Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

最終組立てVer.24

2016-11-19 21:39:56 |  Stratos JeansChicago

The person who hopes for the English version click this, please.

本日、山陰は曇り時々雨の天気でした。
措置は少しなま暖かい様な変な天気です。
冬らしく無いのです・・・普通の冬ならもう少し寒くて北風が吹いているのですが・・・
昨日最後のタマネギとニンニクを植えておいたのは正解の様でして植えた後に雨が降って潅水をしなくても根の付きが良いはずです。
そして少し暖かいので根がつきやすいのではないかと思っています。
雨は想定内なのですが暖かいのは想定外でしたね、自然はなかなか偉大な物です。

さて本日は長い間最終組立てをしていましたが、いよいよ完成が近くなりました。
最終組み立てに入ってから24日目ですからね!
いささか長過ぎますよね。
展示ベースにボディ本体を戻しまして、ドアを仮止めしていたマスキングテープを外してドアを開閉してみました。
ここから一番細かなコンパウンドを使って磨きを掛けました。

完成!と言いたい所ですがフロントとリアのフードを固定する為のロックを取り付けなければなりません。
リアのフードロックは古いレーシングカーなど(特にアバルトなどの小型車に多いかな)によく見られるゴム製のロックを使っています。
エッチングの部品はキットに付いていますが少し厚みが足らないのでハンダを盛って少し丸くふくよかな感じに加工します。
実物はゴム製で結構厚みが有るのです。

実車のロックの向きを参考にしますとロックはボディ側からフード側に付いていますから、ボディの方に小さな穴をあけてエッチングのゲート部分(余分な部分ですね)を曲げて取り付けピンにしております。
ただ単に接着するよりも強度がアップします。
そして吊り元の部分には洋白線0.3mmをコの字型に曲げた物を金具としてアクセントとしております。

完成写真はまだ撮っておりません、納品予定である12月の始めまでには撮影しておきましょう。

さてこれだけで製作時間が無くなるはずは有りませんよね。
次に作るのは2号車という事で決めています(勝手ですが)
ちなみに2号車は下の様な車です。
ワークスカーでは有りませんがプライベーターの車として活躍した車ですよ。


しかし本日は時間が余ってしまったのでここから先制作する1号車と2号車の中で一番心配な部分を作っておきます。
それはホイールでして・・・
2号車のホイールは色こそ違いますがワークスカーと同じカンパニョーロホイールなんですが1号車のフロントホイールはちょっと変わったスピードライン製のホイールなんです。
ミニカーから探せば良いかと考えていましたがどこのミニカーにも同じ様なホイールを使った物が無かった為に一品物を作る事にいたしました。
ディッシュの部分は少し前にご披露していましたので覚えていらっしゃる方もおられると思いますが、本日はキットのホイールと直径/幅/オフセットなどを揃えたホイールにしたいと思っています。
リムの素材は洋白を使いたいと思っています。
サイコウッドで作られたディスクの部分を切り出しました。
加工の都合上ディスクの四隅に固定用のステーが付いていますのでザックリと切り取ってセンターにアダプターを作りまして外周を旋盤で整えております。

リムを削り出します。
洋白の丸棒をキットのホイールに合わせて10mmに削ります。
中央にはセンター出しの穴をあけておきました。

リムの形状を削ってセンターディスクの間の部分にエッチング製のピアスボルトの付く部分がキッチリと収まる様に削っておきました。
センターの大きな穴にはディスクが収まる寸法になっています。
この辺りは理論上の寸法で作っても何となく雰囲気が違っていて何度もやり直しをしました。
削り直したリムは10個以上です。
削り直しと言ってもダメな部分を削ってしまいますからゴミが増えるだけなんですが・・・

先程の画像ではまだ丸棒のままなのですが今度はキットのホイールの幅の5.5mmに合わせてカットして裏から加工します。
ディスクの部分が綺麗に嵌まる様に削るのはなかなか至難の業です。
削り過ぎたらゴミにしかなりませんもう丸棒から切り離していますから本当にゴミになってしまいます。

ピアスボルトの付くプレートを入れてみています、なかなか良い感じではないでしょうか・・・!?

この画像を見ていてもう少しピアスボルトの付く部分が奥に沈んでいる方が良いかな〜と思いまして。
明日もう少し考えてみましょう。

オフセットは良い感じなので直すならピアスボルトの接着シロを削って落とせば後0.3mm程奥に追い込めますね。
この他にホイールボルトの穴も5個空ける必要が有ります。

最後に裏返して裏側のリムの一番外側の細い耳の部分を削っておきました。
フルディティールの作品なのでホイールの裏側まで見えてしまうのですから・・・