Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理・・・もう少し!!

2022-01-21 20:08:27 | ミニカー修理

本日の山陰は午前中は曇り
お昼頃に雪か雨の様な物がほんの少し降ったくらいです。
気温は低めで寒かったですね。

京都のお客様が写真を送って下さいました・・・が大雪ですね。
確かに朝自宅を出る時にTVのニュースで京都に大雪警報が出たとか言っていた様な気がします。
確かに京都は寒い所なのですがこんなに降っているとは・・・驚きました。
京都は大学生の時に住んでいましたが北大路通りよりも北側は結構雪が降った記憶が有ります。
私の学生時代の下宿が上賀茂に有りまして、北大路通りよりも北側なのでよく降ったんですよね〜
しかも、最初は原付バイクしかなかったので・・・雪が降ると出掛けられなかった・・・(笑)
大学も山の上まで長い階段を上がらなければなりませんでした(今はエスカレーターが付いているはずです)・・・思い出しただけで寒くなっちゃいますね。
そう言えば下宿は灯油ストーブ禁止だったのでコタツしか暖房器具が無かったですね。
エアコンなんてとんでもないです・・・そんな物を付けたら電気のテンパールが落ちてしまいます(笑)
そんな学生時代だったかな〜
思い出しちゃいましたね〜。

余韻にひたる暇は無く厨房係です。
今日は短時間で集中的に忙しかったです、コロナなので皆さん長居はされず・・・回転率は誠に良いですね(笑)
まあご来店頂くだけで結構な事です。

そうそう、今日は午前中に打ち合わせに行って来ましたと言っても模型の仕事では有りません。
砕石!?なんです・・・

ガレージの床を上げた事は書きましたがガレージの入り口に40cmの段が付いていますので車が入れませんので屋外の駐車場に砕石を積んで斜めのスロープを作ろうと思います。
この後母屋のガレージも床のかさ上げを予定しておりますのでこの作業は迅速に行なわなければなりません。
と言う事でなるべく近くの砕石屋さんを調べ直接売って頂けるか電話にて確認し打ち合わせに行って来ました。
砕石屋さんの中には直接売って頂けない場合も有ります(工務店で経験済)なので・・・実際に伺って搬入場所や砕石の種類などを打ち合わせして来ました。
搬入は後日ですが砕石の大きさを確認しお願いして来ました。
搬入前に電話を頂けると言う事ですのでひと安心ですね。
後で均すのは私の仕事なのでこれまた大変なんです・・・でも結果として安く上がるはずなのでね。
自営業は自分の体と頭を使って儲けます(笑)

アベンタドールロードスターですがウインドウの仮留めを外しましてワイパーを元に戻しました。
車体はこれにて完成ですね。

続いてプレートのデカールを作ります。
プレートを作って欲しいと言う事なのでメーカーさんの物を参考にデータを作って印刷しました。
いつもと違うのはこのプレートの仕上げです。
今までグロス仕上げだったのですが、ミニカーのボディと同じ仕上げではミニカーとのメリハリがつき難い・・・
良く見ますとメーカーさんのプレートはフラットかセミグロス仕上げなんですね。
一工程余分にかかってしまいますが今回はフラット仕上げとしてみました。
これでミニカーが余計に映えると思うのですが・・・。

昨日、修理をしておりましたレベントンもプレートを移設。
こちらはプレートを移設と言う事でご依頼を頂いていますので少し楽が出来ました。

そしてグリーンメタリックのアベンタドールです、ウインドウを取付けました。
昨日ウインドウの周囲の補修までやってありましたのでここからは組立てですね。
もちろん何の問題も無くスムースに収まりますね。

数時間おきまして・・・
仮留めを外し・・・
ワイパーを取付けました。

この作業はまあそんなに難しくはないのです。
息を止めて・・・は必要ですけど(笑)

少し前からRosso製の外箱に加工をしています。
と言うのも、どうも出し入れがやり難いのです。
今回お送り頂いたアベンタドールもフェルトが入れられていない・・・ので多分きつくて入れられなかったのだろうと判断。
ただフェルト無しで出し入れしますとクリアーのアクリルカバーに傷が付いてしまうので箱の下側を一面だけカットして開く様にしておきました。
これでフェルトを入れても出し入れは楽になるはずです。
(お客様へ・・・出される時にはお気をつけ下さいね)

続いてLBのNSXです
これもウインドウか?
いや違うのです・・・ちょっと面倒だったので一番最後になっちゃいました。

どうも足回りが狂っているらしく・・・フロントの左右でキャンバーが違うのです。
で確認しますと・・・
キャンバーよりももっと重要な事が・・・
何と左右で車高が違うのです。
LBと言いますとベタベタの車高ですので狂い様が無いのですが組立て時の問題なのかその後の問題なのか定かでは有りませんが・・・
向かって右側が少し高いのです・・・
良く目を凝らしてご覧下さいね。
写真が暗くて見え難いのですが・・・

キャンバーの修正だけでは済まない感じだったのでお客様に連絡を取りまして足回りの分解の許可を頂きます。
で・・・少し時間がかかってしまったのです(決して避けていた訳では有りませんよ)

フロントには2本のネジが有りますが後側にはネジが見えません・・・・
こんな場合は後ろのディフューザーの部品を外すとその下から出て来ます。

裏板を外しましてフロントの車軸を確認しますと・・・斜めなのがわかりますでしょうか?
シルバーの部品が車軸になります。
向かって右側が少し下がっていますね。
反対に左側が上がっています・・・多分下がっている右側が正規の高さの様です
ドライヤーを使いグルーを溶かして車軸を一旦外します。
で異物がかんでいるときちんと所定の高さに収まりませんので異物を確認しましたが・・・何も有りませんでした。
ただ単に組立て時のズレなのか温度によるグルーの変形なのかよくわかりませんが・・・一応水平に車軸を納めておきました。
キャンバーは多少調整をしましたら納まりはそう問題無い感じになりましたのでこれで組立てですね。
グルーが冷めないうちに作業をしなければなりませんので写真は無しです(笑)
決してズルをしている訳では有りません。

ディフューザーを取付けます。
接着剤が硬化するまではマスキングテープで仮止めですね。

ベースに戻しまして・・・確認作業ですね。

写真が見難いかもしれませんが・・・
左右の車高は同じになってキャンバーも左右対象になったのですが写真ではわかり難いので実物をご覧になられないとわからないかもしれませんね。
(この写真では反対側のタイヤが写ってないですから)



左右が狂ってしまった原因ですが・・・確定的な事は言えませんが例えばボディを止めるネジが斜めに入っていた場合には(タッピングビスなので)長い間に負荷がかかったままになって夏場の気温が上がった時にグルーが柔らかくなって左右の車高が変わってしまう事も有るかもしれませんね。
組立て時には恐らく治具に従って組立てているのでそんなに狂いが出る事は考えられないのですけどね。
ゴミがかんでいた訳でもなかったですし・・・。

まあ修理品をご覧になって判断をお願いしようかと思っています。

修理もあと少しになって来ました・・・。もう少し頑張らなきゃ!!

 

 

 

 


今日も修理・・・あと少しかな

2022-01-20 20:47:45 | ミニカー修理

本日の山陰は朝から雪がパラつきまして寒いですね。
今日は雪の天気予報だったので有る程度は想像していたけど結構気温が低くて寒い様な気がしますね。

実は今日は珍しいお客様がいらっしゃいました、ここで営業開始をして12年になりますがこの客様は初めてですね。
それは出勤してから窓の外のスズメの餌やり台にパン屑と精米所で拾って来た米を置いてから・・・Cafeの中に入りまして
薪ストーブに着火してふと窓の外を見ますと・・・先ほどパン屑を置いた餌やり台に見慣れぬ鳥が食事をしていました。
いつものスズメと色は似た様な茶褐色・・・でも圧倒的に大きい。
カラスは黒だから違うし・・・
鳶!?鷲!?・・・これ何!?と思った瞬間目が合いました。
向こうは気にする事無く食事を続行・・・(笑)
しばらくしてカラスも来ましたが恐ろしいのか15m程離れた場所から近寄ろうとはしませんでした。
カラスも諦めたらしく飛んでゆきました。
その後もその大きな鳥は食事を続けまして一通り食べたら飛んでゆきました。
いや〜水田の上の方を飛んでいたり道路の脇に居るのは見た事が有りますが・・・
パン屑や米を食べるのは初めて見ましたね。
今までも野ネズミや蛇やカエルなどを補食しているのは見ましたが・・・パンも食べるんだね〜てっきり肉食と思っていましたよ。
(いつぞやは車で走行中に車の前方に蛇が落ちて来た事が有りましたが・・・あれは鳶が落としてゆきましたからね)
いや〜アトリエの周囲は自然が豊ですからね〜。

でお昼の厨房係を終わって楽しみの本業に移りましょう(笑)
本日、最初の患者さんはこのアベンタドールです。
以前ケースを入れ替えさせて頂いた物なのですがフロントのウインドウが浮いて来たみたいです。
ウインドウを外しますとウインドウの取付け部分のフラットブラックの塗料もかなり剥げてしまいますね。
まあゴム系接着剤が強力に付いていると言う事なので仕方が無いですね



既にウインドウは外してタッチアップまで完了していますね。
タッチアップは私の場合はラッカー系で行なっています、ボディにはウレタンクリアーを塗ってありますからはみ出しが起きればクレオスのシンナーで拭き取れば良いのです。
オリジナルはエナメル系の塗料ですが密着ではやはりラッカー系の方が良いのです。
ゴム系接着剤を剥がした場合これだけ剥げると言う事は接着剤よりも塗料の方が密着が悪いと言う事なんですよね、それを考えればどちらの方がより良いのか・・・わかりますよね。
但し、修理の時のお話ですよ(笑)

次はランボルギーニレベントンです
この車・・・珍しいですよね。
ムルシエラゴの次だったですかね?
今じゃミニカーでもあまり見ませんよね〜
私の所にも完品がまだ1個有ったはずなんですが・・・ショーケースの中を見ても無いので・・・売っちゃったかな〜!?

さすがに古いモデルなのでウインドウの浮きは有る程度仕方が無いですね
でも一見した所では状態はそんなに悪くないのです

しかしながらフロントウインドウの下側は浮いてワイパーを持ち上げていますね。
正面から見ますとよくわかります

早速ワイパーを外し・・・ウインドウを外しましてタッチアップを行ないました。
それと同時に今回はケースの交換作業も有ります。

今回はお客様のご要望でアクリルの特注ケースに入れます。
採寸して穴を開けました。
実は難しいのはこの部分なんです。
上側から2.0mmの穴を開けまして裏側からネジの頭を逃がす為に4.0mmの凹みを付けるのですが・・・この時に噛み込んでしまって表まで貫通してしまう事故が多数発生です(笑)
怪我をしない様に気をつけて仕事をしましょう。

ウインドウを取付けながら台座に取付けて固定しましょう。
できる仕事はできるタイミングで・・・やってしまいましょう。

昨日コメントをいただいたのですが
参考になるかどうかわかりませんが私のわかる範囲でお答えしますね。

まずウインドウの傷ですが・・・プロでもウインドウに傷が付きますと修正は無理です。
傷がつけば作り直すのが基本です。
では実際にどうするのかと言いますと指では基本的に掴まないことですね。
掴む場合はピンセットで、しかも掴む部分にはマスキングテープとか貼って傷がつかないように配慮します。
接着剤の付け方ですがメイクアップの中国工場ではゴム系接着剤を爪楊枝のような物につけて糸を引くような感じの部分を使って幅の狭い部分につけておられるようです。

では私はどうしているのか・・・
タミヤの流し込み接着剤の容器(中に接着剤を塗るための筆がついています)を使って糸をひかない程度にゴム系接着剤と流し込み接着剤を混合します。
で筆付きの接着剤の筆を利用して付けています。



接着剤が半渇きになるくらいまで放置しておきまして接着しています。
ただし夏は気温が高く硬化するのが早いのでエナメルシンナーで薄めるようにしています。
反対に冬は効果が早くなるように流し込み接着剤を使っています。

今回のコンペティションのように接着剤をつける面が非常に小さい場合ですが、ウインドウの部品の下角の部分に付けています。
確かに多すぎますと接着剤が見えてしまいますし少ないと接着が弱くなりますね。
でも接着が弱いとまた剥がれますがまた付ければOKと思って作業をされたらいかがでしょう!?
なかなか難しいですが回数を重ねて上手になる物だと思っております。
やまさん頑張ってくださいね、また何かありましたらご質問ください。


せっかくのお休みだけど時間が無〜い!!

2022-01-19 19:53:15 | ミニカー修理

本日の山陰は雪が降ったり止んだりの天気でした。
今日から3日間は雪模様の予報が出ていましたが・・・さてどうかな〜??
一時期こんな暗い空でしたので大雪になるかと思ったのですが・・・
この後は積もるような雪は降らずで肩透かしを食らってしまいました。

定休日2日目の今日は朝から母親を病院に連れてゆきました。
と書きますと重病か!?と思われるかもしれませんが、重病なら救急車ですからご心配なく、かかりつけ医に紹介状を頂きましたので検査です。
付き添いだけなのですが・・・本当は一人でも病院に行けると思うのですがかかりつけ医に紹介状など書いてもらうと急に弱気になります。
家の中ではそんな事も無いのですが・・・年寄りなのでまあ仕方が無いでしょう。
朝9時半頃にアトリエを出発しまして帰って来たのは午後1時過ぎ・・・午前中の大事な時間が無駄になりました。
その大部分の時間は待ち時間でしてイライラしながらも顔には出せず、せっかく予約していても全く時間が無駄ですな〜!!
ただでさえコロナの事も有って大きな病院に近づきたくないのですが・・・待ち合いで待っている時に近くで咳き込まれるとちょっとドキッとします・・・色々な病気が有りますからね。
ほとんどの時間は待ち合いで居眠りをしていました(笑)
病院は一人で行く物です・・・w!!女性と男性ではこの辺りの感覚は違うかもしれませんが・・・男性はこんな事でクヨクヨしないのです・・・多分。

病院から自宅まで母を運んでおきまして・・・私はまたアトリエに戻ります。
お昼ご飯を食べてから本業を開始します。

さて本業ですが・・・
S木さんの35GT-Rのボンネットを磨きます
多少デカールの段が気になりますのでね、磨いて仕上げます。

2000番のペーパーでウレタンクリアーを塗った部分を研磨します。
全体が均等に艶消しになればOKですね。

続いて3種類のコンパウンドを使って研磨します
ピカピカになったら完了ですね。
これで車体の方の加工は完了ですね・・・S木さんに写真をお送りしておきました。
残りはナンバープレートですね。
まだ実車の登録が完了してないみたいでしてナンバープレートは後日となりました。

続いて・・・
修理ですね
このモデルは1/43のLBワークスです・・・写真だとスケール感が無くて大きさがよくわからないかもしれませんから念のため。

一見した所何も問題は無さそうですが・・・フロントのウインドウの前側が浮いていましてワイパーを持ち上げていますね。
下の写真はまだ着手前です。

上の写真で気が付かれたかもしれませんがモデルカーの左前のアクリルベースをよくご覧下さい。
擦り傷が有りますね。
お客様は何もおっしゃってなかったですが、この部分のみに傷が有るのです。
何かで擦れた様な傷ですね。
気になったのでミニカーを一旦外しまして・・・確認します。
やっぱり何かで擦れている感じです。

他の部分は良いのですけどね。

ついでなので研磨しておきましょう。
この作業はこちらが勝手にやっているので請求は有りません。
いつも修理をご用命頂いていますからサービスしてもバチは当たらないでしょう(笑)
アクリルは塗装と比べますと硬いのでコンパウンドも専用の物が必要になりますし硬いので傷がなかなか消えません。
余りしつこく研磨しますとその部分だけが凹んでしまい写り込みが歪みます、なので適当な所打ち切ります。
でも大分見えなくなりました。
プレートにコンパウンドが付きますと拭き取り時に文字が剥げてしまう事が有りますのでマスキングテープで養生をしておきます。
この辺りは過去の失敗が生きてますね〜!!(笑)

ミニカーを元に戻してウインドウを接着します。
これで治ってくれると嬉しいな〜
ベースの傷も余り見えないのでスッキリしましたね。
ここのポイントは・・・マスキングテープを貼る位置ですね。
ウインドウに貼られたデカールを避けて貼っているのがポイントなのです
マスキングテープの糊には軟化剤に近いものが含まれます(裏側の糊がいつまでも粘着性を保つのはこの為です)長時間に渡ってマスキングテープを貼りっぱなしにしておきますとデカールが柔らかくなってマスキングテープと一緒に剥がれてしまう可能性があります。
このデカールはにゅうしゅ不可能なのでそんな事になったらとんでもないことになってしまいます・・・だから気を付けなければならないのです。
これも過去の失敗から学んできた物ですね・・・当方はノウハウを全て公開なのです。
修理代が高価になってしまうかもしれませんがお客様にはきちんとご理解いただいてお支払いをお願いしたいのです・・・(笑)

つぎはアベンタドールロードスターですね
こちらもフロントウインドウの前側が浮いてしまい・・・ついでに左側のワイパーが完全に外れています。
幸いにもパーツはお客様が保管して下さっているので良かったです。
外れた拍子に無くなってしまう事も多々有りますからね

フロントウインドウを外しますと接着剤がいっぱい残っていました。
上の方は酷いな〜・・・でも掃除するにはピンセットで掴むところがいっぱいありますから少し楽な気がします

下の方やサイドは接着代が少ないのでこの車の場合は下側が浮きやすいんだな〜。

窓枠の接着部分はタッチアップで補修しておきましてウインドウを接着しておきました
ちょっとマスキングテープの幅が広かったけど・・・
他の部分に使う予定だった残りなので仕方がないです(笑)
仮止めできれば良いのでOKです。

今日は病院行きのために時間が短かったので修理が終わらなかったですね。
明日も続きます。

ちなみに・・・来週の水曜も病院行きが決定してしまったのでまた時間がない日が続きます。

 

 

 

 

 


修理の終わりが見えて来た・・・

2022-01-18 20:18:11 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々雪の天気です
いつも降っている訳ではないのですが時に中庭が白くなる程降っていましたね。
雪の粒も大きくなったり小さく粉雪の様になったりと・・・
上空の気温に左右されるんでしょうかね〜。

今日はお昼頃Cafeの納品で出掛けようと思っていましたが、余りにも雪がよく降りますので敢えなく中止にしました。
危ない目に合いたくないのでね〜。
おとなしくお昼ご飯はお店の方で食べました・・・。
本当は某所で生ビール付きと・・・と思っていたんだけどね・・・無理無理!!

さて雑念を捨てて本業を進めます。
今日の修理は全部ケーニッヒフェラーリですよ。
なかなか豪華です・・・(笑)

でも同じような車のミニカーですから修理しているうちにどれがどれやらわからなくなってしまいます(笑)
こんな事も珍しいのですけどね。
一見綺麗なのですが左サイドウインドウが浮いていますね。

一度外しましてウインドウの枠のフラットブラックをタッチアップしておいてからウインドウを取付けます。
フェラーリモデルは結構ウインドウが浮いちゃうんですよね・・・。
まあ仕方が無いかな。

次はコンペてションエヴォリューションプロトタイプと言うちょっと長い名前のヤツですね
こちらはフロントとリアのウインドウです。
リアのウインドウなどはボディの凹みにカチッと嵌っている訳ではないのでボディが収縮しても余り影響を受けない様な形状なんですけどね・・・

ここまでは普通にウインドウの脱着なので難しくはないのです
実はここからが難しいのです。
上の写真のミニカーとは違う車種ですよ(リアウイングを見たらわかりますよね)
次のモデルもケーニッヒなのですがアルミのホイールが錆びて来ているのです
それもリムの外周部分がグレーになったりしています。
この部分の修理は過去1度だけ修理しただけなのですがブログをご覧になっていたお客様が私のも修理して欲しいと言う事で送って来られました。

こちらの拡大写真はもう一台のケーニッヒですがやはり同じ様にリムの部分が錆びていますね。
錆びた部分はアルミが花が咲いた様に吹き出物と言うのかめくれる様に錆びていますね。
リムの外周が正円でない様にも見えて来ます。

基本的にはホイールを分解してアルミの挽き物だけにして磨きます
ただ磨き過ぎますとアルミですのでリムが削られて形状が変わってしまいますので削り過ぎには注意ですね。
途中までは手で削り仕上げはリューターで行なっています。
余りにも集中していまして写真を撮る事を忘れていました。

忘れていなかったのは・・・
左のサイドウインドウの後側が少し浮いていましたので修理しておきましょう。
この部分は修理のご依頼を頂いていない部分だったので外さず補修しておきました。
このウインドウの修理は部分補修なのでサービスですね。

ウインドウを修理したモデルですが仮押さえを外して様子を確認・・・
大丈夫そうなのでこれにて修理完了です

ホイールを磨いた方も2台とも大丈夫そうですね。
ホイールの磨きと言うのはなかなか難しいですね〜
磨きが少ないと錆びている部分のグレーの部分が消えないし・・・磨き過ぎますとリムの形状が変わってしまいます。
その具合は経験でしかわからないですね。
加工途中の画像は一生懸命だったので撮影を忘れる程集中してましたよ(笑)

最後に気が付いたのは・・・クリアーカバーの傷ですね。
ちょっと深い物が有ったのでコンパウンドで磨いておきましょう・・・4個とも磨きました。
まずまず気にならない位綺麗になったと思います。

明日も修理をしますがあと2人の方(多分・・・ね)のご依頼となりましたね・・・
やっと終わりが見えて来ました(笑)


本日の修理の日です

2022-01-17 22:33:58 | ミニカー修理

本日の山陰は曇り時々雨や雪の天気でした
出勤時にはそんなに寒いとは思いませんでしたが・・・
工事現場を見ながら畑で少し草取りをしていたら結構冷えて来ましたね。
ジャンバーがないと外に居られなくなってしまいました・・・。

その工事現場ですが・・・
大雨の度に水没するガレージの床をかさ上げする工事を行なっております・・・
まずは母屋の横の小屋から始めています。
こちらのガレージは30cmくらい水没しますので今回は40cmかさ上げですね・・・
周囲にブロックを積んで砂利を30cm程入れて本日コンクリートを10cmほど打ちました。
と言ってもこれは私の作業では無く知人の職人さんにお願いしてやっていただいています
安くしようかと思えば自分でも時間をかければ出来るのですが・・・そんなに悠長な事も言ってられないのです。

でも40cm上げると言う事はこんなに上がるのです・・・何とブロック2枚分です。
オマケに梁やシャッターが低くなります
このままでは軽トラックのルーフが当たって入れませんよね。
後でこれも知人の大工さんに直してもらいます・・・。
しかもこの40cmの段をどうやって登って入ってゆくのか・・・それが問題なのです。
最終的には前側の駐車場も同じ位上げないといけませんが一度には出来ないので・・・
まずはこちらの倉庫を上げておいてから母屋の荷物をこちらに移しまして母屋の床を上げて再度母屋に荷物を引っ越して・・・最後に前側の駐車場を上げると言う大工事になってしまいます。
外は時間がかかっても良いので自分でやりますが、さすがに中は職人さんの手を煩わす事になりました。

さて現場監督はいい加減にしておきまして厨房係を終えたらすぐに本業を始めます。
千葉県のお客様からのご依頼です
ポルシェ911RSRだったかな??
窓が4面とも浮いている様です、メモを入れて頂いていますのでわかりやすいです。
既に4面のウインドウを撤去してタッチアップまで進めています。

窓の場合修理のタイミングが難しいんですよね〜
今回の場合もリアは丁度良い感じでしたがサイドはもう少ししてからでも大丈夫だったかもしれませんが・・・ウインドウの部品自体が歪んでしまいますとウインドウを作らなければなりませんから高くつきますし・・・酷い場合はウインドウのエッチングも曲がっている事が有りますからね。
まあ送料の具合も有りますからお客様から考えますと一緒に修理をしておきたいと思われても不思議じゃないですね。
4面のウインドウを接着し仮留め中です。
ワイパーはまだ付けてないので接着の具合を確認してからの作業になります。

続いてカウンタックLP400です
ウインドウの上側の中央部分が膨らんで外れています
このモデルは再生産の物じゃないかな〜
再生産から時間が経過していますから有る程度は仕方ないかもしれませんね・・・。

ウインドウの問題の部分はこちらです・・・見え難いので方向を変えて拡大しています。

こちらもワイパーを外してウインドウを外して・・・
クリーニングとタッチアップです。
ウインドウの上部の着色部分は気をつけないと剥がれたらウインドウの作り直しになります・・・クリアーの塗料なのでタッチアップは不可能ですね。
黒い枠の部分なら大丈夫なんですけどね〜気をつけましょう。

そして接着です。
カウンタックは平面だからまだ気持ちよく貼れますね。
ボディの収縮は少なめみたいなので初期の物と比べると修理が楽ですかね。
初期のはウインドウが凹みに嵌らない位ボディが収縮している物が有ります(滝汗!)

仮止めのマスキングテープを剥がしまして様子を見て・・・
なかなかスッキリしていますね、これなら大丈夫そうですね。

最後にワイパーです
取り付け角度がちょっと難しいですが・・・
PCで同モデルの画像を探して角度とかを確認して取り付けました。

 

次はLP400Sです
一見綺麗なんですが・・・

フロントウインドウが歪んでいるのがおわかりでしょうか?
この様な状態を放置しておきますとウインドウの樹脂が変形してしまって外しても元に戻らなくなったりします

修理を必要としているタイミングですね。

この様に歪んだ場合ですが接着が強くてウインドウを外しますと周囲の印刷の黒い部分が剥がれてしまっている場合が多いですね
このまま接着すると接着部分がスッキリとしないので黒い印刷の部分をタッチアップしておきましょう
真っ直ぐの部分はマスキングテープを貼って修復しますからはみ出しの心配はあまり無いかもしれませんね。

注意が必要なのは窓の上側のブルーの部分です
クリアーの塗装?なのでタッチアップしても綺麗になりませんから傷をつけないことが肝要ですね。

タッチアップをしますと表から見た時には全く遜色がありませんね。
これなら大丈夫でしょう。

ウインドウを取り付けたらワイパーを元通りに接着しまして修理完了ですね。
スッキリと治りました。

続いてポルシェ911ターボです
今回は珍しくリアウインドウですね

すでにウインドウを外してタッチアップして居ます

ウインドウを接着してからワイパーを元通りにしたら完成です
ポルシェの場合はリアウインドウの上側のルーフに近い部分にコクピット内のエア抜きがありましてそれが見えているのが普通なのですがウインドウが外れますと見えなくなってしまうのです・・・
やっと元に戻りましたね。

続いてイグニッションモデルのDR30スカイラインですね

このモデルは・・・実は大変困りました
プラスチックの透明なカバーが外れなかったのです。
どうやらレザーベースが溶けて居まして・・・透明なカバーとレザーが当たっている部分で少し黒が濃い部分が怪しい部分ですね。

反対側にもありまして・・・
周囲が溶着している感じですね。



仕方がないのでお客様に連絡をとりまして最悪の場合ケースが壊れます壊れた場合は当方のケースに入れ替えることになるかもしれませんと・・・ご了解をいただきまして力ずくで外しました。
バキ!!と結構な音がして剥がれました。

恐る恐る見てみましたがレザー台座が壊れる様なことはありませんでしたので一安心しました。

このモデルはリアウインドウの下側が浮いて居ました
これくらい浮いていてもウインドウは一度脱着が必要なんですね。

少しだからといって脱着せずに接着剤を差し込む様にして修理をしますと比較的短期間でまた剥がれます。
経験済みなんですよね。
修理はきちんとやるに限ります(笑)

一旦ウインドウを外します

そして接着して仮止め・・・
これはどのモデルでも変わりません

2時間ほど置いて仮止めを剥がします
この通りスッキリ治りました

リアワイパーを元に戻します
これならOKかな!?

今日もこれでタイムアップです
明日も修理になりそうですね・・・
でもゴールデンアローを確認のために出してみようかと思っています、と言うのも修理もやっと終盤戦になりまして次の製作の準備も進めておかないといけないのです。
明日もがんばりましょう・・・(笑)