「ボートで森の中を散歩できる町があるんです」と、アムステルダムのガイドさんにきいたのはかれこれ十五年も前のことだったっけ。あれからずっと行ってみたいと思っていたヒートホールンを訪れることが出来た朝。
宿泊したちょっと大きめの民宿といったホテル↓
ここも水路に面した立地
晩秋のきりっと冷たい空気。空にはカナディアン・グース↓
水路の中心部へ歩きだす↓
普通に住民のいる町。ワンちゃんおさんぽ↓
にゃんちゃん塀の上↓
まるでテーマパークのような家々なのだが、人々の暮らしがそのままおしゃれ。
水路から湖方向へのびるあたりには観光滞在用のコテージがたくさんならんでいる↓
夏にはどれほどの人がやってくるのか、係留されているボートの数をみれば想像がつく。今日のようなオフシーズンのほうがきっと楽しめるのではないかしらん↓ボートがならぶ桟橋は
湖に突き出した桟橋にある円形のレストランのもの↓
最近やっとできたというヒートホールンの博物館へ入ってみよう↓
★ヒートホールンとは「ヤギの角」という意味。ヤギの角が見つかったのでこの名前の村になったのだという。歴史にその名前がはじめて出てきたのは1227年だそうだ↓
ここに古くから町ができた最大の理由は、泥炭がとれたこと。
切り出して、燃料として売れるのだから比較的楽だったのかなと、思う。
1312年にはFlagellantsフラゲランツと呼ばれる集団が住んだ※博物館の説明
自分の身体を鞭打ちながら行進するような熱狂的カトリック教徒たち。彼らが集団で住みついたぐらいだから、やっぱり田舎ではあったのだろう。
1500年ごろになると切り出していた泥炭が枯渇した。
人々は湖の底の泥をすくってそこから泥炭のブロックをつくるように変わっていった。この作業を何百年にもわたり続けていったことで、今のような広大な湖が出現したのであった↓⇒※このあたりの事をもう少し詳しく書きました
我々もボートを借りることにする↓あ!中国語表記だ↓
水路はごくごく分かりやすい。ヴェネチアなんてとんでもない。一本道です、ほぼ。
湖にでると、すぐにハクチョウがよってきた↓
何かくれるのだと思ってますね、確実に・・・
我々がなにも出さないのを悟ると、とつぜん「ごわ!」とでも形容したい、口汚い罵りをのこして(そう聞こえた)、我々のボートを離れていった。
そして、後ろからやってきていた中国勢のボートに寄っていき・・・↓
(たぶん)いつものとおり、たっぷり食べ物をせしめていた。
おや、前方に平たい島がある↓一軒だけあるたてものは、なんとホテル!↓
やく45分ほどのボートツアーでした
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ボートを返して、車の方まであるく
途中、この看板↓
ヒートホールンの漢字表記は「羊角村」というのか、
中国は外来語を発音に漢字をあてるばあいと
意味から漢字を選ぶ場合があるが、
この場合は後者ですね↑