僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

卒業(重松清)

2006年12月19日 | よむ

卒業(重松清)

またまた重松清。

4話構成の短編集ということで重松の既存作品とかぶるものが多い。

この人はとても大きなコンプレックスをかかえているのだろう。

いつもどうしようもなく逃げ出したくなるような人生を描いている。

ただそれだけにリアルがつきまとう。

10年後、僕は40の一歩手前になっていて、

両親は70になっている。

今からの10年こそが人生で最も重要な10年の気がしてならない。