すごい風が吹いていたきのうの午後だったが、今朝窓から見える火力発電所の煙はまっすぐ上にたちのぼっている。 今日のアンテロープ・キャニオンは、雨が降ると鉄砲水の危険があるので入場がストップされるが、これなら入れそうかな。朝8時スタートで一番乗りで入口に到着 この時間では太陽光線が岩の割れ目から下まで差し込むには早すぎる。みなさんが期待しているような光景が見られないのじゃないかと心配していたけれど、晴れていたので幸いここまでの光があった↓
人が少ないことでゆったり楽しめる。砂も巻き上がらない(写真撮る人がわざと手ですくって空中に撒いたりするんです) 出てきた時には、涸れた川にずらりとジープがならんでいた。これからの時間、狭い洞窟の中は混みあうことになる。
ここの見学はナヴァホ族の運営するツアーに参加しないと出来ない。街の中心から出発し、途中からこの涸れ川をジープで走る。振動がキツイというか楽しいというか⇒
**次は、これも近頃のツアーでは定番になった「ホースシュー・ベンド」へ。以前は砂地をざくざくのぼっていく感じだったが、昨年あたりから一部舗装もされて格段に登りやすくなった。やっぱり砂まみれになるので小松は今日はサンダル履きです。
トイレも売店も日陰ひとつない駐車場から登って降りて二十分ほど コロラド川が馬蹄形に蛇行した驚異の風景が、どど~んとひろがる↓
これはグレンキャニオンダムの下流にあたる。ダムが出来る以前はいったいどんな場所だったんだろう。
***きのう近くを通っただけのグレンキャニオンダムをビジターセンターから見下ろす。
そして、ほとんどのツアーは訪れないが、訪れてみれば必ず満足するリース・フェリーへ向かう
ダムの下流。ここからコロラド川のゴムボート下りがはじまる場所。最長は十三日間にもなる「リバー・ランナー」だ。
川の水は冷たい ちょうど巨大なボートが川にはいるところだった
ここの手前には、こぉんな岩もあるんです(^^)↓
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今晩はグランド・キャニオンのロッジに宿泊する。南下する89号線はずうっと右側に巨大な崖が範奏する。グレート・ステアケイス(大階段)と呼ばれる断層だが、地図には「エコー・クリフ」と表示されていた↓
地図のチューバ・シティの少し南にあるキャメロン・トレーディングへ到着。古い橋がかかっている お土産物屋としてもこのあたりではいちばん充実している。
昼食はナヴァポ・ブレッド。からっと揚げたパンの上に野菜やチーズがどっさり乗せられている。これで一人前!
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グランドキャニオンへ向かう道、コロラド川の谷が深くなってゆくのが右手に見える⇒ 東側のゲートから入園⇒ 「デザート・ビュー」と呼ばれる場所には先住民風の塔が建てられている↓
ここからの眺めは通常ラスベガスからの日帰り観光では見られない。
入口に今日の天気予報が出ていたえ?豪雨ですか?曇ってはいますが・・・
サウスリムから公園外に出たところトウシャンの街にある★IMAX(アイマックス)をご覧いただくことにした。二十数年前にはじめて見た時の強烈な印象が今も鮮明。今でもその時のフィルムだというから、それだけ質の高い映像だということだろう。当時はなかった日本語のイヤフォンが用意されていた。
内容はほとんど覚えていたとおり。以前よりもそのシーンが何を意味しているのかがよく理解できた。 特に、1540年最初にやってきたスペイン人たちがはじめてグランドキャニオンを目にして畏敬に撃たれ兜を脱いで跪くシーンを記憶していた。その存在をまったく知らずに出会った彼らはどんなに驚いたことか⇒
シアターを出ると、けっこうな雨降りになっていた。予報はあたりましたね
帽子をかぶっていても、早く車に乗りたくなる本降り。ロッジにチェックインしよう。レセプション棟から徒歩ではちょっと遠い六つの棟がある。
絶景ではないが、窓からやさしい森の風景が見える。設備も充分。さぁ、明日朝のグランドキャニオン散歩、晴れますように。