男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

あなごめし(焼き穴子の丼)

2008年05月19日 | ご飯類
これから7月にかけては、あなごの旬です。
あなごと言えば、煮て良し、焼いて良し、てんぷらに良し,6月の食材で最高ですね。 あと「はも」も良くなります。

今回レシピは「あなごめし」と題しましたが「焼きあなごの丼」です。
ご飯ものとして「あなごチラシ」のおすしもよろしいですね。

近頃、良いあなごが少なくなり、値段もずいぶん高くなりました。
郷里山口県の実家にいるころ、出売りに来る魚屋さんのあなごは安いものでした。
田舎の魚屋さんは一尾買いでした。鯛でも、鯖・鯵でも、あなご・はもでも魚の大小を問わず、調理はしてくれません。

あなご・はもは、自分で目打ちをして魚体を裂いて、はもなら下手ながら骨切りをしていました。これが私が高校生のころ、そのころから魚料理が好きで好きでたまりませんでした。魚つりの成果で釣ってきた鰻を自分で裂いて、蒲焼を作ったのは中学生のころでした。

今の孫たちはそんな楽しみを知らず、受験勉強に追われて、ほんとにかわいそうです。

ところで、うなぎとあなごの値段を比べると、あなごの方がはるかに高い・・・と思います。鰻は1尾あればうな丼が出来ますが、あなごは大きさにもよりますが、少なくとも2尾は要る、レシピのように細手のものなら3尾は必要です。

値段はともかく、播磨沖で獲れた細手のあなごを焼いた丼は申し分なく美味でした。でもやはり宮島口の「うえののあなごめし」に1日の長があるように思いました。
  

あなごめし・・・と言えばJR山陽本線「宮島口」の駅弁「うえののあなごめし」が絶品です。ここのアナゴは大野瀬戸のアナゴ(それも余り大きくない、1尾50~60gまでのもの)を焼いたのをそぎ切りにして丼にビッシリと並べてあり、焼きアナゴの香りと味が評判を呼んでいます。
ご飯には少しもち米が入れてあるような気がします。
山口の実家には車であと1時間の距離、里帰りするときにここで遅い昼食にしたものでした。いつ行っても、行列で待ち時間は昼時なら30分は待ちますが、それだけの値打ちがあると思います。
 今回のアナゴは、正真正銘の播磨沖のアナゴ(1尾50g・・一番手ごろのもの)でしたが、焼き上がりは「うえの」には及びもつきませんでした。でも素材にたすけられて美味しくいただきました。

材料
  ご飯  300g
  穴子  6尾300g
アナゴのたれ
  日本酒    大さじ  4杯
  みりん    大さじ  2杯
  出汁醤油    大さじ  3杯
  砂糖    大さじ  1杯
ご飯のたれ
  日本酒    大さじ  4杯
  水    大さじ  4杯
  みりん    大さじ  2杯
  出汁醤油    大さじ  3杯
作り方
「焼きアナゴのたれ」の調味料全部を合わせ、良く混ぜておく。
アナゴはガスレンジのグリルで焼くが、コンロにアルミホイルをしいて焼けば汚れが少ない。
(炭火で焼くのがベストだが、時間がかかるし一般的でないので、ガスコンロにしました。)
一度両面を白焼きして、アナゴを「焼きたれ」に浸して焼く(3回くらい繰り返す)。

焼きあがったらトレーに移し、冷めてから頭と尻尾を切り取る。
焼きあなごは2.5~3センチくらいのそぎ切りにする。

頭と尻尾を小鍋に入れ、「ご飯たれ」の調味料全部と、焼きたれの残りを加え、中火で7~8分かけて煮る(味見して足りない調味料を加えて味を調える。)
小鍋の中の「アナゴの頭と尻尾」を網杓子ですくい取る。

温かいご飯を丼に盛り、ご飯たれを大さじ2~3杯、ご飯に均等にふりかけ、たれとご飯を箸でかき混ぜて平らにならし、ご飯の上に焼きアナゴをのせる。
薬味は不要ですが、「おろしわさび」を一つまみ乗せる(練りわさびは止します)と上品になります。

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