Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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最終組立てVer.4

2015-11-10 21:06:36 | Osca Dromos Zagato
今日も見事に雨が降っています。
午後からは少し止み間が有りましたがまあ基本的には冷たい雨・・・と言う所ですね。

横浜のホビーフォーラムも皆さんのブログを拝見している限りなかなか盛況だった様ですね。
皆さんそれぞれのフォーラムを満喫されたんじゃないでしょうか!?
私は今年も行けませんでした、この所仕事がたて込んでいまして・・・そう簡単にお約束を反古にする訳にもいきませんから・・・

さて今日も始めましょう。
今日はドアの内装からでしたね。
この車はドアの内装もかなり凝っていますよ、まずはドアの内装に付いているハンドル・・・とでも言うのでしょうか開け閉めに引っ張ったり押したりする部分ですね。
実車のこの部分は金属色なんですがクロームの様な光り方では無くアルミでアルマイト処理をした様な渋いシルバーの感じです。
しかも角は出ていなくて少し丸い感じ・・・
どの様に作ろうか考えたのですが、アルミパイプをロールで挽いて潰した物をカットして使いました。

また訳のわかり難い画像が・・・
外径0.8mmのアルミパイプを2.0mmに切りまして0.1mmのステンレス線を通します・・・

そしてプライマー→ラッカーサフ→ベースドピンク→レッドと塗ったのがコレ!
何だか昔懐かしいお弁当のウインナーでは有りませんよ(笑)
後ほどわかります(爆)

内装のスピーカーの予定地(?今の所オーディオは付いていませんのでダミーです)にメッシュとリングを取付けます。
先ほどの取っ手もね!

城の模型に使うエッチングですがここに使います・・・
この内装の内側が物入れになっているんです。
そこにこの特徴的なメッシュが取付けられている訳ですね・・・ついでに先ほどのお弁当のウインナーも・・・こちらに写っていますね。

メッシュをカットしてブラックに塗装
この部品は細かなメッシュを潰したくなかったので
ミッチャクロン→ウレタンフラットブラックと言う手順で塗っています。

次はウインナー・・・じゃなくドアの開閉用のワイヤーを作ります。
普通なら0.1~0.2mmほどの洋白線を弓なりに曲げて使われるかもしれませんが実車はロッドでは有りませんから普通の金属線をそのまま使うのは表現の問題であまり良くない・・・実車では簡単に切れてしまうと良くないので細いステンレス線を何本もより合わせたステンレスワイヤーが使われていますのでそれらしく見える物が良いですね・・・例え見えなくても。
今回は0.1mmの鉛線をメッシュの上でゴム板で押さえながらまわしますとステンレスワイヤーが出来上がります。

この開閉用のワイヤーを取付けてみました・・・
赤い持ち手の部分の重量で中央部分が少し下に下がっている感じにしました・・・が如何でしょうか?
気持ち赤い持ち手が大きい様な気もしますが・・・元々見え難い部分なので少しオーバー気味に再現しておきました(笑)

特徴的なポケットのメッシュも取付けてみました。
右側は開閉用の持ち手の少し垂れ下がり方が足らないですね・・・後で直しておきましょう。

いよいよダッシュボードです。
今回の製作では一番難しいのがこのダッシュボードだったんです
何が難しいかと言いますとベースになったヨウモデリの完成品は最初からダッシュボードが無いですしダッシュボードはABCのキットの物ですから全く合うはずもないのです。
しかもダッシュボードはボディ側に連結するセンタートンネルはシャーシ側に有るので位置合わせをきちんとしておかないと組み立てが出来なくなってしまいます。
例えばダッシュボードをシャーシ側に取り付ければ・・・と考える方もいらっしゃるかもしれませんがドアの内張りが結構立体感が有りますのでダッシュボードをシャーシに付ければドアの内装が入らないんですよ・・・。
なのでダッシュボードの下側のステーをきちんと位置合わせするしか無いのです。
難しいのはこのY型のステーですね。

ボディをシャーシに嵌め込んだ時にこんな感じで収まらないといけないんです、微妙な調整が必要なんですね。

位置合わせは時間がかかりながらも何とか完了しましたので次はセンターコンソール部分のスイッチ類ですね。
まずはアルミ板を削ってパネルから作ります。

次はフレッシュエアの吹き出し口を・・・直径2.0mmの真鍮線の中央に1.5mmのエンドミルで深さ0.2mm程の凹みを作りましてその中央に1.2mmの穴を開けます。
深さは1.5mm程で良いかな・・・
その中央の穴に外径が1.2mmの真鍮パイプを差し込んでハンダ付けします。
端面を薄くスライスして吹き出し口にします・・・

ちょっと大きいけどまあギリギリ使える大きさかな・・・

次は空調関係のスイッチ類ですね、このタイプは回して使うタイプとしては一般的な形状ですね。
直径1.5mmの真鍮線の端面に糸鋸で溝を掘ります。

真鍮帯金をその溝にハンダ付けします。
長いままでハンダ付けをしますと帯金のコントロールが楽ですよ、最後に両端をハサミでカットします。

リューターで回しながらペーパーを当てて余分な部分を削っています。
つまむ部分も余り大きくならない様に削っています。

こちらも薄くスライスする様に糸鋸で切ってゆきます、カットした面はバリが有りますので時計ヤットコで挟んでおいてペーパーで平面がでる様に削っています。

アルミ板の裏側には例のメッシュが貼られていますので先に切って貼っておきます。

メッシュは余り見えなくなってしまいますが取合えずセンターの部分は完成ですね・・・。

明日はメーターの部分やステアリングなどを仕上げて出来ればシャーシを取り付ける部分までいけば良いですね、そこまで明日終われば後は組み立て台に固定して外装部品を作って取り付けます。
そこまでいけば完成が見えて来ます・・・明日は定休日なんですが撮影も有りますから一日中仕事ですね。