希望&夢

希望や夢あふれる社会になるといいな!
明日や将来のことを思うと、おもわずぼやいてしまいます。

「偽陽性」対処 遺伝子研究 ドーピング疑惑払拭へ

2024年09月30日 | 社会

遺伝的な体質が原因にもかかわらずドーピングと疑われてしまうケースに対処する手段を探る研究を、日本スポーツ振興センター(JSC)国立スポーツ科学センターが年内にも始めることが分かった。

9月28日までに明らかにした。

アスリートらから採取した血液を分析し特定のホルモンの量と遺伝子の関連を調べるような研究を想定する。

同センターの久木留毅所長は「アスリートを守る方法につながるのであれば取り組む価値がある」と話している。

研究では、禁止薬物などを摂取していないにもかかわらず血液や尿からドーピングを疑われる物質が検出される「偽陽性」への対処法を探る方針。

アスリートの遺伝子を解析し、生まれつきの遺伝的な特徴が理由だと証明できれば疑惑を晴らすのに役立つとみられる。

同センターでは、遺伝子と競技の成績やけがのリスクとの関連を調べるため、急既技団体の強化指定選手2千人以上から血液などを収集したものの、研究成果を不適切に扱うと差別や選別につながるといった懸念から分析を停止している。

新研究では、集めた試料の活用を検討。

アスリート以外の人にも広く協力を求める可能性がある。

同センターは5月末、スポーツ分野での遺伝子解析研究で配慮すべき点などをまとめた声明を公表。

その中で遺伝情報を使って才能のあるアスリートを発掘・育成・強化する研究などはしないとしたものの、アンチ・ドーピングに役立つ研究は可能だとしていた。

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8月末 新米1等63%低水準 虫害・高温で16年ぶり

2024年09月29日 | 農業

農林水産省が9月27日発表した2024年産米の8月末時点の農産物検査の結果は、1等米比率が全国平均で63・7%となった。

カメムシや高温による被害を受けたため、8月末としては2008年産の60・5%以来、16年ぶりの低い水準となった。

主産地の収穫が進めば、一等米比率は今後上昇する見通し。

作柄も良好なら新米の流通量が増えることで店頭の品薄解消や価格の安定も期待できそうだ。

8月末の検査は収穫時期の早い一部の地域で行っており、例年の全検査量の5・7%程度にとどまる。

農水省によると主産地の東北地方などの生育状況は良好で検査が進む9月末時点の1等米比率は前年同期の2023年産を上回る見込み。

ただ、当面はコメの高値や供給不安が続く可能性もある。

2023年産米は猛暑で高温障害が発生し、現行検査になってから最低の60・9%(2024年3月末時点の全国平均)だった。

品質が低く、コメの流通量が減少する要因になった。

昨年の高温障害を受け、産地では高温耐性品種への切り替えや田んぼでの水管理の徹底など対策を進めた。

米どころではおおむね夜の気温が低かったことや、昨年渇水の新潟県で水が豊富だったことから順調な生育につながっているという。

農水省によると、カメムシによる着色の被害は茨城県や千葉県のコシヒカリで見られ、高温でコメが白く濁る「白未熟粒」は三重県や高知県、宮崎県などで確認された。

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海自艦 台湾海峡を初通過 中国は反発

2024年09月28日 | 防衛

海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が9月25日に台湾海峡を通過したことが9月26日、関係者への取材で分かった。

海自艦艇の同海峡通過は初めて。

岸田首相が指示した。

日本周辺で相次ぐ中国側の軍事挑発への対抗策として官邸主導で判断。

中国は反発しており、今後、東アジア地域の不安定化につながる恐れがある。

日本政府は米国と連携して警戒監視を強化するとともに、中国の反応を慎重に見極める構えだ。

米国などは台湾海峡を自由に航行できる国際水域としており、ドイツの艦艇も今月、22年ぶりに航行した。

一方、台湾を自国の一部とみなす中国は受け入れない立場を取っている。

林官房長官は9月26日の記者会見で「自衛隊の運用に関する事柄であり、お答えは差し控える」と述べた。

防衛省制服組トップの吉田統合幕僚長は同日の記者会見で、海峡通過に関して言及を避けたが「中国軍のインド太平洋地域全体での活動拡大、活発化はわが国だけでなく国際社会にとっても深い懸念事項と認識している」と強調した。

中国外務省の林剣副報道局長は記者会見で「中国は日本側の政治的意図を非常に警戒しており、既に厳正な申し入れをした」と述べ、抗議したことを明らかにした。

関係者によると、さざなみは9月25日、オーストラリアやニュージ上フンドの艦艇とともに東シナ海側から台湾海峡を南に航行した。

さざなみなどは南シナ海である演習に向かったとみられる。

中国は日本周辺での軍事活動を強めている。

8月にはY9情報収集機1機が長崎県五島市の男女群島沖で領空侵犯したほか、測量艦1隻が鹿児島県沖の領海に侵入した。

また空母「遼寧」は9月18日、沖縄県の西表島と与那国島の間の接続水域を航行。

中国空母として初めて日本の接続水域を通過した。

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万博 空飛ぶクルマ 客乗れず 商用運航見送り

2024年09月27日 | 社会

2025年大阪・関西万博で、次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」の運航を計画する四つの事業者全てが、来場の一般客を乗せて飛ぶ商用運航を見送る見通しとなったことが9月25日、分かった。

いずれも操縦士だけが乗り込み、会場周辺を周遊するデモ飛行となる。

安全性を証明するための各国航空当局の許認可取得が難航しているのが理由だ。

空飛ぶクルマの商用運航が実現すれば日本初で、万博の目玉になると見込まれていた。

会期中の商用運航に繰り返し期待感を示してきた大阪府の吉村知事は9月25日、記者団に「お客さまを乗せて運ぶのが一番いいが、デモフライトでも空の移動革命に向けた大きな前進だ」と強調した。

運航事業者はANAホールディングス(HD)と米ジョビー・アビエーションのグループ、日本航空、丸紅、スカイドライブ。

丸紅とスカイドライブは既に商用運航の断念を表明しており、9月25日にはANAHDが見送ることが判明した。

日航は「関係者と調整中であり、決まり次第お知らせする」としており、週内にも見送りを発表する見通しだ。

日本国際博覧会協会(万博協会)や政府、大阪府、大阪市などは近く会議を開き、各事業者の準備状況を確認する。

大阪府の2023年12月のアンケートでは、万博への来場意向のきっかけとなる項目の首位が空飛ぶクルマで、パビリオンなどを上回っていた。

府は空飛ぶクルマの万博での商用運航実現を契機に、ビジネスを後押しする政策を展開。

2024年度当初予算では、離着陸場を整備する費用の補助といった関連事業に計3億9千万円を計上した。

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東大 授業料2割上げ決定

2024年09月26日 | 教育・人材育成

東大は9月24日、2025年度の学部入学者から年間授業料を2割に当たる約10万7千円引き上げ、64万2960円とすることを正式決定した。

値上げは2005年度以来20年ぶり。

経済的に厳しい学生に配慮するため、授業料減免の支援策も拡充する。

一部の学生や教員は引き上げに反対していた。

東大はホームページに公表した文書で、大学のグローバルな競争が激しくなる中、学修環境改善は「待つたなし」だと強調。

授業料はそのための「安定的・基盤的な資源」だとした。

2028年度末時点で13億5千万円の増収を見込み、学修支援システムなどデジタル環境の整備や海外留学のための奨学金などに充てる方針という。

在学生は対象外。

大学院は、修士課程で2029年度入学者から約10万7千円引き上げる一方、博士課程は経済状況に配慮し据え置く。

経済的支援策は、授業料全額免除の対象を現在の「世帯収入400万円以下の学部生」から「同600万円以下の学部と修士課程の学生」に拡大。

「同600万円超~900万円以下の学生」についても、状況に応じて一部免除する。

東大は「個別事情に配慮し、偶発的状況で免除資格を失いかねない学生の学修継続に最大限対処できる体制を整える」とした。

国立大授業料は文部科学省令で「標準額」が定められており、2005年度に53万5800円となって以降変わっていない。

大学の判断で2割まで増額でき、千葉大や一橋大など首都圏の7校が引き上げている。

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精神科訪問看護見直し 過剰請求問題受け調査

2024年09月25日 | 介護・福祉

精神科の訪問看護で一部の事業者が利益を目的に過剰な訪問をしているとされる問題を受け、厚生労働省は適正化に向け仕組みを見直す方針を固めた。

2024年度の科学研究費を使った特別事業で実態を調査し、次回26年度の診療報酬改定で実施する考え。

関係者への取材で9月23日、分かった。

精神科の訪問看護は精神、知的障害者らの自宅やグループホームを看護師らが訪ね、困り事の相談に乗って状態の悪化を防いだり、生活支援や服薬管理をしたりする。

最大手とされる「ファーストナース」など複数の事業者が利用者の必要度に関係なく訪問回数を増やし、診療報酬を得ていると指摘されている。

厚労省は訪問看護ステーションの基準見直しや報酬改定に調査結果を生かす考え。

過剰な訪問を是正する一方、利用者の状態に応じて適切な支援をしたり、対応が難しい利用者を他機関と連携して受け入れたりする場合は報酬面で評価する方向で検討されそうだ。

厚労省の特別研究事業は、年度途中に生じた課題に臨時で対応するのが目的。

精神科訪問看護に詳しい国立看護大学校の萱間真美校長を代表者として、7月に研究班を設置した。

実態調査は、(1)利用者の状態変化に応じてどのように訪問看護をしているか可視化する、(2)訪問看護の役割やプロセス、関係機関との連携態勢を整理する、(3)高い頻度で訪問する必要がある対象者を明確にするのが狙い。

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精神鑑定結果に専門医が「助言」 刑事事件再実施で変更も

2024年09月24日 | 司法、裁判

刑事事件の容疑者の責任能力を調べるため、精神鑑定が実施されるケースが近年増えている。

しかし鑑定結果が弁護側の見解と食い違う場合、弁護人が医学的に反論するのは難しいとされることから、国立精神・神経医療研究センター病院が「セカンドオピニオン」を提供する取り組みを始めた。

助言を受けて行われた再鑑定で別の疾患と診断され、無罪になった例もある。

精神鑑定には捜査段階で容疑者に行われる「起訴前鑑定」と起訴された被告が対象の「起訴後鑑定」がある。

司法統計によると2023年に鑑定が認められたのは計624件。

裁判員制度が導入された2009年の2倍近くとなり、大半が検察側の求めによる起訴前鑑定だった。

起訴前鑑定の結果と弁護人の主張が異なる例は少なくない。

同病院が2020年11月に始めた「司法精神医学コンサルティング」では、鑑定内容を専門医が分析。

十分な情報収集が行われたかや偏った診断をしていないかなどを検討し、弁護人に伝える。

今年8月末までに約20件の依頼を受けた。助言は客観的内容に限り、裁判の争点判断には踏み込まない。

ある弁護人は、一審で窃盗罪の実刑判決を受けた被告に認知症が疑われたことから、助言制度を活用し独自の鑑定を実施。

被告は二審で認知症の影響が認められて執行猶予判決を言い渡され、更生支援を受けられることになった。

「鑑定資料が不足している」などの助言で起訴後鑑定を請求した別の弁護人は「被告の人権を守る取り組みだ」と歓迎する。

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2050年 身寄りなし高齢者448万人 未婚化進展などで

2024年09月23日 | 少子・高齢化

65歳以上で配偶者と子など3親等以内の親族がいない「身寄りのない高齢者」が2050年に448万人となる見込みであることが、日本総合研究所の試算で9月21日分かった。

2024年は286万人の水準だが未婚化の進展などで1・5倍に膨らみ、2050年時点では高齢者の9人に1人程度を占める計算だ。

老後の施設入居や入院時に求められる身元保証人のほか、遺体の引き取り手がいない人が増える懸念がある。

身寄りのない高齢者を支援する民間サービスの利用が広がり相談件数も増えている。

政府はトラブル防止のため民間事業者が守るべき指針を作成。

一部の自治体では優良業者の認証制度をつくるなど対策強化が急務となっている。

試算は、国立社会保障・人口問題研究所による世帯数の将来推計などを基に実施した。

子がいない高齢者は2024年の459万人から、2050年には1032万人に倍増。

うち配偶者もいない人は、371万人から834万人に増える。

さらに3親等以内の親族もいない人を見ると、286万人から448万人に増加、高齢者全体(3900万人)の11・5%となる。

3親等以内の親族は民法上の扶養義務があり、自治体によっては遺体の引き取り手を探す際の照会先としている。

配偶者と3親等以内の親族がいない高齢者のうち、公的介護保険で要支援や要介護の認定を受けている人は34万人から59万人に増える。

医療や介護サービスの利用機会が多いのに身元保証人がおらず、不都合が生じやすいとみられる。

親族がいても関係が悪く頼れない場合もある。

同研究所の生活実態に関する調査から「いざというときにお金の援助を頼める親族がいない高齢者」を推計すると、2024年の790万人から2050年の890万人に増加する。

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中国 水産再開表明へ 日本 処理水採取を容認

2024年09月22日 | 外交

東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、日本政府と国際原子力機関(IAEA)が、IAEAの枠組みの下、中国も参加できる形でモニタリング(監視)体制を強化する方針を固めた。

政府は中国とも並行して協議しており、中国を含む第三国の役割を拡充し、海水や放出前の処理水の試料採取を容認する方向。

新たな監視体制を踏まえ、中国が日本産水産物の輸入を着実に再開させると表明する。

複数の外交筋が9月19日、明らかにした。

岸田首相とIAEAのグロッシ事務局長が9月20日に電話会談し、監視体制強化で合意する。

日本が求める禁輸措置の全面的な撤廃につながるかどうかが焦点となる。

中国は7月の日中外相会談などで「独立した試料採取」や「長期的な国際監視体制の構築」を求めてきた。

日本側は、IAEAを関与させる形であれば、日本の主権と調査の客観性、他国との公平性を保ちながら、中国の要請にも応えられるとみている。

処理水の海洋放出を受け、日本は国際社会の信頼を得るため、IAEAの指揮の下、第三国の専門家も参加し、各国の分析機関で結果を比較する体制を構築している。

外交筋によると、今後は試料の採取ポイントを増やしたり、中国など希望する第三国が海水や水産物などの試料採取に加わったりできるようにする。

中国は昨年8月の処理水放出開始を「核汚染水の放出強行」と非難し、日本産水産物の輸入を全面停止。

日本は科学的根拠に基づかない措置だと主張し、即時撤廃を求めてきた。

岸田首相と習近平国家主席は昨年11月の首脳会談で、建設的な態度で協議と対話を通じ、解決方法を見いだすと確認。

これに基づき、外交当局間や専門家間で協議を進めてきた。

日本は妥協してまで中国に輸出する必要があるのだろうか。

世界中に販路拡大を図っている最中であり、いつ手のひらを反す中国への輸出は、それなりに行えばよい。

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100歳以上9万5119人 54年連続増 女性88.3%

2024年09月21日 | 少子・高齢化

「敬老の日」(今年は9月16日)に合わせ、厚生労働省は9月17日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万5119人になったと発表した。

昨年から2980人増え54年連続で増加。

全体のうち女性が8万3958人と88・3%を占めた。

男性は1万1161人。

最高齢は兵庫県芦屋市の116歳女性だった。

老人福祉法で「老人の日」と定めた9月15日時点で100歳以上の高齢者の数を、1日時点の住民基本台帳を基に集計した。

昨年からの増加数は男性が625人、女性は2355人。

2024年度中に100歳になる人の人数は4万7888人(前年度比781人増)だった。

女性の最高齢は芦屋市の糸岡富子さんで、1908(明治41)年5月23日生まれの116歳。

男性は静岡県磐田市の水野清隆さんで、1914(大正3)年3月14日生まれの110歳。

人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は76・49人。

都道府県別では島根が12年連続最多で159・54人。

次いで高知が154・20人、鹿児島が130・73人だった。

埼玉が45・81人で最も少なかった。

100歳以上の高齢者は調査を始めた1963年は1.53人で、1981年に千人を突破。

1998年に1万人を超えた。

厚労省によると、2023年の日本人の平均寿命は女性が87・14歳、男性が81・09歳となり、3年ぶりに延びた。

新型コロナウイルス感染症による死亡数が減少したことなどが影響したとみられる。

厚労省担当者は「高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるよう、医療や介護などの社会保障施策の充実に努めたい」としている。

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選択的夫婦別姓 容認78% 「同姓も可能」

2024年09月20日 | 社会

共同通信が全国の都道府県知事と市区町村長に実施したアンケートで、夫婦が望めばそれぞれ結婚前の姓を使える「選択的夫婦別姓」を容認する回答が78%に上った。

9月15日集計した。

理由のトップは、別姓の強制ではなく夫婦同姓も可能だからだった。

反対は17%で、理由は「家族の一体感を損なう」が最も多かった。

夫婦別姓は9月27日投開票の自民党総裁選の争点にも浮上。

法案提出に意欲を示す候補もいる。

自治体トップの大半が前向きな姿勢を示す中、議論が活発化しそうだ。

民法が夫婦同姓を定め、根強い慣習から結婚後、男性の姓とする夫婦は多い。

アイデンティティーの喪失、キャリア形成や社会生活での支障を指摘する声もある。

アンケートは7~8月、47都道府県知事と1741市区町村長に実施。

93%に当たる1667人から回答を得た。

選択的夫婦別姓への賛否を尋ねると「認めるべきだと思う」が22%、「どちらかといえばそう思う」が56%。「どちらかといえばそう思わない」は14%、「そう思わない」は3%だった。

5%は「国が検討すべき事項」などとして、賛否を明確にしなかった。

容認の理由(複数回答)のトップは「強制ではなく、夫婦で同じ姓を名乗りたい人に不利益はない」で76%。

「結婚前と同じ姓で仕事を続けられるので、キャリア形成に支障がなくなる」が61%で続いた。

「女性が意に反して夫の姓に変えることがなくなり、夫婦の関係が対等に近づく≒戸籍や運転免許証、銀行口座などの変更手続きをせずに済む」が各37%だった。

反対の理由(複数回答)は「家族の一体感を損なう」が64%。

次いで「家族は同じ姓を名乗るのが自然」が39%、「夫婦の姓が異なると生活上不便が生じる」が32%、「子どもが理不尽な扱いを受ける」が30%だった。

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「土地境界地図」整備を本格化 務省災害時早期復興へ

2024年09月19日 | 社会

全国の法務局に保管され、土地の境界を正確に記した「登記所備え付け地図」について、法務省が来年度から10年計画で本格整備に乗り出す。

権利関係の早期特定につながり、災害時のスムーズな復興にも有用とされるが、都市部を中心に整備が進んでいなかった。

法務省は南海トラフ巨大地震や首都直下型地震に備え、全国の自治体から優先度などを聞き取り、月内にも計画案を策定する。

不動産登記法は、土地の区画を明確化して番号を付けた地図を法務局に備えると規定する。

法務省によると、昨年4月時点の全国の整備率は58%にとどまり、法務局別では東京23%、大阪16%と都市部が低い。

トップは佐賀の98%で、能登半島地震の被災地がある金沢は42%だった。

地図は市区町村の地籍調査や法務局の調査などに基づき、高い精度を誇るとされる。

地震や津波で土地の見た目に大きな変化が生じた際も、土地の範囲を正確に特定できるようになり、道路や建物の再建に役立つ。

土地売買時、境界線でトラブルことが何と多いか。

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私立大定員割れ6割 過去最高 文科省、再編策を検討

2024年09月18日 | 教育・人材育成

今春入学者が定員割れした四年制の私立大は59・2%に当たる354校で、前年度より5・9ポイント(34校)増えたことが9月13日、日本私立学校振興・共済事業団の2024年度調査で分かった。

少子化が主な要因で、記録が残る1989年度以降で最高。

文部科学省は経営が厳しい大学の再編策の検討を進めており、今後撤退が加速する可能性がある。

私大の定員全体に占める入学者の割合を示す定員充足率は、前年度より1・40ポイント下がり98・19%で過去最低。

全体の定員が1239人増えた一方、18歳入ロは3万3965人減となり、総入学者は5869人減った。

事業団は18歳人口の減少幅が大きくなったことや、大規模大への学生集中力どが定員割れ拡大につながったと分析している。

規模別では、定員3千人以上の大学の充足率は前年度から0・05ポイント上昇して103・71%になるなど、千人以上の区分で充足率が100%を超えた。

一方、千人未満の区分は70~90%台にとどまり、規模が小さくなるほど充足率が下がる傾向がみられた。

地域別では、東京や大阪とその周辺、愛知を合わせた三大都市圏の充足率がī・50ポイント減の99・87%だった。

100%を下回るのはデータのある2012年度以降で初。

その他の地域は1・06ポイント減の92・48%で、地方での減少が目立った。

私立短大は、272校のうち定員割れは91・5%の249校。

定員充足率は70・08%だった。

調査は募集停止中などを除く四年制私大598校の5月1日時点でのデータを集計した。

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がん新薬治験を開始 移植マウスで効果

2024年09月17日 | 医療

国立がん研究センターとエーザイは9月12日、新しい抗がん剤候補で胆道がんや子宮体がんなどを小さくする効果を確認したとして、医師主導治験を始めたと発表した。

さまざまな患者のがん組織を移植したマウスで、効率良く治験につながったという。

標準治療ができない患者が対象で、薬の安全性や有効性を確かめる。

同センターは創薬に活用するため、日本人のがんをそのまま移植した実験用マウスを作製し、現在651種を保管している。

組織の不均一性や遺伝子の特徴などが実際のがんの状態に近いため、従来の細胞株を使ったモデルよりも人での効果の予測精度が高いという。

エーザイは標的タンパク質を分解し、がんの増殖を抑える効果を目指す新薬を開発。

膵がんや胃がんを含む四つのがん種の移植マウス42モデルに投与すると、全体の38・1%、特に胆道がん58・3%、子宮体がん55・6%でがんが小さくなった。

DNA修復に関わるBRCAなどの遺伝子に異常があると効果が高いことも分かった。`

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自転車ヘルメット17% 地域差に課題

2024年09月16日 | 社会

全国の警察が7月、街頭で自転車利用者のヘルメット着用率を調べた結果、前年同期比3・5ポイント増の17・0%だったことが9月12日、警察庁のまとめで分かった。

都道府県別では最高の愛媛が69・3%、最低の大阪は5・5%で、地域差の解消が課題。

警察当局は9月21~30日の「秋の全国交通安全運動」でも重点項目として着用を呼びかける。

ヘルメット着用率の調査は、昨年4月の改正道交法施行で着用が努力義務となったことを受けて実施し、昨年7月に続いて2回目。

都道府県別では、独自に条例を定めるなどする愛媛が前回に続いて最多で、大分の48・3%、群馬の40・4%が続いた。

大阪に次いで低かったのは、千葉の6・5%、兵庫の7・7%だった。

前年比で最も増えたのは長野で、17・4ポイント増の34・7%だった。

2019~2023年に自転車乗中率に亡くなった1898人のうち、半数超の1023人が主に頭部を負傷。

同期間に頭部を負傷した人の致死率を比較すると、ヘルメット非着用者は着用者の約1・5倍に上っており、着用は重大事故防止に効果がある。

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