●メンタルマジックに「Which hand」というジャンルがある。
「どっちの手に入っているか」「どの手に入っているか」という意味で、片手の中に隠し持ったもの(コインやらボールやら碁石やら)がどの手に入っているかを当てるというマジックである。
●一対一で演じる場合は何回か繰り返すことが多い。
でないと、50%で当たるからね。
たとえば、『ツインズ』では3回。それ以上行うとくどく感じるから無難な数は3回というところか。
●まぁ、プレゼン次第では一回でも不思議に思わせることは可能ですが。
プレゼン次第。そこがメンタルマジックの醍醐味とも言えるわけで。
『V2:拡張版』のVOXはプレゼンや指示がきちんと(それが難しい)できれば、一回でも不思議に見せられるはず。
『V2』観客が理解できるように指示をしなければ、めたくたになる作品が多い。というか、そういう作品だけ?
●フアン・パブロ(Juan Pablo)、マックス・メイビン(Max Maven)、両氏の作品は良きパーラーマジック。
パブロ氏の作品は4人。メイビン氏の作品は5人必要。
パブロ氏の方はどこでもできる。小銭の一枚でもあれば十分。
ただし、プレゼンがしっかりとしていないとばれる可能性高し。
単純な原理なもんで。単純な原理を深く見せられるかが勝負。
どこかで見た記憶があるんですよ、この原理。それも幼い日に。
パズル? メジャーな原理やもしれぬ。
自分なりの演出が可能な気がしてきた。実際にやってみないといかんな。
いつだろ?
メイビン氏の作品は小道具が必要。
しかし、小道具が必要な分、物語が作れる=プレゼンがしやすいところが良いなあ。
メイビン氏はオリエンタルな背景のマジックに仕立て上げている。
さすが。
●どちらもできるようにしておくのが吉とみた。
要は傑作である。
●来月もメンタルマジックブームが続きそう。
いや、このままメンタルマジックにはまり続けるやもしれぬ。
そんな予感。
●とりあえずは「Which hand」と「10枚ESPカード」ですな。
どちらも奥が深いです。はい。
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