旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

サンフランシスコのコイトタワー

2016-08-23 14:05:06 | アメリカ西部

2016年6月は忙しすぎたので書ききれていなかった事を追記。

★サンフランシスコ湾を見晴らす展望台として、登ってみる価値があるコイトタワー。

フィッシャマンズワーフから海を左手に見て車で十分ほど走ると、丘の上に見えてくる。

かつて、港の船へ手旗信号を送っていた場所。だからテレグラフ・ヒルという名前なのだ。

この場所にタワーがつくられたのは1933年のこと。近づいてみると、消防用のホースのノズルの形をしている。

これは、遺産の三分の一を使ってこの塔をつくらせたリリー・ヒッチコック・コイトという女性の生涯と関係がある。

1843年生まれの彼女は、八歳の時ホテル火災から消防士によって救出された。以後、彼女はサンフランシスコの消防団のマスコットになっていったのだった。男勝りの彼女は、ズボンをはき、葉巻をくゆらせ、ギャンブル場にも出入りした。消防士たちに並ならぬ敬意と羨望?を持っていたかもしれない。コイトタワー入口に飾られた彼女の写真は、よく見ると消防団の帽子をかぶっている↓

あのサンフランシスコ大地震が起きた1906年には、かつて子供だった自分自身をすくってくれた消防士たちが、献身的に活躍する姿を間近に目にした事だろう。 生涯、彼女はサンフランシスコの消防士たちへの感謝を忘れる事はなかった。

だから、1929年八十六才で亡くなる時、「サンフランシスコにもうひとつの美を付け加える」塔をつくる事を決め、そのデザインをこの消防ノズルにした。

彼女が亡くなったのは、くしくも大恐慌のはじまった年。塔の内壁にはニューディール政策で雇われた絵描きたちが、びっしりとサンフランシスコの日常を描いている。

  塔は1933年にオープンした。

入場料を払うと、手にスタンプを押してくれる。よく見ると「 I ♥ S F 」ですね(^^)↓

エレベーターで頂上へ上がると・・・

360度の展望を楽しめる

**タワーの入口にあるこの像は誰?説明を読んでみると、コロンブスだった↓

 

 

 

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