Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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マフラーの製作

2016-06-26 22:21:23 | Nissan Silvia S15
今日は雨の心配の無い良い天気でしたよ。
昨日隣の畑のおじさんから頂いたオクラの苗を植えて余った畑の部分ですがやっぱりサツマイモのツルを植えておきました。
実は昨日の帰りにスーパーへ行きましたらまだサツマイモのツルを売っていまして、聞きますと最後のツルらしいのでこれを買って植えておく事にしました。
と言う事で芋のツルを50本追加して植えました。
これで今年の初夏の植え付けは終了ですね、後は夏までひたすら草刈りと草取りです(笑)
あ〜その前にブルーベリーの鳥除けをしなければいけませんね。
終わりが無いのも農業ですね。

さてお昼頃からは製作にかかります。
本日は昨日の続きでマフラーの制作からですね。
シルビアS15をお乗りの方でマフラーがノーマルの物を付けていらっしゃるのは少ないと思いますが、この御客様の車もマフラーが変わっている様でして資料写真を付けて頂いております。
画像を拝見する限り「柿本改」のマフラーの様ですね。
この完成品ミニカーには当然ですがノーマルマフラーしか付いておりませんので新たに作る事になります
素材は洋白の丸棒ですねまずはサイレンサーの部分から挽きますが中央にはテールパイプの差し込みの穴をあけておきます。
この柿本のマフラーはタイコの鏡の部分が平では無く「くの字」にプレスされていまして円周上に凹んでいますのでその部分を旋盤で削っておきましょう。
細かな事ですが柿本マフラーの特徴の一つなので再現しておかない訳にはゆかないですね〜。

次はテールパイプですが資料画像を良く見ますとテールパイプのエンドの部分に少しリップが付いている様でしたのでこれも旋盤で削る時にその形状に削っておきます。

マフラーが付くシャーシの後部は斜めに跳ね上げておきました、それはこのマフラーが斜めに跳ね上げた様な形状に取り付けてありますからその再現に・・・との配慮ですね。
但し自然な傾斜が自然に収まる様にサイレンサーの取り付け部分を斜めにフライスで削りを入れて有ります。

サイレンサーの取り付けはピンをサイレンサーに打っておいて位置を決めます。
いい加減な仕事をするならここはエポキシ接着剤で接着するだけで終わりになるのでしょうが・・・常にマフララーの重量がかかりますから耐久性を考えてピンを併用した方が良いでしょう。

もちろんピンも洋白線を使いますから最終的にマフラーと同形状に削りまして仕上げればピンも見えなくなります。
最終組み立てではバフを掛けてから少し焼き色を付けましょうか・・・

後ろから見ますとこんな感じに斜め上側に向く様にマフラーが取り付けられます。
排気口のエッジの厚みはなるべく薄くなる様に仕上げましたが前記の理由(エッジの部分にカエリが付いていますから)で少し厚く見えてしまいます。

次はいよいよタイヤ/ホイールを取り付けて車高を調整致します。
御客様の車にはボルクのTE37が付いていますのでこのホイールではないのですがサイズ的には丁度良い大きさなのでこれで車高出しをしておきます。
下の画像では標準の車高なんですが・・・実車と比べるとちょっと高い様ですね。

少し下げてみました・・・
1.0mmくらいなのですが実車では4.3cm下げた事になりますから結構ですね〜
タイヤとホイールアーチの隙間はこれくらいで実車通りですね。

次は内装ですが
レジン製のシャーシにセンタートンネルの部分やフロントのバルクヘッドが一体にモールドされています。
ご存知の通り今回の製作品ではレジンのボディの事後変形防止の為にシャーシをメタルの板に変更して有りますのでこの部分を新たに作るかまたはこのモールドを移しておかなければなりません。
モールドがダメなら作り直すところでは有るのですがモールドはなかなか優秀なのでこのモールドを移す事にいたします。
まずは前後の余分な部分を切り取ります。
普通なら鋸を床板に沿って切り取るところですよね・・・
でもそうしますと鋸の刃の厚み分だけモールドが低くなってしまいますよね〜。
それではその上に有るダッシュボードの高さが低くなってしまいますからセンタートンネルの高さを元に戻す為の工作を余分に行なわなければなりません。

今回はシャーシを別に作っていますのでひっくり返してフライスに止めておいて裏板をフライスで削ってセンタートンネルを取り出そうという事に致しました。

削り出したバルクヘッドとセンタートンネルを更に加工します。
ABCペダルはモールドが付いていましたがこれは作り直しをしますので削り取っておきました。


明日はドライバーズシートを検討する部分から始めましょうか・・・