前回の続き。
会津若松で、久しぶりにC57180と邂逅する。いつもの調子で、新潟への準備を整えていた。
3時過ぎに、「SLばんえつ物語号」として発車を待つ列車の人気は相変わらずだ。
乗ってしまうなんて!しかも、
最初の喜多方駅で下車。ラーメンで有名な喜多方だが、今回はラーメンを食べたくて来たわけではなく、きっと、今思えば、夏の暑さに完全にぼく自身がやられてしまったせいかもしれない。
戻ろうにも、次の列車が来るまで2時間弱もある。何もしないわけにもいかず、とりあえず駅の外に出た。
どこでレールを違えたのだろうか?
西に日が傾きかけているとはいえ、全身から汗がしたたり落ちる暑さ。喉も渇くので、コンビニへ行くのだが、駅から数百メートルも離れている。そこまで歩き、やっとの思いでペットボトルのジュースを買う。よく考えたら、この日はこれで5本目だ。
そのあとは駅周辺の町を散策。
![Img_07691_2 Img_07691_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/e1/4b4d8453abd3e94525470de034917e77.jpg)
ここは、かつて使われた大衆食堂のようだ。
こういう古さを感じさせる街並みを歩くのは好きなのだが、暑くてその気力もすぐさま奪い去られる。1時間くらい歩いたつもりだが、実際には40分くらいだろうか。
また駅に舞い戻り、待合室でぐったりしていた。朝から酷使したケータイも電池が切れてしまい、twitterも発信できない状態に。
1時間ほどこうしていただろうか。ようやく、帰りの列車がきた。
そして列車は、今まで来た道を、ただひたすらなぞるように、軌道修正されるように戻っていく。
夕日とともに、だんだん現実に引き戻されていくように感じた。
しかし今回はとても疲れた。鉄道の旅も、最後は体力勝負なんだなと、はじめて悟った。