5年間、阪神タイガースの監督として活躍されたあなたは、とても素晴らしい方でした。
リーグ優勝も経験され、そのたび日本一にはなれず、しかしAクラスをずっと爆走してきたチームの姿は、もはや昔の「万年お荷物」ではなく、まさしく'85当時の栄光の再現のようにも思えました。
今シーズンも、そのようになると期待していました、7月までは。
2位巨人との差が最大13ゲームあったにもかかわらず、最後の3試合でものの見事にひっくり返されたことには、もう奇跡以外のなにものでもないと思いました。本当に手の届くところにあるペナントが、あとちょっとのところでするりと手からこぼれ落ちていく・・・。さぞ心苦しかったのではと思います。
さらに先日のクライマックスシーズンでも、苦手の中日相手に善戦されました。最後藤川が打たれたために惜しくも敗退され、あなたの監督生活も終わりを迎えられたわけですが、彼は悪くありません。勝負の世界、しかも短期決戦となると、ときに運も敵に回ってしまうこともあるわけですので、こればかりは仕方のないことと思います。
ここまで、やや皮肉っぽく書いていますが、決してあなたを責めるつもりはありません。来期の監督も早々に決まるようですし。
とにかく、来年も強いタイガースが見たいのです。そして今年も果たせなかったリーグ優勝、あわよくば日本一になることを期待して。
まずは、おつかれさまでした。