●「透視」というメンタルマジック(「超能力的演出」で見せるマジック)の一分野がある。
●私のようなキャラクターが演じるとちょっと微妙な空気になる。だって、どうみても俺、超能力ないもん。
●ESPカード(別名;ゼナーカード、〇、+、□、☆とかが書いてあるカード)をよくつかうことはあるけれども(なにせコレクターだから。リンク先の写真は何故か海外で紹介された節がある)、それは興味深い実験をやってみましょうと言う感じで俺に超能力があるという設定にしていない。
●しかし、透視となると自分がそういう能力を持っていることになる。
「マジック」早く見つけないと!!透視能力者つれてきて!! (オリブラ)
●上↑の動画はかなり昔のいっぺいちゃんねるより。こういう風にギャグとして演じるのは賢明な手段の一つだ。
●上の写真のメガネはいっぺい氏から譲ってもらったもの。これを使うとかなり真面目でリアリティのある透視マジックでもジョークめいた演出になる。
●ぃゃ、演じたい透視マジックがあるもんで、気の利いた演出グッズはないかなと思い、これを思い出したわけだ。
●元はマジック用に作られた眼鏡ではなさそうだけど、だとすると、ちょっと下品かもしれないね。
●ただ、透視マジックに応用すると、面白い演技になると思う。こういうグッズを探し出すところ、いっぺい氏は才能があるなあ。
●ここでメンタルマジックを真面目に演じるのが苦手な理由を一つ。以前に書いたかもしれないけれど。
●専門学校の講師室で「ペンに気を入れると変わったことができます」と言ってしばらく気をこめ(る演技をして)、さかさまのグラスの底に置いて30秒ほどたつとゆらりと揺れてから落ちるというマジックを演じた。非常によくできたマジック道具でゆらりとするところが非常にリアルなマジックだった。いきなり落ちるよりもリアリティがあったわけだ。
●で、だ。
その後、女の先生に講師室の隅によばれると彼女はこう言ったのだ。
「あなたは私たちの仲間だと思うの」
私はやばい、何かやばいことに巻き込まれるぞと思ってとっさに「あなたも手品をされるのですか」と言った。
その時の彼女の私を見る目。もうね、これが、熱狂的信者が異教徒を見る目かと思わせるほど怖かった。その時以来、超能力者ぶった演出のマジックはしなくなった。
●そういえば、とある集団(教団?)で超能力者をやっていた方が実はマジシャンでマジックを演じてはいけない約束になっていたそうだ。内緒ですよと言って、彼はスポンジボールを見せてくれた鮮やかでうまいなあと思ったものだ。
「いやあ、久しぶりにスポンジボールを演じられて嬉しかったです」と言われたのを今でも覚えている。ちょっと寂しげな表情だった気がする。
●なお、スポンジボールのマジックのイメージがわかないという方は下↓の動画をどうぞ。先の超能力者とは全く関係がないよ、念のため。
スーパースポンジボール(演技・解説DVD付)
新宿高島屋のビリーズマジックショップの動画である。「当店にて『スーパースポンジボール』をお買い上げの方に、ビリーズマジックショップ限定レクチャーDVD(非売品)を無料で差し上げるスペシャルサービスを実施中」とのことなので、ここで買うのがお得だと思う。
●「5/30(土)から営業再開が決定」したとのこと。応援したいのである。
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