Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの制作Ver.6

2015-08-10 21:29:09 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も潅水をしました、まだ雨が降りません。
小豆とピーマン・茄子は潅水が欠かせませんね~。

収穫の方はキュウリとオクラですね~
キュウリは油断をしていますとヘチマのようになってしまい大味で美味しく無くなりますので注意が必要ですね。

今の所次の木曜日は雨が降りそうですので予報通り降ってくれれば一息つけるのですが・・・

さて今日は時間が無いので製作を進めなければなりません。
午前中には神奈川県からOさんが娘さんとご来店~!
娘さんはもう小学校5年生だそうな・・・大きくなったんだね~もう立派な娘さんだ!!

13時からは安来市文化協会の月の輪あかり展の準備です。
そして初盆を迎えた知人の所に伺って
自宅に戻って処分する電気製品を軽トラックに積んでリサイクルに出します。
そんな一連の作業をしてアトリエに戻ったのは15時を回った頃

そこから制作を開始致しましょう~。
今日はシリンダーの上部の部分を作ってゆきますがその下側の形状が複雑なんで1mmの洋白板を2枚重ねる事でシリンダーを作ってゆく事になります。
長さが16.5mm幅が3.0mm厚みが1.0mmの洋白板を切り出します。
寸法のいい加減なのはNGですよ、理由は上にももう一枚重ねないといけないので寸法の違いは無い方が良い訳です。

取合えず試作で1台分作ってみます。
今まで作ったアッパークランクケースの上側に先程作った洋白板をハンダ付けしました。
カムシャフトのドライブの部分の高さと揃えるように削って仕上げましょう。

試作の1台分が上手くいったので後4台分の部品を作りましょう。
残り4台分はフライスで削っています・・・ちなみに試作の1台分は手削りですね。

一見ただの角線に見えますが・・・ハンダゴテを当てれば・・・。

厚みが1.0mmの洋白板が5枚です(一枚は予備ね!)

試作と同じ様にハンダ付けします・・・4台分ね(笑)

上側の面を研磨します。
この研磨ですがもう一枚上側に同じ様な物を重ねてハンダ付けしますので面が出ていないときれいに重ならないのですよ。

ざっくりと1.0mm洋白板を切っておきまして・・・。
これだけ糸鋸で切るのも大変なんですよ・・・(汗)
まあこれしきで糸鋸の刃を折ってしまう事は無いのですけどね。

5枚をハンダ付けして・・・さっきと同様ね!

はい!タダの角線の出来上がり・・・

熱いハンダゴテを乗せて分解!

取合えずシリンダーの完成かな?


明日はいよいよシリンダーヘッドの削り出しです上手くいくかな??
明日の更新をお楽しみに~!

決して自信がある訳では無いのですよ。

エンジンの制作Ver.5

2015-08-09 21:23:54 | Bugatti Type57SC Atlantic
昨夜辺りから少し空気が変わった様な気がします・・・。
自宅に帰って2Fに上がってもメチャメチャ暑い訳ではない様な気がします。
窓を開けておいたと言う事も有るかもしれませんが・・・
少し秋の気配かな~。
潅水をしていても暑いのは暑いのですが今までの様に汗が滴り落ちる・・・などと言う事も無いですね。
確実に秋が近くなって来ているのかも・・・

さて今日は前置き短めで制作を始めましょう。
本日最初の仕事はオイルパンの組立てですね。
昨日までに部品は削っていましたね、オイルパンの本体部分とフランジの部分をハンダ付けします。
注意しなければならないのはボルト穴の左右のズレですね・・・ずれてしまいますと見た目が良くないのです。
しかもボルトがオイルパンに干渉して付かなくなる可能性も出てきます。
何とか5個とも完成致しました。

次はシリンダーと言いますかアッパークランクケースですね。
フランジの部分に上側の造形物を乗せてハンダ付け・・・と言えば簡単そうに聞こえますが・・・これも少しのズレで見た目が悪くなりますからね~。
最初はフランジの上にマウント部分を乗せてハンダ付けします。

次にそのマウント部分に合わせてアッパークランクケースを乗せてハンダ付けしますが熱を加え過ぎますとエンジンマウント部は小さいですからすぐにハンダが溶けて分解してしまいます・・・位置関係に注意するのはもちろんですが熱の伝え方にも気をつけて・・・ハンダ付けですね。

こちらも5つの部品が完成致しました。

アッパークランクケースの部分とエンジンマウント部分は別々に部品を作りましたのでフライスを使っていてもやはりある程度は誤差が出ますから高さが違うのです。
なので高さを揃える為には少し原始的な方法を使います。
まあペーパーを使って削り揃えるだけなんですけどね~。

やっと高さが揃いました。
少しづつですが誤差を無くす様な組み立て方をしないと最後にはかなり大きな誤差になってしまうのです。

次はシリンダーの後ろ側の部品を作りたいのですが・・・
この部品は多分カムシャフトを駆動する為のカムギアトレインが入っていると思われる部分なのですが渡しの在庫している丸棒よりも少し大きくてね~大きさが足らないのです。
方眼紙の部分に書いて有る台形の物がその断面になるのですが洋白の丸棒は12mmの物しか無いと言う・・・ウ~ン困りましたね。
もちろんお金を払えば15mmでも20mmでも通販出来るのですがそれでは丸棒が来るまで作業がストップしてしまいます・・・。

そこでこの変な形状の台形の部分を分割して作る事にいたしました。
まずは5mmX4.5mmの四角形の物・・・後は台形の部分を作ってハンダでまとめればOKですよね(笑)

反対側の丸い部分は当初から別部品を予定していましたので3つの部品をハンダ付けで一体化して旋盤で2.5mm厚にカットしました。

突っ切りバイトがきれいにカットしてくれなかったので仕方なくペーパーで表面を整えました。

そしてギアトレインのケーシングをアッパークランクケースにハンダ付けしました
この時の最大の注意点はこのケーシングがハンダ付けで組んだ3分割の部品であると言う事ですね。
うかつに熱を加えますといとも簡単にバラバラになってしまいます・・・(笑)

明日は小の上側のシリンダーと巧くいけばシリンダーヘッドを作ってみたいですね~。
そうそう!午後からは安来市文化協会のあかり展の準備でしたね~また時間が無さそうな気がします・・・。
本当ならゆっくりと仕事を楽しみたいですね・・・。


エンジンの制作Ver.4

2015-08-08 18:56:51 | Bugatti Type57SC Atlantic
本日は昨日の続きの草刈りをしました、まあ暑かったのですがもう慣れた感じもします。
それとも秋が近づいて来たのか??

それとも今日はたまたま少し涼しかったんでしょうか?まあいつもの様に汗は出ますけど・・・昨日は途中で断念する位暑かったんですが今日は幾分マシだった様な気がします。
外は蝉の大合唱ですね~
何せ田舎にアトリエが有るので周りは山なのです・・・(笑)

着替えてから冷たい飲み物を飲みますとホッとしますね~。
さて制作を開始致しましょう。
今日は昨日予定しておりました様にシリンダーとオイルパンのフランジの部分を作り直す所から始めます。
一体どこが良くなかったのかは後ほど・・・
また洋白板の0.3mmを切っています、今回は幅が少し広めの9.0mmですね。

板を金床の上で叩いて歪んだ面を直しまして重ねてハンダ付けします。
今回は6枚ずつ重ねて二つの塊にしています。
ボルトを通す為に穴を開けるのですがこの穴のサイズが0.5mmを予定していたのですが昨日の部品はドリルのキリを間違ってしまい0.8mmの穴を開けてしまっていたのでした・・・。
暑くてボ~ッとしていたのかも・・・(笑)
当然ですが0.5mmのキリでは深い穴を開ける事が出来ませんので一度に開ける穴を浅い物にしたいので重ねる枚数を少なくしたのです。

そして穴を開ける順番も変えました。
昨日はフランジの部分を規定の大きさに削ってから開けていましたが細かなキリですと洋白板の縁に近い部分に穴を開ける場合横にずれてしまう事が有りますから比較的余裕の有る部分に穴を開けておいてから周りを整形してゆく手順に致しました。
洋白板の幅を広めにしたのもその為ですね。
そして本日作ったのが左側の物、右のは昨日の物ですが穴の大きさが違うのは一目瞭然ですね~。

穴を開ける作業が完了しましたので周りの加工をしました。
もちろんフライス盤を使って削っています。
今度は右の二つが本日作った物、左側は昨日の物ですね。

加熱したハンダゴテを当てて洋白板を分解致します。
当たり前ですが余分なハンダが付いていますからペーパーを使って削り取ります。

次はエンジンのフロント側のマウントを作ります。
マウントの大きさは2.5mmX3.2mmX7.5mmの角材で中心にエンジンマウントを止める為の0.8mmの穴を貫通しておきます。
フライス盤で削って部品を作っています。
やっぱり手間はかかりますが削り出しの部品はシャープで良い感じですね。

長さを7.5mmになる様にカットしました、この後は切り口が残っていますのでこれを削ります。
もちろん奇麗に削るのは旋盤を使いますよ。
ヤスリで削っても良いのですが厳しく直角を出す為にはやはり機械ですね~。


このエンジンマウントの部品ですがどの様に使うのかと言いますとこんな感じですね~
シリンダーのフランジの上側に昨日作ったシリンダーを中央に乗せますその前側に先ほど作ったマウントを取付けますと良い感じに収まりました。

エンジンの製作Ver.3

2015-08-07 22:38:37 | Bugatti Type57SC Atlantic
いやいや何日晴天が続くのでしょうか??
今日も暑い一日でしたね~

天気の話しはいい加減にしておきまして348Zagatoのお話・・・
昨日再び連絡が来ましてね
ブレーキキャリパーがロックしている様でして・・・「一度分解しておきます」との事
いくら新車同様と言っても20年も保管してあった車両なら致し方が無い所でしょう
経験上、こんな場合はブレーキペダルを踏めば一応ブレーキは効くのですがキャリパーのピストンが戻らずパッドがディスクに当たったままになるのです・・・この様な状態をブレーキの引きずりと言いますね。
このまま走行を続けますとブレーキが加熱してブレーキオイルが沸騰しペーパーロックを起してしまいます。
まあ経験豊富なKさんの事だからこんな部分も厳しくチェックして下さるのでしょう、安心してドライブする為には大切な事・・・有り難い事ですね。
下の画像は取り外したブレーキキャリパーです。

どうやら直ぐに分解を始めて頂いたらしく取り外したパッドの画像です。
取り付け位置が狂ってしまわないようにパッドの裏にはマーキングしてありますね・・・パッドの形状が場所によて微妙に違っている事も有ります・・・理由ですか?ディスクブレーキの鳴きを防止する為ですね・・・整備の基礎ですね。

次にエンジンの画像・・・
先日の画像と違うのはタイミングベルトのカバーが取り付けられていますからバルタイを取ってタイミングベルトを取り付けたと言う事ですね。
エンジンの搭載も時間の問題かな??

この斜め後ろから見た所が結構気に入っています(笑)
リアフェンダーの288GTO風のスリットが格好良い!
リアフェンダーの張り出しが普通の348と同じか??って言う程出っ張っているように見えるのだけど・・・


348Zagatoのお話はここまで・・・
ここからは本日午前中の仕事です。
道路の脇の草を刈りました、ここは2週間程前に刈ったのにもうかなり雑草が伸びていましてね~
本当は全部刈ってしまいたかったのですが・・・余りの暑さに1時間半程で撤収してしまいました・・・(汗)


さて今日の製作ですが今日もエンジンの製作ですね。
昨日はオイルパンの部分を作りましたが本日はその上のフランジの部分です
オイルパンとシリンダーの接続はフランジ状の部分でボルト止めになっているのです。
フランジはシリンダー側とオイルパン側の2枚のフランジでが必要になりますので0.3mmの洋白板を使って5基のエンジンの為に10枚のフランジを作りましょう。
素材を切って金床の上で叩いて曲がりを直します。

12枚の洋白板を重ねてハンダ付けします。

形状を揃える為にフライス盤を使って削りましょう・・・ヤスリで削っても良いですがシャープな仕上げを必要としますからね~。

次にボルトを取り付ける為に穴を開けましょう・・・実はここで少し間違いを犯してしまいまして後で作り直しになってしまうのです・・・(汗)

一応完成致しました。

次はシリンダー部分です
どの部分かと言いますとオイルパンの上側に先程のフランジが2枚載ってその上の部分ですね・・・中でクランクが回りますから下側が少し膨らんでいる形状になっています。
この部分は長さの短い1台分で取合えずの試作品ですね。

コチラは2台分を一気に作りたいので2つ分の長さの物を削っています。

やっと5台分のシリンダーが完成致しました・・・と言ってもまだ削っただけです。

長さ16mmに切りそろえます
オイルパンは21mmですが後ろ側はバルブ関連のギアドライブ(?その厚みからチェーンでは無いと思う)・・・見た事は無いのだけど・・・。
とフロント側のエンジンマウントの部分は別部品になりますのでシリンダーブロックの部分は短く作っているのです。

明日はフランジの作り直しとエンジンマウントの部分を作りましょう。

エンジンの製作Ver.2

2015-08-06 21:25:49 | Bugatti Type57SC Atlantic
今が1年間で一番暑い時季なんでしょうが、ちょっと暑過ぎますね~。
今日も関東方面はかなり暑い予報が出ていましたが如何でしょうか?
余り無理をせず出来るだけ涼しいところでお過ごし頂きたいですね~私もこの仕事を始めた10数年前から比べればほぼ確実に体力が落ちていると思われる部分が多々有ります。
暑さには弱くなった様な気がします。
昨日は定休日だったのでRossoの休日を楽しんでいた・・・と思われるかもしれませんが実際にはそんなに甘い話しは有りませんでして、朝4時半に起床して中庭の芝刈りをしておりました・・・早朝からの作業だったので終わったのは午後3時頃でしたがさすがに疲れました。
芝を刈った中庭はスッキリと綺麗になりました。


さて製作ですが一昨日からエンジンの製作を始めていますが採寸をしながら構成を考えていますがなかなかまとまらないですね~
ミッションは形状が比較的単純なので略図まで書かなくても理解が出来たのですがさすがにこのエンジンは略図を書かないと部品割りとかが検討出来ませんでした。
まだ書き始めなんですが・・・

フライスで丸棒を削ってゆきます・・・
今削っているのはオイルパンの部分でして大きさは21mmX5mmX3mmの大きさですね

いくつか失敗してやっと1個目が出来ました
単純な作業なんですが同じ物を5つも削り出すのはなかなか時間がかかる物です(笑)

やっと同じ形状の物が5つ揃いました。
この部品はオイルパンの上部の部品なのですが明日は続いてシリンダーを削り出す予定です。
全部の部品を揃える事が出来るのは一体何時の事になるのでしょう??