相変わらずの白花シリーズです。7月に入ってから目につく白花はと言うとリョウブやノリウツギでしょうか・・・華やかさは無いのですがよく見ると清楚でかわいい花たちです。
リョウブはリョウブ科リョウブ属の日本では1科1属1種という小さな科なのですが世界では60種ほどあるようです。
新芽は天ぷらや菜飯として食され、古くは救荒植物として利用されていました。名前の由来としては「畑の傍に植えて飢饉のときにはこの葉を救荒植物として使え」と令法によって定めたからリョウブ(令法)とか、花が白い尾のように咲くので龍の尾に例えて龍尾・・・これが転化してリョウブとなったとか、諸説あります。
また、別名の「ハタツモリ」も「畑つ守」とか、白い旗が重なってたなびくように見えることから「旗積り」とか、こちらも諸説あります。ともあれ名前が多いということは古くから愛され利用されてきたという証拠なのでしょうね・・・
ノリウツギは新エングラー体系ではユキノシタ科アジサイ属だったのですが、APG植物分類体系ではアジサイ科アジサイ属になりました。和紙を漉くときのノリとして内皮の滑りを使用したことから付いた名前だと言われています。
両性花も装飾花も白色です。装飾花の花びらのように見えるのは萼片で3~5枚あります。
あまり目立たないけど可憐な花、シロシキブも今の時期が盛りです。ムラサキシキブの白色品と言われていますが、花序の柄が葉腋よりも上に付いていることからコムラサキの白色品種でしょうね・・・
今朝は雨も上がって雲も取れつつありますが、法事が有って出かけるのでアユ釣りには行けません・・・
1845話目です。何時もご支援ありがとうございます。の文字またはバナーをポチッと一押しお願います。
樹に咲く花―離弁花〈1〉 (山渓ハンディ図鑑) | |
クリエーター情報なし | |
山と溪谷社 |