国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

YouTubeでのマジックについて

2024-03-15 12:36:14 | マジック

●YouTubeでマジックをほとんど観ない。

●視聴するのはゆうきとも師のチャンネルマジックバー・インティキちゃんねるくらいであろうか。

 いっぺいちゃんねるもあったな。最近は活動されていらっしゃらないが。

●YouTubeでマジック動画を視聴するというのが普通なのであろうとは知っている。

●というのは、昨年の12月23日のプチマジックショーを自主公演したときの小学生の感想が「動画でマジックを見ようと思いました」だったからである。まあ、TikTokなのかもしれないが。

 どうも、動画関係にはうとくて。

 まあ、YouTubeが中心だろうとは思うのである、偏見だが。

●だが、私は観ない。特に種明かし系は観ない。

●理由はいたって個人的理由からである。

●二つある。

●一つ目は私が命名した南部信昭氏の作品がポンチ氏によって雑に種明かしされていたからである。

 今は公開されているかはわからないし、見直す気はない。

 たしか、南部信昭氏の名前は使っていなかったはずである。作品名もである。

 もしも、勘違いだったらもうしわけない。

 ただ、雑な説明していたのは確かである。

 しかも、発表された媒体はトリックスのビデオとマンスリーマジックレッスンだけである。

 マンスリーマジックレッスンを元ネタにしているのは、有名な事実なのかもしれないが、それもまた、不愉快であったのである。

 自分が命名した愛着のあるトリックだっただけに。

●二つ目は動画に覚悟が感じられなかったものを観たからである。

 ある日、マジックを趣味とする友人にアルド・コロンビニのカードマジックを見せたところ、「それ、知っています」と言われ、動画を見せられたのである。

 むろん、種明かし付きである。

●コロンビニの名前も小さいながらもクレジットされてはいた。

 どれくらい小さいかというと友人はクレジットがあったことを気づかなかったくらい小さくである。

 クレジットさえしていれば、種明かしして良いの? とまあ、思ったのである。

●レストランマジック研究所の『CARDSDOTCOM』のあとがきにこうある。

 「許可を頂いていたレイチェル・コロンビニ氏もお亡くなりになり、コロンビニ関連のコンテンツ権利保有者がいなくなるという状態になってしまいました。そのため国内外のマジシャンからアドバイスを頂き、ご家族等へのロイヤリティ準備をした状態で、今後もコロンビニのコンテンツに関して日本語化をしていく予定です。

 恐らく、コロンビニへの最大のリスペクトの方法は、彼の残してくれたコンテンツが時と共に風化しないよう、後世に残していくということだと信じて。

 是非共に、マジックに敬意を払いつつ、健全に楽しんでいきましょう。

 「信じて」、こういうのを私は覚悟だと思うのである。

 「国内外のマジシャン」からアドバイスをもらうということは、おそらく、相談もしただろう。苦悩もされたかもしれない。アドバイスを与えるにふさわしい人物だと小林洋介氏は「国内外のマジシャン」に思われているのだろう。

 小さくクレジットをしたマジシャンは解説にふさわしい人物と周囲に思われていたのか。

 それを疑わしく思ったのである。

 国内外のマジシャン(おそらくコロンビニの周辺にいたマジシャンもいただろう)たちから信頼されてこその解説本だと思うのである。

 

●エビデンスもへったくれもない、個人的な感想である。主観である。

 ただ、私はYouTubeを筆頭とするマジック動画は観ないのである。

 特に種明かし動画は観ないのである。

 雑さと覚悟のなさを観るのが嫌だからである。

 

 賛意は求めない。

 

 


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