民主党は、統一地方選前半戦の議員選で、議席を前回から大幅に減らし、党勢回復の道のりが見えない現状が露呈した。
同党は統一選を来年夏の参院選に向けた「党再生の土台固め」と位置づけていたが、戦略の練り直しを迫られそうだ。
民主党は、41道府県議選で前回を82議席下回る264議席獲得にとどまった。
17政令市議選でも、得票同数で4月14日に当選者が決まる熊本の1議席を除き、前回147議席から126議席に減らし、共産党に「野党第1党」の座を奪われた。
大阪市議選では、公認候補11人全員が落選した。
民主党の枝野幹事長は4月13日午前、国会内で記者団に「政権を失った2012年衆院選以来、マイナスからの再出発だったので、底打ちの流れは作れた」と語り、党再生の足がかりになると主張した。
しかし、党内からは、「政権を明け渡して2年過ぎたのに、何も変わっていない。回復の兆しすらない」(中堅議員)と執行部への批判の声が上がっている。
「このまま行けば、来夏の参院選はもっと恐ろしい結果になる」との声もくすぶる。
国会での党首を始め、民主党議員のバカバカしい質問内容を聞くと、この政党は必要なく、早く解党すべきであることは間違いない。