
しそはヒマラヤ・ビルマ・中国が原産、日本には中国から伝わりました。
漢字で書くと「紫蘇」。語原は、シソを煎じた「紫色」の薬を用いたところ、
重病人がたちまち「蘇った」ことから、「紫蘇」の名がついたと言います。
ころは、後漢末期というから、西暦200年ごろのことでした。
しそには赤しそと青しそがあり、平たい葉っぱと縮れた葉っぱの二通り
あります。畑に植えておくと、毎年こぼれ種から自然発芽する・・それを
定植するので、タネマキなどが無用で、つくりやすい作物です。今年は
ほかの作物同様生育がよく、きれいな葉っぱがたくさんとれました。
近所のかたが「しそジュース」をつくりたい・・というので、たっぷりとさし
上げ、うちでもジュースと「しそ酒」を仕込みました。シソジュース作りは
昨年からですが、シソ酒はことしが初めて。できあがりは12月ごろです。
これがうまくできたら、レシピにしてお送りします。
しその葉のよい保存法がないものか・・と、ネット検索したら醤油漬けが
みつかりました。ゴワゴワした分厚い葉は、生でたべるには口ざわりが
悪く不向きですが、醤油漬けにすると一変し、粋なシソ漬けになります。
温かいごはんをくるんで食べるとおいしいし、冷奴の相手にもよろしい。
手近にしそが植わっていて、葉がたくさんとれるなら参考にしてください。
青しその葉・・関西では大葉とも言う・・を醤油に漬けました。8月も下旬のころから、しその葉に虫喰いが
目立ちはじめます。今年はことのほか生育がよく、たくさん収穫できました。しそ酒としそジュースに大量を
使いましたが、醤油漬けもその一つです。手のひらほどの葉は1枚が1.5g、それを200枚漬けました。
材 料 しその葉 200枚
濃口醤油 30cc
創味つゆ 20cc
作り方 濃口醤油と創味つゆをあわせ、
混ぜ合わせておく。
しその葉を水洗いして乾かす
しその葉を水洗いしてザルにあげ、水気を切る。
・・・このあと、冷蔵庫にいれて水気をとばす・・・
しその葉は、今の時節、常温におくとクタッとなり、
いろも黒ずんでしまう。平らなうつわにひろげて、
冷蔵庫に1日おくと、きれいに乾く。
面倒でなければ・・・広げたタオルに1枚ずつおき、
上からフキンで押さえて水気をとってもよい。
しその葉を醤油に漬ける
・・・醤油の量は、少ないほうがきれいに漬かる・・・
・・・乾かしたしそを三つに分けて、3回漬ける・・・
底の広い容器に漬けるが、四角なタッパーでよい。
容器にしょうゆ小さじ1をいれ、そのうえにしそを
1枚ずつ詰めこむ・・7~8枚ごとに、醤油小さじ1を、
葉のあいだに注いで、押さえつけながら漬けていく。
1回分・1/3量を漬けたら、そのままのかたちで
一旦とりだし、裏返して、ボールにうつす。
・・・つまり、ここで天地を逆にします・・・
あと、2回おなじ作業をくりかえし、しその葉の
かたまり三つをかさねたまま、容器におさめる。
醤油の量は、グッとおさえてしみ出るほどにする。
上からラップで押さえて、冷蔵保存します。
2日目くらいから食べられ1か月はもちます。
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