国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

Which handがマイブームに

2024-05-30 15:34:14 | マジック

 
●メンタルマジックに「Which hand」というジャンルがある。
 「どっちの手に入っているか」「どの手に入っているか」という意味で、片手の中に隠し持ったもの(コインやらボールやら碁石やら)がどの手に入っているかを当てるというマジックである。
 
●一対一で演じる場合は何回か繰り返すことが多い。
 でないと、50%で当たるからね。
 たとえば、『ツインズ』では3回。それ以上行うとくどく感じるから無難な数は3回というところか。
 
●まぁ、プレゼン次第では一回でも不思議に思わせることは可能ですが。
 プレゼン次第。そこがメンタルマジックの醍醐味とも言えるわけで。
 『V2:拡張版』のVOXはプレゼンや指示がきちんと(それが難しい)できれば、一回でも不思議に見せられるはず。
 『V2』観客が理解できるように指示をしなければ、めたくたになる作品が多い。というか、そういう作品だけ?
 
●フアン・パブロ(Juan Pablo)、マックス・メイビン(Max Maven)、両氏の作品は良きパーラーマジック。
 
 パブロ氏の作品は4人。メイビン氏の作品は5人必要。
 
 パブロ氏の方はどこでもできる。小銭の一枚でもあれば十分。
 ただし、プレゼンがしっかりとしていないとばれる可能性高し。
 単純な原理なもんで。単純な原理を深く見せられるかが勝負。
 どこかで見た記憶があるんですよ、この原理。それも幼い日に。
 パズル? メジャーな原理やもしれぬ。
 自分なりの演出が可能な気がしてきた。実際にやってみないといかんな。
 いつだろ?
 
 メイビン氏の作品は小道具が必要。
 しかし、小道具が必要な分、物語が作れる=プレゼンがしやすいところが良いなあ。
 メイビン氏はオリエンタルな背景のマジックに仕立て上げている。
 さすが。
 
●どちらもできるようにしておくのが吉とみた。
 
 要は傑作である。
 
 
 
●来月もメンタルマジックブームが続きそう。
 いや、このままメンタルマジックにはまり続けるやもしれぬ。
 そんな予感。
 
 
●とりあえずは「Which hand」と「10枚ESPカード」ですな。
 
 どちらも奥が深いです。はい。
 
 
 
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