僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

うずとかみなり(本鵠沼)

2024年10月12日 | 麺をいただく

地鶏の味玉醤油RAMENを頂く。
全部入りだと2000円を超えちゃうインフレゾーン。
ラーメンも随分お高くなりましたのね。

細かく時間が分かれた記帳台は
行列をできるだけ短く
効率よく並べるようにという配慮からか。
長ーくお洒落なカウンターと
テーブル2台で16名ほどの規模。

足元に照明あり、
無機質なカウンターありで
バーのよう。
とにかくセンスがいい!
居心地の良さにぼんやりしていると
丼が到着。

主役のRAMENを照明が天井から照らす
心憎い舞台演出。
店内全てがRAMENのための舞台装置なっていることに気付く。
スープを一口すすって
思わず「旨っ!」と声がもれる。

とにかくスープがうまい。
これで無化調なら化学調味料は何のためにあるのだろう。
きめ細かな細麺と絡んで
上質な三輪素麺を頂いているような感覚。
鰹の深み溢れるスープは永遠に飲んでいられるほど。
叉焼もホロホロと崩れ
この時間が永遠に続けばいいのに。
と願わずにはいられない。
帰りは本鵠沼を通り越して
高級住宅街を眺めて
藤沢駅もスルーして
藤沢本町まで歩いてみる。
遺構のあまり残っていない東海道宿場町で
しかたなく大して小高くもない小高い丘の
伊勢山へ上ってみる。

伊勢神宮を祀っていたとか
ここから伊勢神宮を遥拝したとか
諸説あるが
緑の残る季節では
大して景色もよくない
実に中途半端な広場だったりもする。
中央のコンクリートは鐘楼で
太平洋戦争当時の
金属類回収令で接収された名残とのこと。
学生君たちにまぎれて
小田急線で湘南を後にする。


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