
ガンボは、英語・フランス語でオクラを意味し、もともとはアフリカから
渡ったもの、奴隷としてアメリカに連行された黒人がもちこんだ・・と
いいます。原産地はエチオピアあたりで、エジプトでは2千年前から
栽培されてきたそうです。オクラといえば、ペンタゴンと同じ5角形を
思い浮かべますが、近年、丸いものや赤紫色のが開発されました。
はたけに、豊産種の丸オクラを20本うえました。それがいま、実りの
最盛期をむかえ、毎朝30ことれる・・連日のことです。いろんな食べ
かたで食べ、近所にも配りますが、在庫は減りません。で、思いつい
たのがオクラを大量につかう「ガンボ」をつくることです。今回使った
のは300g、数にして60こくらい、おかげで在庫は一掃できました。
わが家は二人ともこれが大好き。この料理を教えてくれた宣教師の
お宅からガンボをつくった、それも父と二人の子の3人がつくった・・と
言ってとどけてくれたことがあります。ガンボのように手が込んだ料理
を、お父さんと子どもたちで作ったことに感心し、食べるとこれがじつに
おいしいのにびっくりもしました。
レシピの材料をみて分かるように、野菜・魚介・肉類とバランスがよく、
塩分は、レシピの総量で10gほどと、健康志向の料理です。ルウの
熱量が気になるときは、ルウの量を減らすか、オクラのトロミだけでも
おいしくできあがります。いまが旬のオクラを使って、楽しんでください。
ガンボは、アメリカ・ルイジアナ州・ニューオーリンズの郷土料理です。ガンボはフランス語で言うオクラのことで、
ルイジアナが、そのむかしフランス領だったころのなごりです。この料理はルウが決め手・といいますが、オクラが
たくさん入るので、ルウがなくてもトロミはつきます。食べてみると、あとを引くおいしさで、夏にピッタリな料理です。
ブラウンルウを作る 以下材料は6~8人分です
材 料 サラダオイル 100g 小麦粉
作り方 厚手の鉄なべにオイルを入れて温め、小麦粉を加え、へらを使ってかき混ぜる。
火は中火~弱火。できあがりまで30~40分。弱火以下でつくれば失敗はない。
ルウがブラウン色に近づいたら、火を止めて余熱で仕上げ、そのまま冷ます。
ガンボを作る
材料(野菜) にんにく 2かけ みじん切りにする
玉ねぎ 中 1こ 同
セロリ 中 1本 2cm角に切る
ピーマン 5こ 同
にんじん 1/2本 同
オクラ 500g へたと先をとり2つに切る
トマト缶 1缶
魚介・肉 フランクフルト 3本 2cm巾に切る
とり・むね肉 300g 3センチ大に切りわける
剥きエビ 350g
スープ チキンブイヨン 3~4こ
水 700cc
香辛料 ローリエ 2~3枚
クミン 小さじ 1
ケイジャン・シーズニング 小さじ 1~3
ピリ辛が好きなら3杯以上、苦手なら2杯以下
作り方 厚手の深鍋にオイル大さじ2を入れ、みじん切り
のにんにくと玉ねぎがすきとおるまで炒める。
次にセロリ・人参・ピーマンととり肉を加えて炒め、
水4カップと、チキンブイヨンとローリエを入れる。
つぎに、トマトとオクラ、エビとソーセージを加える。
さらに、ケイジャン・シーズニングとクミンを加える。
全体がなじんだら、ルウを加え30分くらい煮込む。
食べ方 そのまま食べてもおいしいが、ライスカレーのように
ごはんにかけて食べるのが、一番おいしい。
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