例年の節分豆まきは、2月3日に行われるが、今年の立春が3日なので、その前日に豆まきが行われた。
午前中は小雨が降ったり止んだりしていたが、午後には雨も上がり強い冷え込みもなく、まずまずの節分日和となった。
尾張四観音の恵方に当たる荒子観音寺でも、予定通り午前10時から豆まき式が行われた。
本堂でご祈祷を受けた人たちが、内陣に向かって枡に入った福豆を撒き、その後に本堂前に集まった参拝者に向かって袋入りの福豆がまかれる。
本堂前の密集を避けるため、警察やガードマンによって、人数規制をしながら整然と進められていた。
国の指定重要文化財「多宝塔」の内部が、年に1回この日に公開される。
市内最古の木造建造物で、釈迦三尊が祀られ天井には蓮華が描かれている。
境内や参道には露店が軒を連ね、お好み焼きや綿菓子、射的や金魚すくいなど、善男善女や子供たちで賑わっていた。
円空仏彫刻「木端の会」の会員は、日ごろお世話になっている荒子観音へ感謝のご奉仕で、甲斐甲斐しく
活躍していた。
豆まき