レシピは、じゃがいもの空揚げ=フライドポテト別名ポテトフライ
またの名はフレンチフライです。その名前からフランスが元祖の
ように感じますが、ベルギーが始まり・・1680年ごろと言います。
国を流れるムーズ河流域の人々は、河から小魚をとり油で揚げ
て食べていました。その年、河が凍結して魚がとれず、代わりに
じゃがいもを細く切ってフライにし、小魚を偲んだのが始まり・・・
いらい、隣接のフランス北部にひろがり、ヨーロッパからアメリカ
へとひろまりました。日本では昭和41年に森下仁丹の子会社が
北海道で製造したのがはじまりとききました。
ある飲み会でのこと、同席の友人がフライドポテトを「うまい!」
といって食べている・・・聞けば「じゃがいもが好き」といいます。
辛党の彼にイモ類は不似合い・・と思ったのは私の独断でした。
私もじゃがいもが好き・・それも変りダネを栽培するのが好きで、
今年も10種類植えました。いま、国内の品種は130種あります。
毎年10種植えてもあと13年はかかる・・・前途遼遠であります。
追伸・・前回レシピ「りんごとにんじんのサラダ」に使う生の人参は
ビタミンCを壊すときいたが?と質問がありました。たしかにナマの
人参にはアスコルビナーゼと言う酵素がありビタミンCを壊します。
この酵素は酸と熱に弱い・・レシピにはワインビネガーを使うので
その心配はありません。ただ、酸が多いと、今度はカロテンを壊す
というので、酢は控えめになさってください。
スーパーでフライドポテト用のじゃがいもをみつけました。1パック4~5こ入りが200円・・・袋には
フライドポテトに最適な芋「ホッカイコガネ」・・・と印刷してありました。2パック買い求め、芽が出る
頭のほうは切り取ってタネイモ用にします。残った芋を、二通りの味のフライドポテトにしてみました。
材料
じゃがいも 4こ 500g
しお 少々 味つけ用
ドライパセリ 少々
クレイジーソルト 少々
あじ塩 少々
サラダオイル 2リットル
作り方
じゃがいもは皮つきのまま半月か、またはくし型に切る。
大きさは、半月なら7~8ミリの厚さ、くし型にするなら
14~15ミリの厚さにする・・・ここまでは共通・・・です。
フライの前に、その1・その2・・いずれかの準備をします。
その1は・・・塩茹でにする
舐めて、しおっぱいくらいの塩水を火にかけ、じゃがいもを
4~5分茹で、半煮えくらいで、ザルに揚げて水分をとばす。
水気を、ペーパーか布巾でふきとり、170度の油で揚げる。
揚げ方は・・・2度揚げにする
火が通り、じゃがいもが浮いてきたら、いったん引き上げる。
すのこか、ペーパーに広げる・・しばらくおくと、じっとりとなる。
油の温度を180~200度に高め、揚げたじゃがいもを入れる。
高温で揚げるので、じゃがいもの表面に膜が焼きつき、中の
水分を閉じ込めるのでジューシーに、表面はカリッと揚がる。
その2・塩味をつけてレンジにかける
切ったじゃがいもを、塩水に漬けてしばらくおいてザルに上げ、
水分をふき取ってレンジにかける。時間は、3分~5分くらい。
あとのあげ方は、その1.とおなじです。
熱いうちに味をつける
その1は・・・ドライパセリとクレイジーソルトを振る。
その2は・・・シンプルに味塩を振るだけ。
そのほか・・・クレイジーソルト単用か、ガーリックソルトなど
好みの味にする。濃い味や刺激がつよいものは不向きです。