子どもの禁煙 医学的に支援(朝日新聞青森版 2004年6月9日)
未成年の喫煙問題が深刻化する中、小児科医の久芳康朗さん(41)が今春から院長を務める八戸市内の小児科クリニックで、子どもの禁煙を支援する「卒煙外来」を始めた。
診察したある男子生徒は、友達に誘われて吸い始め、やめられなくなっていた。会話を通じてタバコへの依存度を見ながらニコチンパッチを処方した。
「理由もなく吸い始める子どもは少ない。人間関係など、その子の周りの環境を知ることが大事です。禁煙に必要なのは単なる叱責ではなく、医学的な支援です」
子どもはタバコに依存するのも早いが、すぐに対処すれば禁煙もしやすいという。だが、親も喫煙者の場合、子どもだけやめさせるのは難しい。
「学校や家庭でもっとタバコの害について教育すべきです。卒煙支援はあくまで二次的なもの。今後も取り組みを続けたい」
未成年の喫煙問題が深刻化する中、小児科医の久芳康朗さん(41)が今春から院長を務める八戸市内の小児科クリニックで、子どもの禁煙を支援する「卒煙外来」を始めた。
診察したある男子生徒は、友達に誘われて吸い始め、やめられなくなっていた。会話を通じてタバコへの依存度を見ながらニコチンパッチを処方した。
「理由もなく吸い始める子どもは少ない。人間関係など、その子の周りの環境を知ることが大事です。禁煙に必要なのは単なる叱責ではなく、医学的な支援です」
子どもはタバコに依存するのも早いが、すぐに対処すれば禁煙もしやすいという。だが、親も喫煙者の場合、子どもだけやめさせるのは難しい。
「学校や家庭でもっとタバコの害について教育すべきです。卒煙支援はあくまで二次的なもの。今後も取り組みを続けたい」