旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

「ホースシューベンド」は有料観光地になった

2022-09-18 15:50:41 | アメリカ西部
グランドキャニオンの上流。コロラド川が馬蹄(ホースシュー)のカタチにベンドした(曲がった)大絶景。
2022年は駐車場には料金所ができて10ドルを徴収されるようになっていた。
※料金所の写真、驚きすぎて撮り忘れました(笑)

下は2016年の様子↓

この時でもだいぶん車が多いとおもった。

下は小松がはじめて訪れた2007年

↑駐車している車は我々だけ。道路からの看板もなかったから、知っている人しか来られない場所だったのである。
2007年には舗装などしていないこんな道で↓

砂地に足をとられながら丘を越えて、柵などない断崖にたどりつき↓

おそるおそる断崖をのぞきこんだものだ。



↓同じ場所、2016年の混雑

人が増えていろんなコトが起きたのだろうか…

今年2022年に訪れてみると↓

整地され、こんな柵が設置されていた!

景色は変わらないとはいえ、コワさはなくなる


しかし、スリルを求めるのは人の自然

自己責任でも、こういうところへ行きたくなるのです(^^)

↑写真をお撮りするのも、腰が引けますなぁ(笑)


この場所へ至る道も整備され

歩きやすい、丘は越えない平坦な道が用意されている。

車椅子の人も楽に訪れることができるようになったのだ(^^)


本日最後にグレンキャニオン・ダムのビジターセンターへご案内

ここの窓から豪快なダムとダム湖が望める。
また、このダムによってできたパウエル湖のジオラマもよくてきている。

↑このダムは一番下にちょこっとだけ見える↑この先にこんな複雑なカタチをした人造湖があることが伝わったかしらん。

**

ダムから近い高台のホテルにチェックイン

夕食はいつもの中華でと思ったら!日曜日で閉まっていた。

どうしたもんか考えた末に、となりのウェスタン風ファミレスにはいったら

予想以上に内部が広くて、なんと

ステージまであるではないか(^^)
しばらくするとアメリカのバスツアーがステージ前の席を埋めて、

すぐに演奏がはじまった♪
「ルート66」や「カントリー・ロード」など知っている曲も多々あり
予期せぬ楽しい夕食となった。

メニューはどれもアメリカン・サイズでした(^^)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロワー・アンテロープキャニオン

2022-09-18 13:03:44 | アメリカ西部
アンテロープキャニオンは三か所ある。
いちばん有名なのはアッパー・アンテロープキャニオンだが近年混雑がひどくなりすぎているとの情報
※2014年にアッパーを訪れた時のブログにリンクします

今回はあえてロワー・アンテロープキャニオンを選んだ。


予約した見学スタート時間の三十分前には到着してチェックインし↑発券してもらう
必ずトイレをすませる。水は持っていってよいが、携帯品は小さなかばんも含めておいていくこと。
階段があるし、手を自由にしておくことで安全を確保できるから。

↑十人ぐらいごとに地元民のガイドさんがつく↑今日はKEOLAさん。マオリの挨拶みたいな名前。

先住民居住区では(他の白人エリアとちがって)コロナウィルス感染防止のためにマスク着用を求められる。

まずは↑こんな道を五分ほど歩く↑「どこに谷があるの?」と思うような場所。

と、突然、細く切れ込んだ谷の底に向かって階段があらわれた↑
この谷は先住民の羊飼いが迷い羊を追っていて見つけたのだそうだ。

階段を降りるといっきに光が変わる。

と同時に、細かい砂が充満していることが↑光の帯をみてわかる。
この先はマスクとゴーグルがあった方がよい。

この地形はどうやってできたのか?
今は水がないけれど、いったん上流に雨が降ると鉄砲水が割れ目を突き破って流れる。

↑その映像を地元ガイドさんが見せてくれた

鉄砲水が運んできた木の残骸が

地面の泥に埋まっている↑

アッパーとちがって地面はかなり狭いところがある

どこを見上げても不思議な造形

高低差にはしっかりした階段が設置されている

「去年ここで泳いだよ」

え?こんな高さまで水がとどくのか

いろんなカタチをガイドさんが指さし、携帯を渡すと撮影してくれる。
↓「笑っている顔」や

↓「金魚」

↓「ロッキー山脈の太陽」なのだそうだ(^^)

いちばん大きく美しく見えるのが↓「髪をなびかせた女性」

↑これはロワー・アンテロープキャニオンの看板にも描かれていたっけ


時折、頭上から砂が降ってくる↑風がある日はとくにひどいのだそうだ。

↑写真の時だけマスクとゴーグルをはずしました(^^)

ロワー・アンテロープキャニオンの長さは四百メートルほどもあり、一時間半ほどかけてゆっくり歩いた。
アッパーの現状ではこんなにゆっくり歩かせてはくれないだろう。

↑最後にこれは何に見える?
「タツノオトシゴ」
なるほど、よくこんなカタチをみつけましたねぇ(^^)

最後はこのタツノオトシゴのカタチをした割れ目から地上に上がった。
***
アンテロープキャニオンには三か所の見学可能カ所があり、
上流から「X(エックス)}、「アッパー・アンテロープキャニオン」、「ロワー・アンテロープキャニオン」となっている。
どれも現地の先住民が運営するツアー会社に予約してガイドの案内と共に入場することが義務づけられている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャメロン・トレーディング・ポストを経由してペイジへ

2022-09-18 11:32:54 | アメリカ西部
1911年にリトル・コロラド川にかけられた橋↑これができたことでキャメロンはトレーディング・ポスト(通商場)となった。
**
朝、セドナを出発し17号線を北上。

↑有名な「ルート66」がとおっていたフラッグスタッフを経由して、ペイジをめざす。
フラッグスタッフの標高は6900フィート=2100メートルほど
どんどんあがってゆく。

グーグルマップを見ると↓

フラッグスタッフの北に「サンフランシスコ・ピーク」という山があるのがわかる。
この頂上群のうち一番高いハンフリーズ・ピークは標高3850mと富士山より高い↓見えてきた

↑ドライブしている場所がすでに2000mを超えているのでそんな高さには感じない

このあたりは何度も通っているが今日の青空は格別(^^)
※2015年に通った日のブログにリンクします

さらに北のペイジに向かって一時間ほど走ると

グランドキャニオンに流れ込む支流のひとつリトル・コロラドが流れるキャメロンに至る

「リトル」といっても大地を切り裂く大きな裂け目になっていて、人が物資を運んで超えるのは用意ではなかっただろう。
そこでこの↓鉄の橋が1911年に建設された

床部分はけっこう薄そうで、現代の車の走行にはとても耐えられなさそう。
今は閉じられ、すぐ隣の現代の橋を猛スピードのトラックが走る。


※冒頭の写真参照
先住民も開拓者も橋があるところに集まり、交易の場所=トレーディング・ポストができた。

それは今でも続いている。
主に巨大なお土産屋さん+レストランとして(^^)
※「ナバホ・タコ」上のリンクの中に写真がでてきます


漬物ってどの世界にもある↑

先住民のクラフトワークも

***
さらに北上。

朝出発したセドナや超えてきたサンフランシスコ・ピークあたりとはちがい、茶色に乾燥した平原。

↑ペイジへ向かう89号線右手に「グランドステアケイス(大階段)」が見えはじめる
地図上ではなかなかこの巨大な壁は見えてこない。

切通しをぬける

ひとつ高くなったがやはり乾燥した台地



岩壁に「P」の文字

ロワー・アンテロープキャニオンの見学予約12:30に間に合った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする