男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

玉子焼き・・えび入り

2013年12月13日 | 肉類・たまご
えびのすり身を入れた玉子焼きです。回転ずしでないお寿司屋さんが、腕によりをかけて作る
のが、えび入りの玉子焼きです。お寿司屋さんは活けの芝エビを叩いて玉子に混ぜる・・と聞き
ます。レシピはブラックタイガーにしますが、普通の玉子焼きより一味おいしいのができました。


材 料 玉子 8こ 450g
出汁 大さじ 2 20cc

えびすり身 えび 6尾 100g
出汁 大さじ 2 20cc
さとう 大さじ 3 10g
日本酒 大さじ 1 20cc
味しお 小さじ 1/4 1g

オイル 適宜

作り方 えびすり身を作る
ブラックタイガーの皮を剥き、2枚に開いて
背ワタをとり、出刃の峯と刃で細かく叩く。
次に、すり鉢に移し、すりこぎですりつぶす。
・・すり鉢のままで作業する・・

えびすり身を煮る
味つけしてすりつぶしたえびをフライパンに入れ
中火にかけてかき混ぜながら煮る。
全体が煮えたらえび摺り身が固まってくるので
火からおろし、再びすり鉢に入れてすりつぶす。
・・この段階では、えびすり身が団子状になって
玉子に混ぜにくい・・えびを細かくした方がおいしい・・

卵液をつくる
玉子を割りほぐし、出汁大さじ2とえび摺り身を加えて
よくかき混ぜる。

玉子を焼く
あとは、普通の玉子焼きの要領で巻き焼きする。
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塩鯖と大根の清し汁

2013年12月13日 | だし・調味料・スープ類

レシピは汁物二つです。一つは「塩鯖と大根の清まし汁です。これは辻嘉一さんの著書「懐石」を
参考にしました。このページに辻さんは次のように書いています。

これは、俗に船場汁と呼ばれる汁です。商都大阪の問屋街船場で生まれ、塩鯖と大根の相性を
巧みに生かした汁として有名ですが、もともとは大阪商人のしたたかな経済観念が発明した廃物
利用の惣菜で、刺身や鯖ずしなどを作ったあとの、残りの骨を活用したのが始まりです(懐石97P)。

刺身にできる活け鯖をおろして作った塩鯖と、冬の加賀野菜「源助大根」でつくる船場汁は、懐石
料理の椀物の一つであります。作ってみて食べた感想は、おいしいことは間違いありませんが、
上品すぎる。魚の旨味は骨からしみでる・・と言いますが、船場汁は塩鯖の頭や骨を煮出して作る
方が私の口に合っています。とは言っても上品な船場汁もなかなかのものでした。

もう一つは「油焼き豆腐の赤出汁」です。これは倉阪鬼一郎著「小料理のどか屋人情帖夢のれん」
から頂きました。作り方は・・「豆腐と葱だけですぐできる赤だしだが、これがまた、うなるほどうまい」
と前置きして作り方を伝授します。油を引いて、豆腐の片面だけをこんがり焼く。その焼き目のつい
たほうを上にして椀に盛り、あつあつの赤だしをひたひたになるほどに張る・・とあります。

筆者はこのあと、「仕上げは小口切りにした葱だ」と書いています。それもおいしいと思いますが、
100%の受け売りでは面白くない・・そう考え、レシピはわたくし好みの辛子を吸い口にしました。

ブックオフなど古本屋を渉猟しますが、料理に関するものが目に留まります。時代小説で主人公が
料理人で、捕り物がシリーズになっている本が複数あるのを発見しました。いま、読んでいるのは、
和田はつ子著「料理人季蔵捕物控」、高田郁著「みおつくし料理帖」、倉阪鬼一郎著「小料理のどか
屋人情帖」、小早川涼著「包丁人侍事件帖」などです。

巻末に、料理の参考文献を明示したり、作品中の料理のレシピを紹介したりで、捕り物のと料理本
とを兼ね備えていて、ダブルで楽しんでいます。料理というもの・・本当に楽しいものであります。

船場汁を上品に仕立てた清し汁です。船場汁と言えば、鯖の頭、中骨、腹骨など捨てものの
アラと大根で作る清し汁です。レシピは上等な船場汁。塩鯖の上身でも一番に上品な中ほど
の二切れだけで作りました。大根は煮ておいしい源助を使う・・こだわりの贅沢な船場汁です。


材 料 塩鯖切り身 2切れ 140g
大根 3cm 30g
出汁昆布 3cm
水 2カップ強 400cc
淡口 少々
胡椒 少々

作り方 塩鯖の下こしらえ
塩鯖は中骨のない上身を使う。
中ほど6センチを切りとり、二切れに
切り分ける。切り身に浅い切り込みを
二筋入れる。

大根の下こしらえ
大根を3mm厚さの短冊に切り、柔ら
かくなるまで茹でておく。

塩鯖と大根の清し汁を作る
出汁昆布と水を鍋に入れ火にかける。
沸き立つ前に昆布を引き上げる。
塩鯖を入れ、中火でゆっくり煮る。
仕上げに淡口を落としてできあがり。

吸い口は胡椒が必須
この清まし二は、ネギとか柚子などは
使わず胡椒に限る・・と言います。
塩鯖のような久瀬の強い具材には、
刺激が強い胡椒が合うのでしょう。
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