はじめて見る雲をかぶったモニュメント・ヴァレーの夜明けだった。ここに宿泊しているからこそこの刻々の変化を知る事が出来る。
何度も訪れている場所でも、まだまだ全然知らなかった世界に出会えるのだ。
今日は午前八時からのモニュメント・ヴァレーのジープ観光。この時間にはきっと雨も止んでいる・・・と思っていた。
●ジョン・フォード・ポイントに到着。定番の「崖の上」は雲があるからよけいに凄みがある。
さらに走って、THE CUBEは確かに立方体みたいな形をしている。「この周りを三回まわって願い事をすると叶うんです」とYさんが言う。みんな信じやすいから(笑) 遠くに見えていた「トーテムポール」と「踊り子たち」の岩が近く見える。
THE CUBEを出た頃から、雨がつよくなってきた。
「そのうちやむさ」とたかをくくっていたが、そうも言っていられず、緊急用の折り畳み傘をとりだして、前から吹き付けてくる雨を避ける。
雨を避けつつ景色を撮影した「サム(親指)」岩↑ 余裕はしかし、だんだんうしなわれていった。
未舗装の道はいつのまにか川の様↓
吹き付けてくる雨は足元もぐっしょり濡らしはじめている。傘に顔を埋めてなんとかしのぐ。ポケットに入れたドル札も濡れてしまったようだ。
しかし、ふと見上げた景色は壮大そのもの。「雨乞いの岩」だと説明された高さ百メートルはありそうな巨大な岩山からは何本も滝が落ちている。思わず雨も気にせず見上げてしまった。
「あぁ、すごいけしき!」
ウォーターアトラクション以上に濡れてしまったけれど、もう笑うしかない(笑)同じく行き交う観光ジープに乗った欧米人と笑顔で手をふりあった。
この様子じゃ、一般の車はとんでもない。ジープでよかったぁ
崖の上に我がTHE VIEWホテルが見えた。ああ、早くあそこに戻ってお風呂はいりたい!※岩に同化するように建てられている三階建ての建物が見えますでしょうか↓
午前9時半前にTHE VIEW到着。カイエンタあたりのホテルじゃなくてほんとによかった。今日の午後はラスベガスまで走ればよいだけだから、ゆっくりお風呂に入って、午前11時に出発とした。ゆったりした行程・いちばん近いホテル、だからこその余裕。
風呂からあがって、ベランダからさっきの場所を見下ろす。きのう夕方ここから高みの見物をしていた、あの雨の中を我々も観光してきたわけですね(^^)
午後は一路ラスヴェガスに向かいます