終わった。
毎年暑い最中に行われるが、今年はとりわけ暑さが厳しく、参列者も
僧侶も高齢者が多く、コロナの他に熱中症を気遣う施餓鬼法要であった。