今年も薔薇の接ぎ木をするぞ!
まずは準備~。
接ぎ木に使う道具はこれ。
左から、パラフィルム(ラボラトリーフィルム)、ハサミ、カッター、剪定ばさみ。
接ぎ木用に育てている『台木』です。
庭のあまり目立たない場所で育ててます。
前日に収穫して、水を入れたバケツに入れてたっぷりと水を吸わせています。
接ぎ木する品種は『相馬』。
太めの枝で芽がハッキリしてる枝を使います。
接ぎ木をするちょっと前に切ってきて、水を吸わせてます。
パラフィルムはこれくらいの大きさに切っておこう。
さあ、ここからが接ぎ木だっ。
まずは台木を選びます。
太過ぎず細すぎない、元気なやつがいい。
細根がたくさんあれば、接ぎ木の後の成長がいいぞ!
せっかく接ぎ木が成功しても、台木が枯れちゃったら残念だからね。
台木をこの辺りから切ります。
切り口が綺麗になるように、切れ味がいい剪定ばさみを使うのが大切。
切り口はこんな感じ。
このぐらいの位置にカッターで深さ1.5センチぐらい切り込みを入れます。
切れ味がいい刃を使うのがコツ。
私は作業前に新品の刃に交換しています。
新品の刃は錆防止に油が塗ってある場合が多いので、しっかり洗い落としてから使います。
切り口に油が付いてしまうと癒着を阻害します。
指を切らないように気を付けて!!
こちらは『挿し穂』。
新芽をひとつ付けて、このぐらいの長さに切ってきます。
挿し穂の下側をカッターでこんな感じに切ります。
この時に芽をつぶさないように。
さっきの台木の切り込みに挿すので、台木の内側に来る方を広めに切ります。
台木の切り口に挿しました。
台木と挿し穂の形成層がしっかりと合うように挿します。
パラフィルムで台木と挿し穂を固定します。
パラフィルムは引っ張ると倍ぐらいに伸びます。
伸縮力が強いので、巻き付けたあとで接着剤の必要はありません。
また、縛らなくてもピタッとくっついちゃうので平気。
継いだ苗はバケツに入れておきます。
苗を鉢に植え付けます。
専門書によって色々ですが、多趣味部では新品の薔薇専用の土を使用しています。
支柱用の棒を曲げて、鉢に挿して・・・。
受け皿と一緒に半透明のゴミ袋に入れて・・・。
(遮光できるので、透明より半透明がオススメ)
袋の口を縛って、簡易温室の出来上がり!
袋の中の湿度が大切なので、何度も開けないように。
1か月はこのまま陽が当たる室内で放置☆
これで接ぎ木は完了!!
さあ、いくつ成功するかな~??
※多趣味部では自由な方法で接ぎ木をしています
※接ぎ木の方法については、詳しくは専門書を参考にして下さい