僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

オトナ帝国、野毛。

2022年01月23日 | ぶらぶらする

なんですかこの店は...
完全に昭和じゃないか。
テレビではずーっと競馬やってるし。
店内は競馬新聞片手のおっちゃんしかいないし。

紹興酒はファンタのビンみたいのででてくるし。
まずはここから

チートを頂く。
豚の胃を生姜で炒めて
トロミをつけたもの。
濃い!
次っ!。

ホルモンを頂く。
ネギと味噌だれで炒めたもの。
濃い!
はい、次っ!

豚頭肉を頂く。
チャーシューのような冷やし料理
味噌だれで頂く。
こういう店では
周りの発注が勉強になるなぁ。
はい、最後っ!

締めに一皿パタンを頂く。
アクセントの位置が気になります。
ひえっひえの中華麺にネギとチャーシューを乗せて
塩ダレ、生ニンニク、胡麻油の禁断腹ペコ三兄弟であえたもの。

この時期冷たい料理はちょと体が冷えるので
スープで暖をとりながら頂く。
ディープだなあ!
メニューも何の肉だからわからないのとかあるし。

ちなみに町もびっくりするほど昭和です。
春日部の20世紀博まで行かなくても
20世紀はちゃんとここにあります。

角を曲がると大人の映画館に
パカパカと路上で煙草を吸いまくり
大人のお店に列を作る成人男性。
川沿いでは飲みながら競馬新聞。

川を渡ると今度は大人のお風呂屋さん。

さながらダメ男子の掃き溜め。
ちなみにやたらと交番が多い。
空を見上げれば
開国エリア近代化の象徴ミナトミライ。
小林まことの漫画でもおなじみ
大衆劇作家の長谷川伸はご当地
日ノ出町の生まれ。
人情味あふれる股旅物は
ここ大岡川の水で磨かれたのかと思うと
感激もひとしお。
なおこの辺りは地名は
「旭橋」「長者橋」「黄金町」「日ノ出町」
とこの辺りに似つかわしくない地名が多く
心の隅間を文字で埋めたような
虚ろな悲しみを感じる。

かつて隆盛を誇った黄金町界隈。

わかる人にはそれとわかるこの作り。

壊すことなくアトリエなんかにしてるところをみると

地権やらなんやらで
浄化作戦てのも
まだまだ難しいんだろな。
あ、ここにも交番。

珍しく繁盛している商店街を見つけたけど
よくみると中国台湾韓国の
アジアンフードばかり。

商店街も変わり続けないと難しいんだろな。
バーグカレーを発見。

帰りはリトルバンコクこと
伊勢佐木町のクァサーヤムで

豚肉のガパオを頂く。

辛いんだけど
ガパオがむっちゃ入ってる。

なぜなら目の前でタイスーパーなんて開いちゃってるから。

しっかり肉の旨味を残した
ちょうどいい味付け。