踊る小児科医のblog

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太宰治も訪れた深浦町、合併でタバコ自販機撤去条例の行方は…

2004年06月29日 | 禁煙・防煙
#こんなコラムが毎日の地方版に載っていましたが、何度か読み直してみたけれども意図がつかめません。どうもこの記者が、太宰治と繋がりのある人を取材したことがあったということを言いたいだけで、わざわざ引用することもないのかもしれませんが(引用文の後に続く)、

書ちゃ食ちゃ寝:はがきとたばこ /青森
 深浦町を訪れた太宰治は東京の子供を思う。「ひょいと子供の面影が胸に飛び込む。私は立ち上って町の郵便局へ行き、葉書を一枚買って、東京の留守宅へ短いたよりを認めた」(「津軽」より)
 太宰にはがきを売った同町浜町の花松ふささんが先月4日に87歳で亡くなった。「はがきは1枚3銭。太宰は窓口の机でスラスラ書いて赤いポストに入れた。帰宅したら向かいの旅館の2階から海を眺めていた」とは生前にふささんから話を聞いた人の言葉。
 太宰との逸話を知らず、たばこ店主だったふささんに3年前、自販機撤去条例の取材で話を聞いたことがある。「そんなに自販機が悪いですか、自販機ばかり悪者扱いして」。ふささんは泣いた。
 ふささんが亡くなり町の屋外自販機も1台無くなった。(い)
毎日新聞 2004年6月25日

#問題は屋外タバコ自販機撤去条例で全国的に有名になった深浦町。西海岸三町村の枠組が壊れて、秋田県境の岩崎村との「新設」合併への法定協が設置されました。編入なら元の自治体の条例は残るけれど、新設だと全部新しくなる(まさか?)のでしょうか。岩崎村は白神山地・十二湖で有名な自然豊かな村。是非タバコ対策先進地としての青森県で数少ない全国に誇れる施策をドブに捨ててしまうことのないよう、情報収集につとめていきたいと思います。