旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

鉄砲水注意のカナブから「猿の惑星」のパウエル湖畔へ

2016-08-03 21:58:19 | アメリカ西部

青空のブライス・キャニオンから、天気は一変した。道路を洗う地元消防を見て「なんだか鉄砲水が出てたようですね」と話していたら


あっというまに、道路が赤い川なっていた


カナブの街に入ると、家に水が入るのを止めようと人々が奮闘中↓



雨は降り続く 日本携帯電話にもこんな緊急速報が入った↓


「フラッシュ・フロッド」は急に増水しておそってくる=つまり「鉄砲水」か。「山岳時間午後六時までこのエリアでは注意が必要。洪水エリアを避けましょう。地元のメディアをチェックしましょう。」


一刻も早くここを抜けたいとおもうが、主要路はすでに車が動けなくなっている。


排水が許容量を超えて赤い水が噴出している。



渋滞している主要路から抜け出そうとする車どこかう回路があるにちがいない。しかし、どの車がそれを的確に知っているのか?・・・目の前に乾草をいっぱいに積んだトラックこの車なら地元の道に詳しいに違いない。彼が動いたのでついてゆく↓



  車高の低い車は、赤い川をなかなか突っ切れない



乾草車に導かれ、いくつかの道を曲がって、街の外へ出られた。



***アリゾナ州ペイジの街まであと三十分ほど。グレンキャニオンダムを建設するためにつくられた街である。


午後四時過ぎ、人造湖レイク・パウエルを見晴らす展望に到着。生暖かい風が吹いている。砂漠にしては湿った空気



遠くに目立つビュート(突き出した岩の山をそう呼ぶ)が。あそこの頂上で「ウルトラクイズ」やってたっけ。



湖畔の有料道路でレイク・パウエル・リゾートまで降りてゆく


この湖はなんだか地球上ではないような不思議な雰囲気。映画「猿の惑星」の第一作が撮影された場所なのだ。



ホテルの向こう側に豪華レジャーボートがたくさんうかんでいる。これをチャーターして数日クルーズ、なんて事も出来る。



雲の間から光が差している場所だけがくっきりと見える↓



**あ!この三匹のわんちゃんかわいい(^^)⇒これはグレンキャニオンダムのすぐ横にある鉄塔。ダムの見学には明日行こう。


今日はスーパー「セーフウェー」で買い出し夕食。こんなの見つけました⇒


お土産にいいかも。中身はこちらからごらんください


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝のザイオンから、午後のブライス・キャニオンへ

2016-08-03 12:14:55 | アメリカ西部
↑午後のブライスキャニオン(後半に登場します)↑
**

夜の雨は止んで、朝食は朝陽が射すテラスワッフルはシロップかけすぎないようにしなくちゃ 早めに出発し、ブライス・キャニオン国立公園へ向かう。きのうの夕方行ったザイオンをふたたび見ながら行く事にした。


ザイオン国立公園の入口も、きのうとは全然違う雰囲気※きのうの日記の写真と比べて見てください。



大自然の季節や時間によって大きく表情を変える。一度だけちょっと覗いて分かった気になってはいけないと実感。


きのう紫色の世界に聳えていた「ウェスト・テンプル」が、今朝は青空の下に全く違う山に見える↘今日は東の出口を目指すのできのうとは違う角度から見下ろす↓



トンネルを抜けるとザイオンは谷からの眺めとはまた違った風景になった。




ザイオン国立公園は、小松がはじめてアメリカ西部シリーズを企画・催行した2007年と翌年2008年に訪れて以来。その時くっきり記憶した「チェッカーボード・メサ」と久しぶりの対面だ。名前の通り、チェス・チェッカー盤のような割れ目に覆われた山である。




ザイオン国立公園、十年前の記憶より魅力を感じた。とおりいっぺんツアーでなく、もっと楽しめる企画を考えてみようかしらん。


***


ブライス・キャニオンへ向かう。入口近くにあるレッド・ロック州立公園もおもしろいなんどか立ち寄ったが今回は車窓にて。 


ブライス・キャニオンはそれほど広くないので観光客が気軽に見学できる。つまり、観光バスも多い。



ビジターセンターにストップ。すぐ横に巨大なソーラーシステムが出来ていた ブライス・ポイントに行こうと思ったら、臨時で今日は閉めているようだ。ひとつ手前のインスピレーション・ポイントへ。ここも充分びっくりしていただけます。柵などないから落ちないように注意して↓



サンセット・ポイントからは2㎞今日のナバホ・ループ・トレイルというのがある。上から写真をとるのとは全然違う風景が展開して、ぜったい楽しめる。ただし、長くはなくても急な坂。けっして楽ではない。さらに季節や天候によってはすぐにクローズしてしまうので確約も出来ない。今日は、行きましょう!(^^)



少し降りるだけでも周囲の雰囲気は一変する。谷底へ近づくにつれて・・・これだけの高さをまた登らなくてはならないのか、と感じる(^^)




底へ近づく。こんな狭いところを通ると・・・



おどろいたことに一本だけ木が生えている↓





全体を一枚の写真で撮るには、上下パノラマしかありませぬ↓


 こんなところにブルーベリー?↓



崖の下は、上から見るのとも、途中見ていたのとも違う風景↓



リスちゃん、そこらじゅうにおります。エサをねだって足元をちょろちょろ


さぁ、再び崖の上のサンセットポイントへ登っていこう




「雷神のハンマー」と名付けられた岩が見えてきたら、崖の上は近い↓




小松の足でだいたい一時間十五分程度のウォーキング。希望の方だけお連れしました。


****


ルビーズ・インのバッフェにて昼食。この宿はちょうど百年前にルビー夫妻がはじめた 昼食を終えて外へ出ると・・・不穏な雲が空をおおいはじめていた。


今晩宿泊のアリゾナ州ペイジへ向かう道で、まさかあんな天気になるとは、その時は思ってもみなかった・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする