踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

いま流行しているウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)について

2005年01月06日 | こども・小児科
この時期には毎年ウイルス性胃腸炎による嘔吐・下痢が流行しますが、主なウイルスとしては初冬のノロウイルス(旧称・SRSV)と厳冬期のロタウイルス、その他にアデノウイルスや多くのウイルスがあります。家庭でのケアについてはこれも毎年繰り返していることですが、最初の半日の「吐いたら飲むな」が最も大切で、ここを乗り切ればほとんどの方は下痢しながらも治っていってくれます。詳しくは、院内報の、

吐いたらすぐ点滴? それとも痛くない治療で治しますか?(くば小児科クリニック院内報 2004年11月号)

や、病気とケアのページの、

ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)のケア
下痢と嘔吐

などをご覧下さい。ノロウイルスは通常の感染とは別に「食中毒」で発症することがあり注意が必要です。

ノロウイルス食中毒の予防に関するQ&A(厚労省)