KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

度胸試しとよべるのか

2008-11-18 23:27:12 | 日記・エッセイ・コラム

 数日前、めずらしくフレックスで出勤する、その日観た朝のワイドショーで、「今学校ではやっている危険な遊び」というのをやっていた。度胸試しといおうかなんと言おうか、殆どはTVのバラエティー番組の真似事なのだが、中には危険なのもあるわけで。一番ショックだったのが、ひとりが床にはいつくばり、その上から何人もの人間(同級生)がどんどん上に重なっていき、どれくらい耐えられるか、というものだった。

 これは昔見た、クラス内のいじめをテーマにした映画そのものじゃないか!

・・・ある主人公の少年がいて、その子は何人かのクラスメイトに常にいじめに遭っていた。先生が間をとりもち、仲直りさせた直後、逆恨みしたいじめっ子ら数人が、人間じゅうたんだと叫んでその子の上からどんどん覆い被さっていき・・・結果主人公の少年は意識不明の重態となってしまう。そこではじめて、クラス内で重大な事態が起きたことを生徒全員が思い知らされる・・・。

 ワイドショーで紹介されていた「危険な遊び」というのは、ぼくも小学、中学頃は不謹慎だが普通にあった。ただ最後はいつも誰かが(ときには自分が)「痛い目」にあって来ているので、これは良くないことだ、危険なんだと一つずつ覚えていく。本当のことを言うとそれこそどんどん痛い目に遭ってこなければ、人の痛みなんて分かるわけがない。そう思っている。

 人を跳ね飛ばしたまま何キロも逃走したり、些細なことで見ず知らずの人間を刺してみたりする人は、一度もこのような経験や考えをしたことはないのだろうか?

 今回の最後に、映画の中に出てきた、ある女子児童のこんなことばを書き留めておく。

 「家にいて、(自分がいじめている)その子のことを思うと、可哀想になってくるし、その子をいじめている自分が恥ずかしくなってくる。けれど、学校へ来ると、またいじめてしまうんです・・・」

コメント
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