安倍首相は11月28日夜、自身が会長を務める超党派議員連盟「創生日本」の会合で、自民党が立党60年を迎えたことに触れた上で「憲法改正をはじめ、占領時代につくられたさまざまな仕組みを変えていくことが立党の原点だ」として改憲に意欲を示した。
創生日本が東京都内で開いた研修会後の懇親会で述べた。
年明けの通常国会や来夏の参院選を前に、改憲に言及することで支持基盤となる保守勢力の結束を強める狙いがあるとみられる。
首相はさらに「そうしたことを推進していくため、来年の参院選でみなさん方
の力強い支援をお願いしたい」と協力を求めた。
2013年11月以来となった研修会では、副会長を務める自民党の新藤前総務相も「立党の原点は自主独立の完成で、政策の基本は憲法の自主的制定だ。 今も変わっていない」と強調した。
議連には約190入の国会議員が加入し、ほとんどが自民党議員。
この日の研修会には下村前文部科学相、萩生田官房副長官ら国会議員約20人や地方議員などを含め計約600人が参加した。
10月に官房副長官に就いた萩生田氏に代わり、自民党の木原青年局長を事務局長に充てる人事も研修会で了承された。
木原氏は6月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ勉強会代表を務め、党から1年の役職停止処分を受け、その後に処分が軽減された。
改憲反対の政党やマスコミは、戦争、徴兵など訳の分からない理由で反対するだろう。