うさぎ学園 多趣味部

学長でウサギのわちゃまる君・ZIPPO・ウイスキー・旅行・ガーデニング・釣り・・・今日も全力で遊びます!

栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーが凄い(その5)スパークリング・ワイン

2014-06-18 18:39:08 | 64号室 社会科見学
前回紹介した、白い建物の中に来ました。


ここでは、「スパークリング・ワイン」の瓶詰めってどんなものなのかを教えて戴きました。



スパークリング・ワインは炭酸のあるワインのことで、フランスのシャンパーニュ地方で生産された物だけが「シャンパン」と名乗ることができます。
ああ、それのことか!って感じですね(笑)。



ちょっと変わった雰囲気の部屋に入ります・・・。



なんだこれ?よく見ると、穴の開いた板にボトルが逆さまに刺さっています・・・。



スパークリング・ワインは瓶内発酵のために二酸化炭素が溶け込んでいます。また、その瓶内発酵のために「オリ(沈殿物)」が多く発生してしまいます。ボトルを逆さまにすることで、そのオリをボトルの口に集めているんですね。ちなみに、二酸化炭素の発生の為、瓶の内部圧力は5気圧~6気圧ぐらいになっています。大気圧の5倍ですよ~!



ボトルの口にオリを集めた状態で、この装置に逆さまのまま挿し込みます。ボトルの先端部分は装置内でマイナス30℃まで冷やされて、先端部分のワインだけがオリと一緒に凍ります。



で、この装置に固定してコルク栓を抜くと・・・内部圧力で先端の凍ったオリが吹き飛びます!これでスパークリング・ワインのオリを除去するわけです。・・・凄い考え方だなあ。



オリを吹き飛ばすと、中味が減ってしまいますので・・・この装置を使って、減った分を補てんします。





この角度から見ると分かり易いかな・・・。同じ種類のスパークリング・ワインが上にセットされていて、途中のタンクに貯めてあります。それを下のボトルの減った部分に足すんですね。



次は「コルカー」。ボトルにコルク栓を打ち込む装置です。



コルクを打ち込む部分はこうなっています。



作業の手順はこんな感じです。
ボトルをセット。



瓶を固定してコルクを挿して・・・。



ボトルにコルクを打ち込みます!一日に1000本ぐらいできるそうです。
瓶内発酵のおかげでまた二酸化炭素が発生して、コルク栓を打った後、内部圧力は5気圧に戻るそうです。



面白い物を見る事ができました!
次回、ワインのテイスティングです!