牛タンと言えば焼肉店で、塩タン焼きを思い浮かべますが、
レシピは牛タン1本丸々を煮込んだシチューです。
出来あがりまで時間はかかりますが、材料が揃い手間をかければ
むずかしいようですが、案外と簡単にできあがる料理です。
タンシチューは私の得意料理の一つですが、ここ5~6年のあいだ
遠ざかっていました。アメリカンビーフの狂牛病騒ぎで輸入がストップ
したため、牛タンが入手し難くなったからです。
それまでは、米国産の冷凍ものや、国内産の生タンブロックが
店頭に並んでいたのに、騒ぎ以来すっかり姿をひそめました。
大阪・淀屋橋の近く、アメリカ領事館裏の「モリタ」というシチューなど
煮込み料理のおいしい店があります。
メモリアルデーに、この店のタンシチューを食べに行く事にして予約を
入れたら、「タンシチューはハーフにしてください」と言います。
どういうことかと聞いてみたら、「牛タンの確保が難しく、1人前の量を
さしあげられないので、半人分で勘弁してください」と言うことでした。
そのときに出されたのが、半人前づつの「タン&ビーフシチュー」です。
それ以来、タンシチューは作りもしないし、食べてもいませんでした。
なにしろ外国産でも1キロ8千円すると聞いては、作る気になれません。
昨年12月、中央市場の行きつけの魚屋で聞いたら、市場の別棟に
肉屋も鳥肉屋もあると言うので、その足でのぞいてみました。
「牛タンブロックある?、キロなんぼ?」・・これが市場での聞き方です。
こたえはすぐに帰ってきて「キロ、4000円」という返事でした。
1本注文したら850g、ちょっと小さいが取り合えず「ゲット」して
冷凍庫に入れて年明けにつくることにしました。
8人分作る気なので、これだけでは心もとないと思い牛ブロック肉を
一緒に煮込むことにしました。「モリタ」のを参考にしたしだいです。
6年ぶりでしたが、タンシチューの作り方は、忘れていませんでした。
しっとりした濃厚な旨味のタンと、ぱさつき気味の牛肉の味を比べて
みて、タンのおいしさが良くわかりました。
以来、5回も牛タンだけを買いに行ったので、顔を覚えられました。
いつ行っても牛タンしか買わないので、お店のおかみさんは、
私のことを「牛タンが好きなお客」とでも思っていることでしょう。
先日、娘むこが買い置きのタンを1本使って「茹でタン」を作って
くれました。食べたみんながおいしいと言いました。
作り方は、そのうち、レシピに書いてお送りします。
5年ぶりに、タンシチューをつくりました。目先をかえてビーフと一緒に煮ました。タンが苦手と言う人がいたら・・・との
配慮からでしたが、全員タンがOKでした。自作のタンシチューは、ほんとうに久しぶりでしたが、おいしく出来ました。
タン&ビーフシチュー
ボイル用材料
牛タンブロック 1本 850g ローリエ 3枚
ビーフブロック 400g ブーケガルニ 1こ
玉ねぎ 1こ 250g パセリの軸 4~5本
にんじん 1本半 250g にんにく 2かけ25g
セロリ 1本 150g 水 4リットル
煮込み用材料
玉ねぎ 2こ(400g) にんじん 2本(300g) セロリ2本(200g)
チキンブイヨン 2こ 8g 小麦粉 大さじ4
赤ワイン 400cc 黒こしょう 小さじ1/2
デミグラスソース 400cc オイル 大さじ3
作り方・ボイルする
牛タンを6時間、流水に漬けて血抜きをする(写真②)。
玉ねぎ、にんじん、セロリは3~4cm大の乱切りにする。
にんにくは半分にして芽をとっておく。
鍋に、水、タン、野菜全部と、ローリエ、ブーケ、パセリを入れて、
強火にかけ、沸騰したら弱火にして、2~4時間じっくりと煮込む。
タンに箸を刺して、スッと通れば火を止めてそのまま冷ます。
寒い時季なら常温で、暖かいときなら鍋ごと冷蔵庫に一晩おく。
鍋の表面に固まった脂を(写真③)、網杓子でこしとる。
こしとったあぶらは65g(写真④)、これだけで611㎉です。
タンを焼く
鍋からタンを引きあげ、紙で水分をふきとり、全体に粉をまぶす。
牛肉には、黒胡椒をふってなじませたあと、これにも粉をまぶす。
熱したフライパンで、肉とタンの表面をきつね色にムラなく焼く。
本格煮込み
鍋の野菜を引きあげ、金網でこすかミキサーにかけて煮汁に戻す。
玉ねぎ、にんじん、セロリは皮むきして、4~5cm大に切る。
焼いたタンと牛肉・野菜全部とブイヨン、デミグラス、ワインを鍋に入れ、
中火にかけて、アクを取りながら煮汁が1/3になるまで煮込む(写真⑧)。
途中で、煮えた野菜を引き上げる・・・煮くずれを防ぐためです。
煮汁にとろみがでて、タンと肉が煮くずれる前に火をとめる。
煮汁はルウのようなとろみのある、濃厚なソースにしあがります。
できあがり
先に引き上げた野菜を鍋にもどして温めて、タンとビーフを引き上げ、
食べよい大きさに切り分けて器に盛りつけ、野菜を添える(写真⑨)。
できたその日に食べるより、一晩おくと旨味が増すような気がします。
レシピは牛タン1本丸々を煮込んだシチューです。
出来あがりまで時間はかかりますが、材料が揃い手間をかければ
むずかしいようですが、案外と簡単にできあがる料理です。
タンシチューは私の得意料理の一つですが、ここ5~6年のあいだ
遠ざかっていました。アメリカンビーフの狂牛病騒ぎで輸入がストップ
したため、牛タンが入手し難くなったからです。
それまでは、米国産の冷凍ものや、国内産の生タンブロックが
店頭に並んでいたのに、騒ぎ以来すっかり姿をひそめました。
大阪・淀屋橋の近く、アメリカ領事館裏の「モリタ」というシチューなど
煮込み料理のおいしい店があります。
メモリアルデーに、この店のタンシチューを食べに行く事にして予約を
入れたら、「タンシチューはハーフにしてください」と言います。
どういうことかと聞いてみたら、「牛タンの確保が難しく、1人前の量を
さしあげられないので、半人分で勘弁してください」と言うことでした。
そのときに出されたのが、半人前づつの「タン&ビーフシチュー」です。
それ以来、タンシチューは作りもしないし、食べてもいませんでした。
なにしろ外国産でも1キロ8千円すると聞いては、作る気になれません。
昨年12月、中央市場の行きつけの魚屋で聞いたら、市場の別棟に
肉屋も鳥肉屋もあると言うので、その足でのぞいてみました。
「牛タンブロックある?、キロなんぼ?」・・これが市場での聞き方です。
こたえはすぐに帰ってきて「キロ、4000円」という返事でした。
1本注文したら850g、ちょっと小さいが取り合えず「ゲット」して
冷凍庫に入れて年明けにつくることにしました。
8人分作る気なので、これだけでは心もとないと思い牛ブロック肉を
一緒に煮込むことにしました。「モリタ」のを参考にしたしだいです。
6年ぶりでしたが、タンシチューの作り方は、忘れていませんでした。
しっとりした濃厚な旨味のタンと、ぱさつき気味の牛肉の味を比べて
みて、タンのおいしさが良くわかりました。
以来、5回も牛タンだけを買いに行ったので、顔を覚えられました。
いつ行っても牛タンしか買わないので、お店のおかみさんは、
私のことを「牛タンが好きなお客」とでも思っていることでしょう。
先日、娘むこが買い置きのタンを1本使って「茹でタン」を作って
くれました。食べたみんながおいしいと言いました。
作り方は、そのうち、レシピに書いてお送りします。
5年ぶりに、タンシチューをつくりました。目先をかえてビーフと一緒に煮ました。タンが苦手と言う人がいたら・・・との
配慮からでしたが、全員タンがOKでした。自作のタンシチューは、ほんとうに久しぶりでしたが、おいしく出来ました。
タン&ビーフシチュー
ボイル用材料
牛タンブロック 1本 850g ローリエ 3枚
ビーフブロック 400g ブーケガルニ 1こ
玉ねぎ 1こ 250g パセリの軸 4~5本
にんじん 1本半 250g にんにく 2かけ25g
セロリ 1本 150g 水 4リットル
煮込み用材料
玉ねぎ 2こ(400g) にんじん 2本(300g) セロリ2本(200g)
チキンブイヨン 2こ 8g 小麦粉 大さじ4
赤ワイン 400cc 黒こしょう 小さじ1/2
デミグラスソース 400cc オイル 大さじ3
作り方・ボイルする
牛タンを6時間、流水に漬けて血抜きをする(写真②)。
玉ねぎ、にんじん、セロリは3~4cm大の乱切りにする。
にんにくは半分にして芽をとっておく。
鍋に、水、タン、野菜全部と、ローリエ、ブーケ、パセリを入れて、
強火にかけ、沸騰したら弱火にして、2~4時間じっくりと煮込む。
タンに箸を刺して、スッと通れば火を止めてそのまま冷ます。
寒い時季なら常温で、暖かいときなら鍋ごと冷蔵庫に一晩おく。
鍋の表面に固まった脂を(写真③)、網杓子でこしとる。
こしとったあぶらは65g(写真④)、これだけで611㎉です。
タンを焼く
鍋からタンを引きあげ、紙で水分をふきとり、全体に粉をまぶす。
牛肉には、黒胡椒をふってなじませたあと、これにも粉をまぶす。
熱したフライパンで、肉とタンの表面をきつね色にムラなく焼く。
本格煮込み
鍋の野菜を引きあげ、金網でこすかミキサーにかけて煮汁に戻す。
玉ねぎ、にんじん、セロリは皮むきして、4~5cm大に切る。
焼いたタンと牛肉・野菜全部とブイヨン、デミグラス、ワインを鍋に入れ、
中火にかけて、アクを取りながら煮汁が1/3になるまで煮込む(写真⑧)。
途中で、煮えた野菜を引き上げる・・・煮くずれを防ぐためです。
煮汁にとろみがでて、タンと肉が煮くずれる前に火をとめる。
煮汁はルウのようなとろみのある、濃厚なソースにしあがります。
できあがり
先に引き上げた野菜を鍋にもどして温めて、タンとビーフを引き上げ、
食べよい大きさに切り分けて器に盛りつけ、野菜を添える(写真⑨)。
できたその日に食べるより、一晩おくと旨味が増すような気がします。
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