多忙、というよりは早出出勤(5時半に家を出る)が多く、寝る時間を確保するためにブログをちょいとばかりサボってしまいましたが、前回のつづき。
都電で三ノ輪まで出て、地下鉄に乗り換えて銀座へ。三越で開催していた「山口晃展 東京旅ノ介」(既に開催終了)の原画展覧会にいってきた。
最初はあまり興味がなかったのだけど、マイミクさんの間でチョットした話題になっていたようで、それならばと思ってフタを開けたら・・・コレがまたセンスいい!それでいて緻密なのだから、ついつい近くに寄って凝視してしまうのだ。
普段はモノトーンで平凡とさえ思われる東京の町並みが、山口氏の想像力にかかると、なんとも言い難いワンダーランドに早変わり。作品の写真撮影は当然厳禁なので、土産として買った絵葉書やクリアファイル等に描かれたものをちょっと紹介しようと思う。
こちらは、「六本木昼図(ヒルズ)」。全体的に「千と千尋の・・・」の世界にも近いような。
その端に描かれた、「露電」。実物大模型(?)も展示されていたが、写真なし・・・。
展示品には無かったと思うが、「傘かしげ」「こぶし腰浮かせ」。これはかつて車内マナー広告にも使われたことがあるので見覚えある方は多いのでは。
電信柱にも造詣があるのか、こんな電信柱があったらだれでも見上げることだろう。
東京の町並みだけでなく、戦国時代もの、戦記物も多い。これは、たまたま今読んでいる小説「坂の上の雲」にも出てくる「二十八サンチ砲」。
今回のタイトル「東京まちあるき」は、こちらの回の意味合いが強い。現代の世界に昔のイメージをごちゃ混ぜにし(逆もしかり)、それがまたうまく調和しているから面白い。実際あってもおかしくないし、もしもこんな東京だったら毎日でも歩きたくなるなぁ。